恋文から
掲載日:2013/09/27
満月はきっと誰かに恋をしたのだと
君は言った
ダイエットした三日月の言葉が身体をきざむ
たった一言だから
君の言葉が
言葉の糸がほぐれて意味をなくすけれど
その糸がぼくの身体にまとわりつく
赤い糸
糸電話
再びの満月の夜
君の顔がはっきり見えた
君に手繰られるのか
月の引力なのか
ごく自然なことなのか
三日月が2つ重なり合った
君の赤い月に
僕は辿り着いたようだった
君の長い髪が
二人の触れあう唇を隠してくれた
恋文に書かれた文字が
月に照らされ
はっきりと見えた




