【なろう作家と画像生成AIの付き合い方】セリフが先か、キャラが先か
どうも、よくエッセイを書くひとです。
不慣れな連載小説投稿を始め、四苦八苦する日々。
それでしょっちゅう、ぼやきたくもなるわけですが、今日は画像生成AIとの付き合い方の話を少し。
いま大変困っているのが、すでに出来ている草稿に対し、後から画像生成したキャラたちの顔が、草稿内での彼らの発言等のイメージとの間に、大きな違和感を多々生み出してしまうという点です。
たとえば、セリフ内で、相手のことを「お主」と言ってきた記号的人物に、生成AIで実際に顔がついてしまうと「この顔で相手のことをお主とは言わんな。こいつならお前の二人称で相手のことを呼ぶだろうな」とか微妙な変化が生まれてきます。
そして、そこで生まれた小さな変化が、バタフライエフェクトのように議論の終盤に近付くにつれ、発言そのものの内容を変えていきます。
「この男はさすがにそこまでバカな顔はしていないから、この先のシーンで用意していた暴言にまでは至らない。だとすれば何きっかけで話を展開させるべきだ?」と筆者を悩ませる始末。
AIで生成する顔は、ガラガラポン(運任せ)の要素が大きいので、一発で「イメージ通り」と言ったキャラが生まれるケースは非常に稀。また予想外に魅力的な顔が出て来てしまうと、採用せざるを得ない面もあるのでどうしようもない(それはオマエ自身の問題だろ)。
「この状況って いったい何に似てるのかな?」と考えていたら、すでに原作がある作品に、思わぬ個性派な役者たちがキャスティング出来てしまい、原作を大幅に改変せざるを得なくなった脚本家の気持ちのそれなのでは、と。
改変するわけだから、オリジナル(=草稿)からは、どうしても逸脱する。手直しが激しすぎると、その後の展開にまで支障をきたす。けれど役者たちは魅力的。どないせい、と。
本来なら、先に役者を用意して「あて書き」すればよいわけだが、もう草稿が出来ていた部分の大幅修正に関しては、なかなかテンションが出ないのも事実。
いまバイオリズム的にも落ちてきていて、難しいものがあるのかもしれない。
とはいえ、キャラたちは非常に魅力的。
連載のちょっと先の話で出てくる面々の顔を先行公開。
実際に役者が決まってしまうと、やっぱり草稿の会話イメージとは合致しないキャラが出て来て……原作(草稿)改変も甚だしいが、これはオリジナル作品なので、原作厨からのクレームが入らないだけまだマシか、と考えるほかない。
今後のストーリーは書き始める前に、舞台とテーマ、登場人物を先に用意してから、書かなきゃダメだね。二度手間もいいとこだ。
でもね、なんかね、楽しくはあるんですよ。
自分が設定したドラマに、続々とキャスティングされていく、魅力的な俳優たちの顔が揃っていくのって。
画像生成AIと付き合うなら、やっぱ、あて書きスタイルが正解かな。時間はかかるけど(序盤の登場人物たちは、もう後の祭りだからあきらめるしかないが)。
ちなみに画像生成AIは、LoRAなどを使えば、比較的イメージ通りなキャラを生成することもできるっちゃ出来ます。しかし、そのLoRAの大半は実在の人物を学習モデルにしていたりするので、肖像侵害にもあたるので公開するのは却下です。リアル系の画像にする場合は特にね。
―― 今日はサウナに長い時間入っていたから、頭がぼんやりとしている。
この文章が巧く書けているか、非常に怪しいが、唐突に、ここで閉じることとする。
お後がグダグダなようで。
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連載小説は1作だけなので、すこしスクロールすれば、すぐに見つかると思います。
タイトルは『【ナーロッパではない中世へ】この転生には、いったいどのような意味があるというのか?』(N0859JS)です。
他にも、いろいろ投稿があるので、よろしくー。