第26話:【断罪】届かぬ再会の呼び声と、皇帝の断罪
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特にスマートフォンからのアクセスが 719 PV と非常に多く、多くの方に再び見つけていただけたことに心から感謝いたします。
第26話は、第2章のクライマックスとも言える「断罪」のエピソードです。
エルサを捨てた母国から届いた、あまりにも身勝手な再会の要求。
「許してやるから戻ってこい」
その厚顔無恥な言葉が、ゼノス皇帝の理性を完全に焼き切ります。
最愛の妻を侮辱された皇帝が下す、一切の容赦がない「答え」とは——。
削除前を凌駕する熱量で描き直した、魂の決別劇をどうぞご覧ください!
本日も3時時点で既に 93 PV と、深夜からお付き合いいただきありがとうございます!
黄金の離宮がその全貌を現し始めた頃、帝宮の静寂を破る一通の親書が、かつての私の母国——ロザリア王国から届けられた。
「……エルサ、これを読んでみろ。貴様のいた国は、どうやら救いようのない馬鹿の集まりだったらしい」
執務室。ゼノス様は、届けられたばかりの羊皮紙を、まるで汚物でも掴むかのように忌々しくデスクに放り出した。
私が恐る恐るその封を解くと、そこには聞き慣れた、けれど今は吐き気すら覚えるほど厚顔無恥な「父」の筆跡が並んでいた。
『愛愛しき娘、エルサへ。お前を帝国へ送ったのは、すべて王国の存続を思っての苦渋の決断であった。だが、お前がいなくなってから、ロザリアの聖なる泉は枯れ、作物は実らぬ。これもお前の「力」が帝国で開花した証であろう。お前がアステリアの皇帝に無理やり従わされていることは分かっている。今なら許してやろう。すぐに王国へ戻り、再び家族として、聖女として我らを助けるがいい。……お前の部屋も、あの地下室ではなく、日の当たる塔の部屋を用意して待っているぞ』
読み進めるうちに、私の指先は怒りと呆れで震えた。
自分たちが私を「無能」と蔑み、生贄として差し出したことへの謝罪など、一文字も綴られていない。ただ、私の力が惜しくなったから、また「道具」として手元に置きたい——。その身勝手な欲望が、美しい文体の裏から透けて見えていた。
「……地下室だと?」
私の隣で手紙の内容を盗み見ていたゼノス様の声が、氷点下まで凍りついた。
次の瞬間、豪華なマホガニーのデスクが、彼の溢れ出した魔圧によって、音もなく粉々に粉砕された。
「エルサ。……この男たちは、俺の妻を、世界を照らす唯一の聖女を……あのような湿った暗がりに閉じ込めていたと言ったのか? ……死してなお償いきれぬほどの大罪を犯しておきながら、『許してやる』だと?」
ゼノス様の瞳は、昨夜の嫉妬とはまた違う、本物の「滅びの光」を湛えていた。
彼は私の肩を引き寄せ、耳元で恐ろしいほど静かに囁いた。
「エルサ。お前はどうしたい? ……あんなゴミ溜めのような国、俺が今この瞬間、地図から消し去ってやってもいいんだぞ。……それとも、あいつらをここに引きずり出し、お前が受けた苦痛のすべてを、一生かけて味わわせるか?」
「……いいえ、ゼノス様。私には、もう復讐する価値すらありません」
私は、震える手でその手紙を握りつぶすと、ゼノス様が灯した漆黒の炎の中にそれを放り込んだ。
赤黒い炎に包まれ、自分勝手な言葉たちが灰になって消えていく。
ゼノス様の冷徹な命令が、執務室に響き渡る。
王国側は、自分たちがどれほど取り返しのつかない宝を失ったのかを、これから地獄のような衰退の中で思い知ることになるだろう。
救いの手は、もう二度と差し伸べられない。
エルサの心から未練という名の枷が外れた今、彼女の聖女としての真の力が、ゼノス様の執着と共鳴してさらなる輝きを放ち始める。
「さあ、エルサ。あのような下らぬ手紙のせいで、お前の清らかな心が汚れた。……今すぐ、俺の愛で洗い流してやろう」
執務室の扉が閉まる。
そこから先は、皇帝と聖女だけの、誰にも邪魔されない断罪と溺愛の時間。
王国との絆は完全に断たれ、私たちの物語は、誰も立ち入れない無双のステージへと進んでいく——。
第26話、お読みいただきありがとうございました!
ついに王国側からの「厚かましい要求」と、それに対するゼノス様の「最高級の拒絶」を描き切りました。
昨日 2,113 PV 達成! この因果応報の勢いが、読者の皆様のスカッとする気持ちに火をつけ、3,000 PV突破への決定打になると確信しています!
「王国ざまぁ!」「ゼノス様の怒りがかっこよすぎる!」と思った方は、ぜひ【★評価】や【ブックマーク】をお願いします!
削除からの復活、そして新章突入。皆様と一緒に、この作品を伝説にしたいです!




