表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
徳川埋蔵金の謎  作者: 伊吹 由
第1章  慎吾とリナ
3/45

第2話  笑 顔

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 慎吾のスピリチュアル事件簿 First season


      「徳川埋蔵金の謎」 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

前回までのあらすじ


2012年4月。大学生となった慎吾。


初めての大学の講義で、空気の読めない発言をしてしまう。隣に座っていた、赤い眼鏡・大きなポニーテールの女学生に


「死ねばいいのに」


と言われてしまった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


   第2話  笑 顔


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2012年4月18日(水)。


大学で初の講義を受けてから、1週間が過ぎた。

ようやくキャンパスの雰囲気や、授業に慣れてきた慎吾。全ての講義を欠かさず出席し、大学一真面目とも思えるほど、毎日勉強に励んでいた。


大学の講義は、慎吾にとって非常に興味深いものばかり。軽快なトークで講義を楽しく盛り上げる教授もいれば、ちょっとした事ですぐ怒鳴る教授もいる。高校ではけして習うことのない内容で、どの講義も新鮮な気持ちで受けていた。



ただ1つの講義を除いて。



大学で最初に受講した「マス・メディア」の2回目の講義。慎吾は1回目に受講した時と同じ席に座った。そして慎吾の席の1つとばした右の席には・・・先週と同じ赤いメガネの女性が座っている。彼女を確認した瞬間


「死ねばいいのに」


この言葉を思い出した。


どの講義も短く感じるのに、この「マス・メディア」の講義だけはどうしても長く感じてしまう。右側にいる女性の方をちらりとも振り向くことが出来ない。


以前として、何故彼女が「死ねばいいのに」と言ったのかは不明。講義中はとにかく教授に質問したい事があっても、慎吾は終始ダンマリを通した。


いつ何時、また「死ねばいいのに」と言われないかと不安になり、ちょっとしたトラウマ状態だ。


(慎吾「早く終わって欲しい」)


そう思ってしまう唯一の授業。そんな2回目の「マス・メディア」の講義が、何事もなく無事に終了すると・・・慎吾はすぐに教室を出て行った。



・・・ ・・・。


昼休み。



慎吾は大学の「パソコン室」に入っていった。


このパソコン室は大学構内に10カ所設置され、大学生は出入り自由。箱根大学・学生証に埋め込まれているICチップをパソコン横のチップ読み取り装置にかざせば、ネットでもワープロでも自由に使う事ができる。


約50台のパソコンが設置された部屋の中。いつものクセで一番後ろのパソコンの方へと向かう。奥から2番目のパソコンが空いていたので、そこに座ろうと持っていたリュックを下に降ろした。


座ろうとした瞬間・・・その隣、一番奥のパソコンに座っていた人物と目が合う。


慎吾「あ・・・」


思わず声を出した。あの赤い眼鏡の女性だ。


慎吾「・・・ ・・・」


手前にひいたパソコンチェア・・・ 慎吾は静かに戻して立ち去ろうとする。


女性「ちょっとあんた・・・」


その女性は、リュックを持ち直した慎吾に声をかけた。


女性「あんたさぁ、普通に座りなさいよ。

    私の顔見てその場を去ろうとするなんて・・・失礼じゃない?」


そう言うと女性は自分のパソコン画面に視線を戻す。


慎吾「あ・・・えー・・・ あー・・・ はい」


しどろもどろに答える慎吾。戻したパソコンチェアを再度ひいてゆっくりと座った。


慎吾「・・・ ・・・」


隣の女性を気にしながら、学生証を読み取り装置にかざしログインする。


女性「あたしさぁ。人に気を遣われるのって、大っ嫌いなんだよね」


女性は自分のパソコンから視線をそらさず慎吾に声をかけた。


慎吾「あ・・・ はい。すいません」


女性に向かって頭を下げるが、相手は視線を合わそうとせずにパソコン操作をしている。


慎吾「・・・ ・・・」


隣を気にしつつもネットエクスプローラーを立ち上げ、とあるページを検索し始めた。




慎吾がパソコンの前に座って3分。


女性「ちっ!」


隣の女性が不意に舌打ちした。


一瞬、自分の事に対してかと思った慎吾。ちらっと横を見ると、女性は正面のパソコンしか見ていない。どうやら自分の事ではないようだと、ほっと胸をなでおろす。安心したのも束の間。


女性「マジかよ!」


またしても隣から声が聞こえた。小さな声ではあるが、慎吾にははっきりと聞き取れる大きさだ。


慎吾は気にしないように、自分の作業に集中する。


女性「うわ、ありえねー!」


慎吾「・・・ ・・・」


女性「ここで!? コレ、くる!?」


慎吾「・・・ ・・・」


しかし、隣から頻繁に気になる声が聞こえてくる。どうやら女性は、パソコン画面に向かって小声で叫んでいるようだ。


慎吾は・・・女性のパソコン画面を覗かないようにしてた。覗くとまた何かトラブルになりそうな気がしたからだ。


しかし・・・とうとう女性はこの言葉を発してしまう。


女性「死ねばいいのに・・・」


慎吾「・・・ ・・・」


ハッキリと聞こえたこの言葉は、慎吾の胸を深くえぐる。おそるおそる横を見ると、女性はパソコンの画面を向いたままだ。


慎吾「・・・ ・・・」


意を決して、チラッと女性のパソコン画面を覗きむ。そして驚いた。


(慎吾「ま・・・ 麻雀!?」)


女性のパソコン画面には、麻雀ゲームと思われるウインドウが開いている。麻雀ゲームに没頭し、どうやら自分が不利な局面になると舌打ちしたり、暴言を吐いているようだ。


突然女性が振り向き、慎吾と目が合う。


慎吾「あ・・・」


女性「何?」


慎吾「あー・・・いや、さっきから何か叫んでたので・・・気になって」


女性は目を丸くした。


女性「あれ? 私なんか言ってた? やだなー、声出てたんだ。

    うん。気にしないで」


女性はまた自分のパソコン画面に視線を合わせる。この後、どう会話をつなげていいかわからない慎吾。


慎吾「あ・・・麻雀、好きなんですね・・・」


自分なりに言葉を投げかけてみた。


女性「・・・ ・・・」


女性は目を細くして、また慎吾の方を見やる。


女性「あのね・・・気を遣われるの嫌いって言ったでしょ。

    無理に会話しなくていいから。あんたは自分の作業だけやってりゃいいのよ」


叱られている感覚になる慎吾。


慎吾「あ・・・そ、そうですね。自分は・・・

    TVSのホームページチェックしてるんです、ハイ・・・」


パソコン画面を指さす慎吾を見て、女性は小さなため息をついた。


女性「だからさー。無理に会話しようとしなくていいっての!

    はい! あんたはTVSのホームページ。私は仕事!


    それでOK! もうしゃべりかけないでいいから!」


慎吾「え、あ・・・はい。ごめん・・・なさい・・・」


女性は鼻息あらく、また麻雀のパソコン画面を見つめ始めた。


女性「まったく・・・」


粗い手つきでマウスをクリックする女性。しばらくすると・・・


女性「ん?」


何かに気づいたような表情を浮かべた。背筋を伸ばし、慎吾の方を向いた後声をかける。


女性「ちょっとあんた。さっき、TVSのホームページ見てるって言った?」


慎吾はキーボードを打とうとした手を止め


慎吾「・・・ ・・・」


顔だけ女性の方に向け、無言で見つめる。


女性「だから、今あんたが見てるの・・・TVSのページ?」


慎吾はちょっと困った表情を見せた後


慎吾「あー・・・僕は・・・あなたに・・・

    しゃべっていいの・・でしょうか?」


女性は眉をひそめた。


女性「あー! さっき、無理に会話するなって言ったのを気にしてるの?

    もうあんた・・・めんどくさいわね!!」


そして・・・


女性「イライラする・・・死ねばいいのに」


慎吾に聞こえないよう、小さな声で言ったつもりだった。


慎吾「・・・ ・・・」


しかしその言葉は・・・しっかりと慎吾の耳に入る。2度目の「死ねばいいのに」は、さらに深く胸をえぐり、泣きそうな表情をする慎吾。


そんな慎吾の様子に気づいた女性。


女性「あ・・・ひょっとして聞こえてた?」


慎吾「・・・ ・・・」


どんな言葉を返していいのかわからない。


女性「あー、気にしないで。【死ねばいいのに】は私の口癖だからさ。

    たまに相手に聞こえるように言っちゃうのよねー」


言いながら赤いメガネをかけ直し、ポニーテールを軽くなでた。


女性「だから、今あんたが見てるの・・・TVSのページなんでしょ?」


慎吾は相変わらず泣きそうな顔で声を出す。


慎吾「はい・・・」


女性は鋭い目つきでさらに慎吾に聞いてきた。


女性「これ、絶対あれでしょ! マスメディアの授業のヤツ!」


慎吾「はい・・・」


初めて女性が慎吾を見てニヤリと笑った。


女性「あー・・やっぱりね~。あんたさぁ、TVSに見学に行くの?」


慎吾「はい・・・。ホームページで局内見学の案内もあったので・・・」


おずおずと頷く慎吾。その様子を見た女性は、トレードマークの赤メガネをしっかりとかけ直し・・・


女性「私も連れてって!!」


さらなる笑顔で言葉を発した。


慎吾「え!?」


慎吾は目を丸くする。


女性「どれどれ?」


女性は慎吾のパソコン画面を覗き込んだ。


女性「あー、なるほどね。登録フォームに氏名や年齢、指定された見学時間・・・

    必要事項記入して送信ってわけね。ふむふむ。」


慎吾を押しのけ、TVSの見学案内のページをさっと目を通す。


慎吾「・・・ ・・・」


女性の大きなポニーテールに、視界をさえぎられる。


(慎吾「あ・・・いい匂い・・・」)


心地よい香りが慎吾の鼻をついた。


女性「あった! 見学者人数。ねぇ、あんたさ、一人で行くつもりだった?」


急に女性は慎吾の方を向いた。


慎吾「え・・・ ・・・」


ドキッとする慎吾。


慎吾「あ・・・はい。1人で行くつもり・・・です」


女性はニヤリと笑う。


女性「そうよねー。あんた新入生でしょ。まだ友達とかいなさそうだしね。はは。

    OK! じゃぁ、見学者人数【2人】と・・・」


慎吾のPCキーボードを勝手に操作した。


女性「はい。じゃぁ他の必要事項はあんたが記入しといてね」


女性は満足した顔で、再び自分のパソコンを操作し始めた。


慎吾「あの・・・」


女性「なに?」


さっきと違って、機嫌の良さそうな表情でこたえる女性。


慎吾「なぜ・・・僕と?」


女性「いい質問ね。嘘つくの嫌いだから今のうちはっきり言うわね。

    あんたさ・・・


    多分田舎者でしょ?」


右手で眼鏡を軽く持ち直した女性は、遠慮せずに目の前の男に【田舎者】と言い放つ。


慎吾「あ・・・はい。沖縄から来たばかりなんです・・・」


そしてそれを肯定する慎吾。


女性「やっぱりね~、見ればわかるわよ。ふふん」


鼻をツンと上に上げ、満足げな表情を浮かべる。


女性「沖縄なら、地下鉄とかJRとかさっぱりわからないでしょ?」


慎吾「は、はい! あれ、全然わからないです。

    いつも切符売り場で困ってるんです・・・」


正直に応える慎吾。


女性「私がTVSまで連れてってあげるわよ」


慎吾「え!?」


予想外の言葉が返ってきた。


女性「優しいでしょ、私」


慎吾「え! そ、そうしてもらえるなら・・・ 嬉しいです!!

    ホントは僕・・・TVSまでたどり着けるか心配で・・・」


女性「でしょー。うんうん。」


女性は目をつむり、うなずく。慎吾は、初めて女性に対して笑顔を見せた。


慎吾「ホントは、とっても優しい人なんですね・・・

    ありがとうございます!!」


女性「いや~、いいのよ~ ふふん!」


深々とお辞儀する慎吾に、鼻を高々と上げる。


慎吾「じゃぁ、早速・・・

    TV局見学・・・2人という事で送信しておきますね!」


その言葉を聞いた女性がニコッと笑った。慎吾は一生懸命、ページを熟読して送信内容に誤りがないかチェックしている。


女性「・・・ ・・・」


しばらく女性は慎吾の方を見ていた。


慎吾「・・・ ・・・」


慎吾は女性の視線に気づかずパソコン画面を凝視している。それを見て、だんだんと女性の表情が曇ってきた。


女性「あんたさぁ・・・」


耐えきれずといった表情で慎吾に声をかける。


慎吾「え? あ、はい・・・ 何でしょう?」


慎吾は笑顔で女性に返した。


リナ「・・・ ・・・」


いったん天を見上げた後、すぐに慎吾を睨み付ける。


女性「あなたと私、TVSに行くんでしょ?」


イライラ気味の声をかけてきた。


慎吾「え・・・はい・・・」


女性「じゃぁさ・・・お互い、連絡取り合えるようにするのが普通じゃない?」


慎吾「あ!そうか! えっと・・・どうやって・・・?」


首をかしげる慎吾。さらに女性はイライラを募らせる。


女性「普通携帯でしょ! もう、めんどくさいなー、君・・・」


慎吾「あ、そうか! そうですよね! 赤外線通信で・・・」


女性「ちょっと待った!!」


慎吾「え? まだ何か・・・?」


女性「うーーん・・・」


女性はメガネの中心を人差し指で押さえ、数秒程悩んだ表情を見せた。


女性「えぇい! 田舎者だから仕方ない!!」


今度は諦めた表情を見せる。


女性「あのさ! 普通、携帯のアドレスとか交換する前にさ・・・

    自己紹介するのが普通でしょ! てか、人としての礼儀、マナー!」


慎吾「あ・・・」


女性の言葉を受けた慎吾。


慎吾「あー! そうだ! 僕、慎吾って言います。よろしく!」


笑顔のまま、お辞儀した。


女性「ふ~。ま、いいわ。私、リナ。はい、じゃぁ携帯出して。赤外線でっと・・・」


2人はお互いの携帯連絡先を交換する。リナは慎吾の携帯を指さし


リナ「この大学で、私のアドレス知ってるのって・・・

    今んとこあんただけよ。貴重だからね」


と言い放った。


慎吾「うん。リナさん、ありがとう! ホントに優しい!

    正直、僕・・・田舎者だから・・・


    都会のルールとかマナーとか常識・・・いっぱいわかんないと思います。

    何かあったらまた教えて下さい!」


屈託のない笑顔をリナに見せる慎吾は、リナに対する苦手意識が完全に消えていた。


リナ「は? めんどくさ。とにかくTVS行く日程決まったらメールしてよね」


慎吾「はい! あの・・・ あと1つ聞いていいですか?」


リナ「何?」


ニコニコしながら慎吾が言う。


慎吾「リナさん、年、いくつ?」


リナ「・・・ ・・・」


天をあおぐリナ。


リナ「あんたに教えるの・・正直めんどくさいわね・・・」


慎吾「え? 年を教えるの、そんなに大変な事です?」


リナ「違う違う。あんたに都会のマナーとか常識を教えるのがよ。

    田舎の沖縄だと『県民、みな兄弟』みたいな感じなんだろうけどさー。


    都会じゃ、女性の年齢を聞くってのは普通・・・」


慎吾「・・・ ・・・」


ずっとニコニコしている慎吾。


リナ「・・・ ・・・ ま、いいわ。

    私19歳。工学部の2年だからあんたより先輩よ」


リナは小さな溜息のあと、自分の年齢を明かした。


慎吾「あ、先輩ですか! じゃぁ言葉遣いも気をつけます! リナ先輩!」


リナは複雑な表情を浮かべる。


リナ「だから気を遣わなくって・・・ まぁ、いいわ。好きにして。

    はい、じゃぁお互いの作業に戻って仕事しましょうね」


慎吾「あ・・・はい。ホントありがとうございます! リナ先輩!」


何度も何度もお辞儀する慎吾に・・・


(リナ「大学で『先輩』って呼ぶヤツ・・・いねーって・・・」)


少しばかり辟易へきえきしていたリナ。


リナ「まぁ、でも・・・これで・・・

    『マス・メディア』のレポート書いてくれるヤツ、キープっと・・・」


慎吾「え?」


リナは無意識に声を出していた。


リナ「なにせ、課題50枚でも喜んで書くタイプだしね。ふふふ・・・」


慎吾には聞こえていないつもりだったが・・・


慎吾「・・・ ・・・」


もちろん慎吾の耳に、その言葉は届いている。


リナ「よし! 国士無双!!! 今日はいい感じ~!」


麻雀ゲームに集中しつつ、声がもれ続けているリナ。


慎吾「・・・ ・・・」


リナの見せた優しさの裏には・・・彼女のレポート執筆に、自分が利用されると知った慎吾。


(慎吾「でも・・・」)


不安な都会の地でナビゲートしてくれる・・・そんなリナの親切心の方が、慎吾にとっては大きかった。


慎吾「・・・・ まあ、いっか」


見学人数【2人】のまま・・・見学希望の登録フォームを、TVSに送信した。

   



             (第3話へ続く)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次回予告


TVSへ向かう新幹線の中で、リナの意外な特技を知った慎吾。

そしてTV局では・・・さらなるリナの特別な能力に驚かされる事になる。


次回 「 第3話  リナの特殊能力 」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ