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第12話『元聖堂騎士団“白翼”』
ラティナを攫ったのは、王国の裏で暗躍する元聖堂騎士団“白翼”。
かつて聖女リュミエルに仕え、魔族を粛清してきた存在――
だがその実態は、異種族差別と教義暴走の塊だった。
「魔族は心を持たない。人間の真似をしても、魂は穢れている」
彼らはラティナを“人間社会を汚す魔物”として捕え、
“再教育”という名の儀式で――記憶を封じる術式を準備していた。
「……あいつの笑顔を、消させるわけにはいかねぇよ」
レンたちは、ラティナが閉じ込められた聖堂へと潜入を開始する。
一夜限りの、異世界コンビニチームによる強行奪還作戦が始まった。