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ーダンジョン2ー

日曜日にも投稿できておりませんでした。

改めておわび申し上げますとともに、明日も3話公開させていただきます。

不慣れなことで申し訳ございません。


 第2階層ではケイブバットのほか、ホーンラビットとスモールリザードも出現してきた。どちらもユーグたちは既に倒したことがある魔物だったので戦闘では苦労をせず進み続けることができた。


 第3階層ではこれらの魔物の上位種が出てきた。ケイブバットの上位種であるブラックバット、ホーンラビットの上位種であるダブルホーンラビット、スモールリザードは変わらずにそのままである。


 ブラックバットは、その名の通り黒い蝙蝠である。暗闇に隠れ、通りすぎた獲物を後ろから急襲するのがブラックバットの手段であるが、ユーグたちは生活魔法の光点で灯りを点けており、隠れているブラックバットの姿は丸わかりに加え、魔力察知などの気配察知の技術で場所がわかるので先行攻撃を仕掛けることができ楽に倒すことができた。

 ケイブバットより1.5倍ほど大きく、攻撃の手段はケイブバット同様噛みつくだけであるが、小さい動物などは持ち上げることができるため、石などを落とすこともある。

 また俊敏性もケイブバットよりは上がっているためユーグのウォーターアロ―では仕留めきれずウォーターピラーやウォーターウォールで動きを止めさせてから倒していった。


 ダブルホーンラビットは、頭に2本の角が生えているウサギである。2本の角があるからと言って特に戦闘能力が上がるわけではないので、ホーンラビットと素の強さは同じくらいであるが、上位種であるためホーンラビットより魔力を持っており、その魔力を使って身体強化を使ってくる。

 しかし動きは単調であるため慣れれば楽に狩れる魔物である。ホーンディア同様見習い卒業の証となる魔物の一種である。ユーグたちは魔法や身体強化を使えるためこれまた苦をせずに倒していった。


「ここのダンジョンあまり強い魔物は出てきてないね。

 ダンジョンってこんなものなの?」


〈難度1はそれほど難しくはないのじゃよ、スモールリザードも頑張れば素人でも倒せるしのう。

 そもそも難度1のダンジョンなんかはお試しダンジョンって言われてるほどじゃからな。

 まぁあと数階層のみじゃからな、冒険者じゃないものはこのくらいの階層までしか来ないしの〉


「そうなんだ、守護者はどんな魔物なんだろう?」


〈それは見るまではわからんのう。

 おっそこに階段があるのじゃ、次はもっと歯ごたえがある魔物が出てきて欲しいものじゃ〉


 ・・・

 

 第4階層は第2階層の魔物がグループになって出現してきた。だいたい3、4体の魔物のグループであったが、所詮はケイブバット、ホーンラビット、スモールリザードの群れなのでユーグは魔法だけや物理だけなどの縛りをして倒していく。強い魔物が出てこないため苦戦せずに第5階層までユーグたちは進むことができた。


「ふぅ、第5階層まで来れたね。

 ここまで余裕で来れたけど、この階層はどうなんだろう。あっ魔力感知に反応があった。

 うん、この階層も魔物グループみたいだね。とりあえず魔物がいる方に行ってみようか」


〈これまでの魔物の出現傾向的にこの階層の魔物は、多分第3階層の魔物のグループじゃな。

 第3階層の魔物単体はそこまで強くないが、スモールリザードの陰から攻撃してくるブラックバットとダブルホーンラビットは少し厄介じゃからの、気を付けて進むのじゃよ〉


「うん、わかった。……あっ魔物たちがいたよ、あれはスモールリザードにブラックバット2体か。

 よし、まずブリューがスモールリザードを抑えて、その間に僕とブラブがブラックバットを倒そう!」


「ぐぅ!」


「ゴブ!」


 作戦を決めて言う間にスモールリザードとブラックバットの魔物グループが姿を現した。その姿を確認した瞬間にブリューは駆け出し、スモールリザードに襲い掛かる。


「ウォーターウォール!」


 スモールリザードに襲い掛かったブリューに、ブラックバットが向かい攻撃を仕掛けようとするがそれをユーグが魔法で阻止する。

ブラックバットは、ユーグの作り出した水の壁にぶつかり、動きが緩慢になる。


「ゴブブ!」


 その隙をブラブがつく。ブラブの前に土でできた矢が現れブラックバットに飛び、1体のブラックバットに突き刺さった。


「ウォーターアロー!」


 もう1体のブラックバットにはユーグが攻撃し、水の矢がそのブラックバットに突き刺さり沈黙する。


「ぐるぅぅあああぁ!」


 その間にスモールリザードと相対していたブリューは、その爪の一撃で簡単に倒していた。


〈まぁこんなもんじゃろうな。

 ブリューにスモールリザードを相手取らせたら、まずスモールリザードは太刀打ちできないしのう〉


「でもさっきソタは気をつけろって言ってたじゃん」


〈どんな低位の魔物も気を付けて戦うことには変わりはないのじゃよ、それにユーグお主一人であのグループと戦えば苦戦は必須じゃよ。

 1戦、2戦ならともかくこの階層をそのまま進むのは難しいじゃろ。ダンジョンは基本的にパーティで進むもんじゃからな、それの練習として進んでいくのが良いじゃろう〉

 

「わかった!さぁ魔石を拾って進もう!」


 そのあともユーグはブリューとブラブと協力、連携をして魔物を倒していった。

 元々ブリューとは幼き頃から一緒にいたため、連携には問題なく、阿吽の呼吸で行動できていた。しかしそこにブラブが入ったことにより、新たな連携を取る必要があったのである。

 森の中の移動中の戦闘で最低限の連携は積んでいたので、ここまでは問題がなかった。この階層での戦闘でも連携に問題があったわけじゃないが、魔物たちがグループで現れ戦うことになったのでブラブとも合わせた一人と二体の連携をより高度にするため模索、練習をしていった。


 *****


「あっこれは……?」


 ユーグたちが第5階層で魔物を倒しながら奥へ進んで行くと、重厚な門を発見したのであった。


〈ふむ、これは守護者の間じゃな。

 ダンジョン攻略の目的地じゃぞ。通常はここの部屋にいる守護者を倒すことが出来たらダンジョン攻略完了とみなされ踏破認定されるのじゃ。

 まぁこのダンジョンは人が来ない場所にあるからのう。その先にあるダンジョンコアを取りに行くぞ〉


「ダンジョンコア?」


〈ダンジョンコアとは魔力だまりの魔力の収集先じゃ。

 魔力だまりの魔力が集まり空間を生成させてできるのがダンジョンじゃ、その集まった魔力が形となって出てくるのがダンジョンコアじゃ。

 ダンジョンコアはダンジョン全体の魔力の供給をしているため、ダンジョンから取り除いてしまったら、そのダンジョンは活動を停止し、崩壊に向かうのじゃ。

 じゃから人が管理しているダンジョンではダンジョンコアの破壊、持ち出しは禁止されておる。

 まぁ並みの冒険者は、守護者の間から隠されたダンジョンコアの下へと行くことすら困難じゃけどな〉


 ダンジョンコアとはダンジョンを生成する魔力が集まってできたものである。ダンジョン全体を構成する魔力やダンジョン内に生み出される魔物の魔力の元になっている。

 そのためダンジョンコアをダンジョンから取り出したり、破壊したりするとダンジョンは崩壊する。ダンジョンコアはダンジョンを構成する全ての魔力の元となっているため、たとえ難度1のダンジョンのダンジョンコアであろうとそこに秘められた魔力は膨大な量があり、人社会では非常に希少で高値がつけられる。

 しかし人が簡単に踏み入れられるダンジョンは管理されていることが多く、管理されていないダンジョンは難度が高く踏破できるものがいないため、中々手に入らないのである。そこにユーグは手に入れられる機会があるということは非常に幸運なことであった。


「えっ、それじゃあ僕もそのダンジョンコアを見つけられないんじゃ……」


〈そこはわしがサポートするから大丈夫なのじゃ。

 ふむ今この辺りには魔物もおらんみたいじゃの、少し休憩してから入るとするか〉


 ユーグたちは、少し守護者の間の前で休憩してから入ることにしたのであった。

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