pro pa GUN パラフォーリアル
前書き?
いや先に書いてるのですから先駆けではないです?
あぁ、どうでもいい? ならいいです、私は別に正直どうとも思いませんから
ですが多少のイラつきは後味残します。
「んぁ? あぁ、そう、ね」
昨夜のエンジェルとデビルとの攻防から、やがて私達僕達はまた惚けた頭で
何かを舐る。
「はぁいエンジェル」
エンジェルは、僕の隠されたアーキテクスチャを曝け出して、猛然と騒然
アンタでかくなったわねなんて叫ばれる、やめてよ恥ずかしいじゃないですか、もう
「はぁいデビル」
エンジェルとデビル、私達僕達はいつしか真人間どもからそう呼ばれており
その曖昧不特定の呼称を銘記された私達僕達は、なんとなくそれらを仕様として使用の範疇へ
多々数多幾多或る検査を超えて適用されているのかといわれるとそうではなく
本当に、唯純に鈍になんとなく使っているだけ
「エンジェル、今日の口づけ、しない?」
唐突の接吻を刻めば、空のネオンが僕たち私達に焦点を当て一挙に降り注げられた。
下から上へ上から下へ
エレベーター式の様に照らしていく
今日の暗闇常闇は、私達僕達を照らす常夜光では、そのままの存在らしい。
ありのままの暗闇、この街には、いつも在る。
本当なら、私達僕達がいつも照らしてこの街はそのオブラートを剥離
させているから異観なはずなのだけど、どうやら今日はダメらしい
ブーン ブーン ブゥゥゥゥン
荒々しいエンジン音、掃き溜めダストボックスを連想させるがガソリンの臭気瘴気
「正気? ねぇ、正気なの? ネェってばぁ」
デビルが焦らすエンジェルに向かって、問い掛ける。
デビルはこの時間帯、これらthoseの車体の内部サウンドを聞けば
アールピージーのCPUの様に決まってこのセリフを空に飛ばす
そらに、くうに鳴く啼く哭く
そうして、ああしてどうして? 僕達私達はこう還元
「正気だよ、いつだってどこでだって僕はいつでも鐘着だよ」
そうすると、一二時の警鐘が継承/だがそれらは軽症形象
偽りのファルス、そうしてまた
エンジェルとデビルは口づけを交わし躱し
メタコテージ最上階に光が灯される
上から下に左右西走に東奔に網目状に結ばれてゆく光の連鎖
連鎖連鎖紡がれ紡がれてゆく
「病めて、まむしい、眩しいよ」
エンジェルがデビルに? いやデビルがエンジェルに?
阿鼻する、けれどエンジェルとデビルは同一生命体運命共同体であるから
にして互いが違いしているわけではない、他害もないので互いどうでもいいと思っている。
台詞台詞の連結連結が意味を為さない成しているようで生していない。
「あぁ、ダメ。ちょっと、もぉ…ダメ…ダァメ、来た」
エンジェルがデビルの口元に人差し指を当て、お預けの合図
お預け、お預けのポーズにデビルはたまらず恍惚の表情を浮かべる
けれどだけれど、デビルは恍惚を浮かべながら同時に蕩けてもいる、誉れ
ブゥゥゥゥン ヴォォォォォン ヴォン
何か急き立てるような堰止めなんて知らない様な相変わらず
瘴気臭気を発する車帯の行き交いがメタコテージ最上階下駐車場にて騒ぎ立てる
―喧騒 ―鈍葬 ―敗走 ―轟声―
誰か彼か彼女かどうかは定かではない人物の嬌声が錯綜
突如、闇に紛れ間切れ塗れた人物らが最上階に向かい雄叫びをあげ訴える
刃物/灰色の細長い長物/黒金の様相/暗色に染められた着物/
纏い纏う人物らは、ネオンが光り輝き星空生きる流れ流れの蒼穹へ飛空
―何がしたいの?
問い掛ける間もなく、人物らは次々へと次々に仄赤い仄蒼い仄暗い
生存するクレッセントムーンが視認できる空へと跳んでゆく、跳躍
「またねそうねいいわねあーね」
気だるげなエンジェル、尚も盲目なデビルを押し倒して、跳躍してくる人物らに
向き合わんと……
向き合わんとするが、なにやら嘆息溜息、エンジェルやる気を失くす亡命
「エンジェルは堕天使」
一言、その一言、デビルのコトバで充分だった。
―エンジェルは堕天使 ? ハァ? ハァ?
私が堕天使ィ? 落ちぶれのアイツら何かと一緒にしないでくれるゥ?
デビル、やっぱあんたイーね逝ね、マタネ
メタコテージ/最上階に飛んだ人物らはやがて当たり前の様に辿り到着/
目は薄暗く薄赤く薄蒼く淀み澱みきった濁流氾濫
幾重の槍のように降り注いでいく降下/硬化/紅華/蒼過/
エンジェルは群れ群衆に呟いた
エンジェルはデビルを押し倒した依然変わらずデビルに馬乗り姿勢のままに
つ・ぶ・や・い・た
「何しに来たの?」
群衆、応答……テスタメンツテスト面子
「ダブルフォーエンジェーハイジョ」
デビル敏感に即座反応、二人、返信? or no 変身?
「「デビメルエンジェルフォーリン LOVE」」
性別の有無、ハイジョ 人型原型、ハイジョ 感情、ハイジョ
セクシャル、反応 本能、反応 変貌 棘る
操作感覚、調度律100%セート 補正/自動補正 オートフォーカス
―These are exaggerated―
ピンク色紅潮し高揚し紅の長物がリバースされいき無限星霜
異空間から生まれし物は、長物、中から発射されるものは?
「ねぇぇん? デビル?」
「エンジェル? インザセクシャル?」
発射 ―朱い銃弾 ―碧く縦断 ―貫く
一閃 一戦 一選
途端、多大なる音の連なり。
人物らは消え去り、メタコテージも崩壊の兆しと共に消失
「「リヴェータ」」
プロパガンダ、開放された僕達私達―
―惚けた暈けた頭で、デビルは
City≪パラメルCiTy≫に上空にぼやいた
「エンジェルは堕天使」
エンジェルは空に白く黒い銃弾を射り還した
「なら天使より真っ白な堕天使ね」
to be continued…
やっぱ先駆けですね、はい。
ちなみにこれは後掛けです、意味はありません。はありません。