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追放された万能薬師は、隣国の冷徹皇帝に溺愛される  作者: La Mistral
第4章 : 監禁愛と世界を統べる奇跡

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31/46

第31話:【宣戦】不敬な貢物と、皇帝の断罪

いつも応援ありがとうございます!

本日、14時時点で早くも 1,299 PV を突破いたしました!

昨日の勢いをさらに上回る、皆様の熱い支持に心から感謝いたします。

第31話は、ゼノス皇帝の独占欲が「国」をも動かす圧巻のエピソードです。

前話の神罰を受け、エルサを我が物にしようと躍起になる諸外国の王族たち。

「彼女を差し出せば、多額の支援を約束しよう」

そんな甘言に対し、ゼノス皇帝が突きつけたのは、あまりにも容赦のない「宣戦布告」でした。

「エルサに触れる者は、例え神であっても灰にする」

全世界を敵に回してでも愛を貫く、皇帝の狂おしいまでの執着と、その腕の中で愛されるエルサの至福の時間をお楽しみください!

空中離宮から下された「神罰」の光は、瞬く間に大陸全土へと伝播した。


だが、愚かな人間たちはそれを「脅威」としてではなく、手に入れるべき「至高の力」として解釈してしまった。


アステリア帝国の謁見の間。本来、誰も立ち入れないはずの空間に、諸外国の王族たちから派遣された特使たちが、山のような貢物と共に並んでいた。


彼らの目的はただ一つ。ゼノス皇帝が空に隠した「聖女エルサ」を、自国のために利用することだ。


「ゼノス皇帝、我ら周辺諸国は、アステリアと聖女殿の『奇跡』を共有したいと考えております。

彼女を我が国へ親善大使としてお貸しいただければ、莫大な支援金と領地の割譲を約束しましょう」


代表して口を開いた小国の王太子が、野心を隠しもせずに言い放つ。


その言葉を聞いた瞬間、玉座に深く腰掛けていたゼノス様の周囲から、温度が消えた。


「……共有、だと?」


ゼノス様の声は低く、地這うような響きを持って広間に波及した。


その場にいた者たちの心臓が、冷たい手で掴まれたかのように収縮する。彼はゆっくりと立ち上がり、並べられた金銀財宝を、ゴミを見るような目で見下ろした。


「貴様らは勘違いをしている。エルサはアステリアの象徴ではない。ましてや、救済の道具などではない。……彼女は、俺の妻であり、俺の魂だ。俺の所有物に、許可なく指を指した罪が、どれほど重いか理解しているのか?」


ゼノス様が右手を軽く振る。それだけで、広間に積まれていた莫大な貢物が、漆黒の炎に包まれて一瞬で灰へと化した。


「ひっ……!? な、何を……!」


「黙れ。返答は一つだ。……全国家へ通告せよ。今後、エルサの名前を許可なく口にする者は、その舌を抜く。彼女を連れ出そうと画策する国は、その都ごと地図から消し去る。……これは交渉ではない。宣戦布告だ」


一方、空中離宮。


地上の殺伐とした空気とは無縁の、花の香りに満ちた私室で、私はゼノス様を待っていた。


扉が開くと、先ほどまで「破壊神」のような殺気を放っていた男が、嘘のように柔らかな眼差しで私を迎え入れた。


「エルサ、待たせたな。……また、不快な羽虫が湧いていた。すべて焼き払っておいたから、もう安心しろ」


ゼノス様は私を背後から包み込むように抱きしめ、その熱い掌を私の頬に添えた。


彼の愛は、日々その濃度を増し、重く、深く私を縛り付けていく。


「ゼノス様……。私は、あなたがいれば、他に何もいりません。世界が私を求めても、私はあなたの腕の中以外に居場所はないのですから」


「……分かっている。お前を求める世界など、俺がすべて平らげてやる。お前はただ、この空の上で、俺だけを見つめていればいいんだ」


彼は私の唇を、所有権を刻み込むように激しく奪った。


世界中の欲望がエルサを求めれば求めるほど、ゼノス様の独占欲は狂気的な純度を増していく。


大陸の地図が塗り替えられるほどの戦火が近づこうとも、空に浮かぶこの檻の中だけは、皇帝と聖女の、甘く、逃げ場のない愛だけが支配していた。

第31話をお読みいただきありがとうございました!

ついにゼノス様が全世界に対して「エルサは俺のものだ」と宣戦布告してしまいました。

貢物を一瞬で灰にするその姿に、執筆しながら私自身も痺れてしまいました……。

おかげさまで、本日も驚異的な勢いで読み進めていただいております。

14時時点で早くも 1,299 PV を突破!

特にスマホ(SP)からのアクセスが 699 PV と非常に多く、皆様の日常の合間に本作が入り込めていることを、作者としてこれ以上なく嬉しく思います。

このままの勢いで、第3章のクライマックスまで突っ走ります!

「ゼノス様の独占欲が限界突破してる!」「宣戦布告のシーンで鳥肌が立った!」という方は、ぜひ【★評価】や【ブックマーク】で応援をいただけると嬉しいです!

皆様のその一票が、次話の更新速度を加速させます!

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