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471:スーリアさん

 開幕最大火力で召喚したてのエレオスアイ(目玉の化け物)を瞬殺し、爆炎に煽られているスーリアさんの死角から2投目の投げナイフを投げつけたのですが……何かしらの方法で周囲の状況を把握していたのでしょう、手に持っていた水の槍を軽く振るうだけで【輪唱(増幅)】と【ルドラの火】を込めた投げナイフは弾かれてしまいました。


(一応私の最大火力なのですが…こうも簡単にあしらわれてしまうとどうしようもないですね!)

 とはいえ不意を突いた程度でスーリアさんを倒す事が出来るとは思ってもいませんし、稼いだ時間を利用して撤退をしようとしたのですが……。


「なかなかの火力ですが~…お痛は駄目ですよ~?」

 青白い爆炎と衝撃波にも小動しないスーリアさんが槍を回すと砂煙が払われたのですが、まるで癇癪を起している子供を叱るように「めっ!」と指を弾くような仕草をしてみせると、ありえない速度で生成された水の鞭が私の胸先を掠めました。


「ッひぃっ!!?」

 起きた事を言うと攻撃が掠っただけなのですが、スーリアさんが作り出した高濃度の媚毒を固めたような水の塊が私の弱い所(乳首)を掠めていくと『翠皇竜のドレス』が引き千切られてしまい……威力が調整されていたのでダメージはなかったのですが、全身に電流が走ったように跳ねて膝をついてしまいました。


(水…というより毒系統の魔法!?『エルフェリア』に毒を巻いたのはこの人だと…思うの、です…けど…こ、このままだと…っお!?)

 『エルフェリア』には目を血走らせて股間をギンギンにしていた人達がいましたし、スーリアさんが町の中央の池の中に媚毒を流し込んでいたのでしょう。


 そんな媚毒が纏わりついて来たかと思うと、軽く締めあげるように持ち上げられると身体が火照ってきてしまい……なんとか脱出しようと身体を揺すってみるのですが、地面に足がついていない状態では拘束が弛む気配がありません。


「そんなにプルンプルンと胸を揺らしていると弄ってみたくなってしまうのですが…少しくらい味見をする程度なら問題はないですよねー?」

 そうしてにこやかな笑顔を浮かべているスーリアさんがとんでもない事を言い出したのですが、拘束されている私には拒否権がありませんでした。


「待ってくださ、それ、は…ひぃっ、んんんッ!?」

 媚毒に濡れた指先で乳首を摘まれただけで痺れるような感覚が全身に広がるのですが、ブワリと溢れる汗と火照りに子宮が疼いてしまって……普段なら何ともない場所をなぞられただけでも嘘みたいに気持ちよくなってしまうのですが、媚毒の影響なのか絶頂の波が引かないまま2度目の波が訪れてしまい……。


「ぷ…ぷい!?」

 勿論拘束された私を助け出そうと牡丹達が動いていたのですが、スーリアさんが作り出した水球と膜によって近づく事が出来なくて……そのまま放たれる槍の一撃……穂先をいくつにも分けた鳥籠のような檻に閉じ込められてしまったのですが、どうやら閉じ込められている間はスキルが封印されてしまうようですね。


「これ、は~…ちょっと厄介かもしれないわ~」


「ぷ…ぷぃ…」

 レナギリー達から借りた蜘蛛達も湧き出し続けるトレント達に苦戦を強いられているようですし、ガシャンガシャンと水の檻を揺らしているラディや体当たりを仕掛けて水の檻を壊そうと頑張っている牡丹とニュルさんも捕まってしまい、持ち前のスピードで槍の一撃を躱したノワール(ダークスパイダー)だけがスーリアさんに近づこうとしていたのですが……。


「ノワールも下がってください!私の事は構わず身の安全を最優先に!」

 【意思疎通】が繋がっていないので口頭で指示を出すのですが……こうして拘束に留めているのは初戦の手加減といいますか、決戦以外では様子を見るというプログラム(思考ルーチン)の結果なのかもしれませんが……いつ気が変わって止めを刺そうとしてくるのかがわかりませんからね、牡丹達には命を大事にしてもらいたいと思います。


「自分の事より他人の事、そういう優しい子は大好きなのですが…はたして他の人の事を気にしている余裕があるのでしょうか?」

 言いながら2本目の槍を作り出したスーリアさんは調子を確かめるように軽く振るうのですが……。


「実はこの水に混じっているのは私の体液でして…水で薄められている状態でも大変だというのに、唾液が滴る舌で直接舐められたりしたらユリエルさんはどうなってしまうのでしょう?」

 そんな事を言いながら異様に長い舌を出したスーリアさんから淫臭が漂うのですが、その匂いを嗅いだだけでも身体が熱くなってしまって、嫌な汗が流れました。


「ま、待ってください、それ、は…やめ゙…はっ…ん゙っん゙ーッ!?」

 持ち上げられても私より頭一つ分は背の高いスーリアさんの舌が近づいて来るのですが、何とか逃げ出そうにも圧倒的な力で拘束されているので逃げ出す事も出来なくて……無理やり口の中に舌を捩じり込まれると頭の中を弄り回されているような気持ち良さに蕩けて何も考えられなくなってしまいます。


「どうですか~?キスの上手さには自信があるのですが…このまま全身を舐め回してあげたら…壊れてしまうかもしれませんし、まずはユリエルさんが大好きな乳首を徹底的に虐めてあげましょうか」

 そんな状態で弱点である乳首を弄られると抗えない快楽の波が押し寄せて来たかと思うと潮を噴いてしまったのですが、やっとの事でスーリアさんが口を離すとトロリと媚毒()の橋が出来上がっていて……口の中に残る(媚毒)を何とか吐き出そうと咳き込むのですが、スーリアさんの指が乳肉に食い込むだけで身体がゾクゾクと喜んでしまい、溢れた母乳を舐め取られながら吸われるだけで訳が分からなくなってしまいました。


「ど、うもこう()()…こんなの、気持ちよく…ひぃん!?」

 何とか否定の言葉を口にしようとしたのですが、ピンッと乳首を弾かれただけでいってしまっていたら説得力がないですね。


「強情ですね~…で~も~媚毒に溺れながら乳首をくりくりくり~ってされるのはたまらなく気持ち良いですよね~?気持ち良い事を認めるのでしたら下の方も触ってあげますよー?」

 そうして「素直に認められない子にはお預けです」というように、決して胸以外を触ってくれないスーリアさんの愛撫に子宮が疼いてしまい……気持ち良すぎて身体が可笑しくなってしまいそうですし、腰が跳ねた瞬間に愛液の染み込んだ下着が食い込み擦れただけで腰がカクカクと動いてしまいました。


(な、んで…乳首、だけ、でぇ!やっ、おっ、お…ん゙んっ、くっ、お゙、お゙…ッ!!?)

 焦らすように息を吹きかけられただけで腰が跳ねてしまいますし、優しく首筋や腋を舐められるだけで絶頂が止まらなくなってしまい……そのまま母乳を絞るように摘ままれても全身がガクガクと震えてしまいますし、耳元で囁かれるだけでスーリアさんの声が頭の中に響いて息が詰まるのですが……飛びそうになる意識を必死に手繰り寄せてスーリアさんの愛撫に耐えようと歯を食いしばりました。


「は…ひっ!?ん゙っ…ぐ、あ、あぁ…ん゙っ…ぅん゙ん゙ん゙ん゙ッ!?」

 それでも漏れてしまう嬌声にスーリアさんが笑っているのですが、反撃しようにも媚毒によって絡め捕られたままで……ささやかな抵抗として身体を揺すって何とか脱出を試みようとするのですが、胸が揺れただけで身体がゾクゾクと震えてしまい……身に着けているドレスの締め付けだけで潮を噴くくらい気持ち良くなってしまっていてはどうしようもありません。


「そうして無駄な抵抗をしてくるユリエルさんはとっても可愛いのですが…逃げ出そうなんて事を考えられなくなるくらい、気持ち良くしてあげますねー」

 だというのに、駄目押しというようにスーリアさんの舌が捻じ込まれてしまうと頭の中がパチパチと弾けてしまって、それだけで潮を噴いて頭の中が真っ白になってしまい……舌を噛み切ろうにも顎に力が入りませんし、もし本気で噛みつけたとしてもスーリアさんは平然としているような気がします。


「今…一瞬意識が飛んじゃいましたよね?大丈夫ですよー、私は優しいので気持ちよくなれるように手加減してあげますので…だから…いっぱい気持ちよくなってくださいねー?」

 そうして口の中に広がる媚毒の味に身体が疼いてしまうのですが、私が気持ちよくなってしまう触り方をマスターしたスーリアさんの愛撫が始まってしまい……。


(な…んとか…耐え…ないっ、と…いけっ、なっなっ、いっ…とッぉぉお)

 スーリアさんの操る水にはドレインの効果があるのか魔力を集めれば集める程魔力が吸われていってしまいますし、ドレイン合戦もいかされ続けている私の方が圧倒的に不利な状況で……魔力が切れてしまうとまともな反撃が出来なくなってしまうのですが、溺れるように媚毒を与えられながらぷっくりと膨らんでしまった乳首を爪の先でカリカリと引っかかれるだけで跳ねるようにいってしまっていては勝負にもなりません。


「ヌルヌルの媚毒塗れの乳首を摘ままれると気持ち良いですよね~?ほ~ら、ぴんぴんって…ユリエルさんが負けるのは仕方がない事なんですから、乳首だけで気持ちよくなってしまっても良いんですよー」


「そん()()事は…()っ…ん」


「違いませんよ~…気持ちよくないのでしたら何でそんなに可愛い声を出しているのですか~?ヌルヌルの乳首を撫でてあげるだけで何も言えなくなっちゃうのはどうしてでしょうね~?」


「それ()()貴女が…あっ、ああっ、あっ!?」

 このままいかされ続けていると絶頂の疲労で強制ログアウトをくらってしまいそうなのですが、どういう訳か散々私の唇と乳首を弄り回していたスーリアさんは手を止めてしまい……困ったように首を傾げてみせました。


「これ以上ユリエルさんを虐めていたら持ち帰って愛し合いたくなってしまうのですが…どうやら時間が来てしまったようですね」

 そうしてあっさりと水の拘束を解いてくれたのですが、嫌というほどいかされ続けた私の身体は自重を支えきる事が出来ずにその場にへたり込んでしまい……。


「残念なのですが、そろそろあの子に会いに行かないといけないのですよね…これも主命というものなのでしょうか?なので後はこの子達にお任せしようと思うのですが……第二ラウンドも頑張ってくださいね?」

 ニッコリと笑ったスーリアさんはつい先ほど私が瞬殺したエレオスアイを再召喚していたのですが……連続絶頂の余韻が残っている私の身体は濃厚な媚毒に侵されているので力が入りませんし、露わになっている胸を隠す事も出来ずに巨大な目玉を絶望の眼差しで眺める事しか出来ませんでした。

※誤字報告ありがとうございます(4/1)訂正しました。

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