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追放された万能薬師は、隣国の冷徹皇帝に溺愛される  作者: La Mistral
第3章:帝国聖女の無双・溺愛編

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第22話:【粉砕】神速の制裁と、腕の中の安寧

【復活再投稿!】

皆様、お待たせいたしました!誤削除から不死鳥のように舞い戻ってまいりました。

第21話まで無事に復旧し、ここからはさらにパワーアップした内容でお届けします。

第22話は、連合軍を無慈悲に粉砕するゼノス様の「圧倒的無双」回。

削除される前よりも、さらに冷徹で、さらにエルサに甘い皇帝陛下をお楽しみください!

「——ありえない。我が連合軍、三万の精鋭が……指一本動かせぬだと……!?」


国境の荒野。連合軍の総大将であった王は、泥にまみれて絶望の声を上げた。


つい数刻前まで、彼は数で勝る軍勢を背景に、アステリア帝国の「強奪」を糾弾し、聖女エルサの身柄を要求する勝ち誇った演説をぶっていたはずだった。


だが今、彼の視界にあるのは、絶望そのものだった。


彼らの頭上には、漆黒の翼で天を覆い尽くす伝説の黒竜。その巨大な影が大地を飲み込み、羽ばたき一つで防衛魔法の陣を霧散させる。


そしてその背には、私を慈しむように、けれど決して離さないという執念を込めて抱き寄せたゼノス様が鎮座している。


「怯えるな、エルサ。ゴミ掃除の最中に、お前の美しい瞳を曇らせるような真似はさせん」


ゼノス様は、私の腰を抱く腕にさらなる力を込めた。彼の体温が、冷たい戦場の風から私を守る。


私はただ、これ以上の無意味な流血を避けたい、争いの終結を願って魔力を解放した。 


清らかな黄金の光が私の指先から溢れ出し、戦場全体を包み込む。


それは本来、傷を癒やすための慈愛の光。


しかし、ゼノス様の破壊的な魔力と共鳴したその光は、連合軍にとって逃げ場のない「檻」へと変貌した。


それだけで、聖女の「浄化の光」は連合軍の戦意を奪い、ゼノス様の「帝王の覇気」が彼らの自由を奪った。


重力そのものが数倍になったかのような圧力が戦場を押し潰す。兵士たちは武器を取り落とし、馬は泡を吹いて倒れ伏した。


「言ったはずだ。ゴミが集まったところで、掃き溜めができるだけだと」


ゼノス様の冷徹な声が、魔法的に増幅されて荒野に響き渡る。


彼は黒竜から私を抱いたまま悠然と降り立つと、動けぬ王たちの前まで歩み寄った。


着地した衝撃で地面が裂け、彼の軍靴が石を砕く音は、敗者たちにとって終わりの合図だ。


震えながら私を見上げる王たちの瞳には、かつて私を『利用価値のある道具』として値踏みしていたあの冷酷な光は微塵も残っていない。


「この女が、お前たちが『道具』として欲しがった聖女エルサだ。……だが、見ての通り、彼女はお前たちのような弱者に救いの手を差し伸べるほど、安っぽい女ではない。彼女の慈悲は、俺と、俺の民のためだけに注がれる」


ゼノス様は、私を見せつけるように顎をくいと持ち上げ、その唇に深く、執着に満ちた口付けを落とした。敵軍の真ん中で行われる、あまりにも傲慢で、あまりにも情熱的な独占欲の誇示。


「ひ、ひぃぃ……! 貢ぎ物は何でもいたします! 領土も、権力も……! 国の宝もすべて差し上げます! ですから、命だけは……命だけは!」


かつての王たちが、涙と鼻水にまみれて命乞いをする。


その光景は、かつて私を地下室に閉じ込め、無能と罵った王国の者たちの姿と重なった。


彼らは皆、追い詰められて初めて、自分がどれほど愚かな虎の尾を踏んだのかを理解するのだ。


私は、ゼノス様の胸元に顔を寄せた。彼の心臓の鼓動は、戦場にあっても驚くほど穏やかで、私への愛に満ちている。


「ゼノス様。……もう、十分です。彼らには、自分たちが何を失ったのかを理解させるだけで」


復讐したいわけではない。ただ、二度と私の周りの大切な人々を脅かさないと、その身に刻んでほしかった。


私がそっとゼノス様の袖を引くと、彼の冷徹な表情が一瞬で崩れ、蕩けるような甘い微笑みに変わった。


「エルサ、お前は本当に優しいな。……いいだろう。貴様らの命は、我が妻の慈悲に免じて預けておく。その代わり、今日から貴様らの国は帝国の属国だ。一生をかけて、エルサへの不敬を償うがいい」


ゼノス様の宣言と共に、三カ国の王たちは完全に精根尽き果てたように、地面に突っ伏した。


略奪、蹂躙、そして支配。


すべては、一人の少女を愛し抜くための、皇帝なりの流儀。


世界を敵に回し、そして世界を平伏させる。


消えかけた物語は、今、さらに強固な「溺愛の伝説」へと進化して刻みていく。

第22話、復活投稿です!

昨日(2/17)は2,113 PVまで到達しました。

削除からの復活劇を見守ってくださる皆様、ぜひ【★評価】や【ブックマーク】で応援を!

皆様のポイントが、削除のショックを吹き飛ばす最大の癒やしになります。

今日こそ、この再投稿の勢いで 3,000 PV を掴み取りましょう!

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