第15話:【独占】朝の密事と、終わらない愛
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第15話からは、物語はさらにスケールアップします。
王国を滅ぼし、帝国の至宝となったエルサ。しかし、ゼノス様の愛はとどまることを知りません。
「新婚」という名の、あまりにも甘く、そして逃げ場のない「愛の檻」が幕を開けます——。
戴冠式の喧騒も、王国が崩壊したという遠くの悲鳴も、今の私には届かない。
離宮の寝室、最高級の絹に包まれたベッドの中で、私は心地よい重みと熱に目を覚ました。
「……ん、エルサ。まだ寝ていろと言っただろう」
耳元で、低く掠れた声が響く。
ゼノス様だ。彼は私の背後から、逃がさないと言わんばかりに強く腕を回し、私の首筋に顔を埋めている。
昨夜、彼が私に刻み込んだ情熱の余韻が体中に残っていて、思い出そうとするだけで顔が火照る。
「ゼノス様、もう朝です……。公務のお時間ではありませんか?」
私が弱々しく抵抗しても、彼はびくともしない。
それどころか、腰を引き寄せる腕にさらに力がこもり、彼の熱い体温が薄い寝着越しにダイレクトに伝わってくる。
「公務など、お前を愛でる時間に比べれば塵のようなものだ。……エルサ、お前はまだ分かっていない。俺がどれほど、お前という存在を、誰の目にも触れさせたくないと思っているかを」
ゼノス様は私の肩口に唇を寄せ、吸い付くように愛撫を始めた。
その独占欲を隠そうともしない仕草に、心臓の鼓動が早まる。
「王国でお前を冷遇していた奴らをすべて屠り、お前の力を世界に知らしめた。だが、そのせいで今度はお前を狙う別のハイエナ共が寄ってくる。……いっそのこと、このまま地下の奥深く、俺以外は誰も立ち入れない場所に、お前を閉じ込めてしまおうか」
「ゼノス様……。私、どこへも行きません。あなたの腕の中が、私の世界のすべてですから」
私が振り返り、彼の黄金の瞳をじっと見つめてそう告げると、ゼノス様は一瞬だけ驚いたように目を見開いた。
そして、堪えきれないといった様子で、私の唇を深く、奪うように塞いだ。
「……ああ、エルサ。お前は本当に、俺を狂わせるのが上手い。……いいだろう。お前が俺の檻から出たくないと言うのなら、死ぬまでそこで溺れさせてやろう」
カーテンの隙間から差し込む陽光は、もはや私たちを祝福するためではなく、密室の熱をさらに高めるためにあるかのようだった。
万能薬師(聖女)として世界を救った少女は、今、一人の男の「狂愛」によって、二度と出られない愛の深淵へと沈んでいく。
第15話、お読みいただきありがとうございました!
「完結」なんてさせません。ここからがゼノス様の独占欲の本番です!
本日のスタートも151 PVと絶好調です!
これからも「無限(∞)」に続く二人の甘い地獄を、皆様と一緒に見守っていければと思います。
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