386:単独行動したいシノさんの説得
※残念ながらシノさんの説得に時間がかかってしまいましたので、本格的な水晶洞窟の探検は次回からとなります。
目を覚ました瞬間、股間に疑似男性器がついていない事を確認したシノさんは安心したようなガッカリしたような顔をした後に私の存在を思い出したのですが、とにかく一息つこうと『スタミナ回復ポーション』と『MP回復ポーション』を手渡し私達の置かれている状況を説明してから一緒に脱出しないかと提案してみると……。
「ユリエルと一緒に居た方が危ないし、NOサンキュー…私は1人で行く事にするよ」
まるで私と一緒に居たら寝込みを襲われてしまうとでも言いたげな様子なのですが、取り付く島もないまま替えのハーフパンツを履くとそそくさとこの場を後にしようとしていて……その手を掴んでとりあえずもう少しだけ説得を続けてみる事にしましょう。
「待ってください、シノさんがソロ専である事は重々承知していますが…辺りはモンスターだらけですし、ここは信念を曲げてでも手を組みませんか?」
横穴から急にモンスターが飛び出してくる閉鎖空間というのは魔法職であるシノさんには不利な状況ですし、辺りを漂う濃厚な魔力やら『音晶石』が含まれている壁に囲まれているというのも魔法を主体に戦う上ではかなりのマイナス材料になると思います。
それなら私達という前衛を利用しつつ後方から魔法を撃っている方が安全ですし、私達もモンスターを一掃するポテンシャルを秘めた遠距離火力を持つシノさんが仲間になるというギブアンドテイクの関係になれると思うのですが……シノさんとしては断固拒否の納得いかない状況なのかもしれません。
「だーかーらー…ユリエルと一緒に居た方が危ないんだよー…その、エッチな事もされるし」
ワタワタと赤面してみせるシノさんはエッチな事をされるというところを強調するのですが、私の予想だと1人エッチとかそういう事が好きそうな人ではあるのですが……その辺りはどうなのでしょう?
「そう言っていますが、別に嫌いではないですよね?」
「そ、そんな事ないよ?何言っているのさ~?そ、それ以上近づいてきたらセクハラで訴えるよ?だからもう、その、手を放して…」
図星なのか動揺を見せるシノさんは視線を彷徨わせるのですが、ここで怖気づいていたら話が進みませんからね、振り払おうとする腕を握り直しながらその華奢な身体に尻尾を巻き付けて逃げられないようにしておきます。
「セクハラも何も…シノさんってもともと配信の時には過激な衣装を着ていますし、結構エッチな事もやっていますよね?」
乳首が浮いているような衣装を着ているのがその表れでもありますし、そういうエッチな事を売りに再生数を稼いでいる節があるのですが……まあどちらかというと自分を追い込む事に喜びを見出すタイプと言いますか、ややMっけのある快楽主義者ではあると思うのですよね。
「それは…まあ、私の場合はまふまふみたいな認知度とかないし、再生数稼ぎとか色々あるけど……本当にそれだけ…」
とか色々と言い訳をしているのですが、そもそもシノさんはブレイクヒーローズのようなゲームの配信をしているゲーマーさんでもありますからね、本人は否定しているのですが色々と倒錯した性癖の持ち主なのだと思います。
『その自信がどこから来るのかが謎なのだが…』
そして私の推理に対して何故か淫さんから疑問を呈される事になったのですが……。
(そうですか?シノさんの場合はわかりやすいと思うのですが)
シノさんの場合はリアルで人と会う事が無いというゲーマー気質が災いしているのか根本的な対人スキルは低めですし、配信者としてのオーバーリアクションが染みついているのか表情の動きとか手汗とかが酷いですし、心拍数や体温なども手に取るようにわかるのでわかりやすい部類なのだと思います。
「もし訴えたら検証のためにシノさんの痴態が沢山の人に見られてしまうでしょうし、配信も止められてしまうかもしれませんね…それにこんなにも気持ちい事をもう二度と味わえないのですよ?」
シノさんが「訴える」と言っているのは十中八九ただのブラフだと思うのですが「それで良いのですか?」と少し脅しをかけてみるとモゴモゴと口ごもってしまい……配信なのか実生活なのかはわかりませんが、ストレス発散の為にオ〇ニーを始めて深みに嵌っていってしまったシノさんの身体はこうして脅されているだけで興奮してしまい、乳首がぷっくりと大きくなってきてしまっているのですが……尻尾で軽く持ち上げてから自己主張をし始めた乳首に軽く息を吐きかけてあげるとシノさんがブルルと身体を震わせます。
「そっ…気持ちよくなんか…」
咥えられる事を想像するだけで……弄られる想像をするだけで身体が反応してしまっているシノさんが反論しているのですが、身体に尻尾を巻き付けられたままでは逃げる事もままなりません。
「本当にそうですか?」
シノさんが冷静さを取り戻す前にハーフパンツの裾から尻尾を突っ込んであげるとぐっしょりと濡れたままですし、くにゅくにゅと揉み解してあげるだけで割れ目の奥から愛液が垂れてきてしまうくらいにはほぐれていて……尾の先端についている蕾がシノさんのピッチリと閉じた割れ目をなぞるだけでブルブルと身体を震わせて力が抜けてしまいます。
「あっ、ちょ…だから、なん…で……こんなに…」
身体の反応から逆算すると乳首とかクリ〇リスをメインに玩具で弄っているようで、軽くなぞってあげるだけでクリ〇リスの包皮が捲れてシノさんの弱い所が顔を出してしまうのですが……そんな敏感な所がハーフパンツの裏地やら尻尾の蕾やらに擦れて腰が動いてしまっているのが可愛らしいですね。
そして身体の方はこんなにも敏感だというのに中の方は指が入るかどうかというくらいにキツキツで……これは挑戦するのが怖かったのか機会が無かったのかはわからないのですが、入れていたとしても少し指で弄ってみた事があるという程度でしょうか?そんな未開発の場所は丁寧に弄ってあげないといけませんからね、【媚毒粘液】を染み込ませた蕾と【淫気】の応用で軽く弄り回してあげる事にしましょう。
「ッ!?ふぅううウッ!?、?ぁああ…ッ!?」
「あまり大きな声を出していたらモンスターが来ますよ?」
そうして挿入すると同時に叫び声を上げようとしたシノさんの口を塞いだのですが、ザラリとした所を軽くなぞるだけでおもいっきりのけぞり尻尾がギュウギュウと締め付けられてしまい……このままただいかせるだけでは面白くないですからね、一度尻尾を引き抜いて様子を見る事にしました。
「いっ、ひゃっ…く、くぅぁ……ッあ?あえ?…な、なんで?」
いく寸前で尻尾を止められたシノさんは涙目になりながらも身体をくねらせモジモジしているのですが、その物欲しそうな視線を受けながら私は悲しそうな表情を作ってみせます。
「気持ちよくは無いのですよね?」
「そ、れは…」
少し焦らしてみるとシノさんは無自覚なのか自ら腰を動かして気持ちよくなろうとしていて……擦りつけられる前に絶妙に気持ちよくなるポイントをズラしておきましょう。
「私を訴えるのですよね?」
真っ赤になっている耳元に軽く息を吹きかけてあげるだけでヒクヒクと身体を震わせるシノさんは思い悩んでいるようで……ただギリギリまで高められた性欲を管理されてしまい、いくかいかないかの境界線を何度か往復しているとじれったそうに口を開きます。
「き、気持ちいいから!訴えないって約束するから!わ、私のエッチなぷにぷにおま〇こを…も、もっと…気持ちよくしてください!」
早々に陥落したシノさんはどうとでもなれというように恥ずかしい宣言をするのですが、もう少しだけやむを得ないという言い訳づくりのお手伝いをしてあげる事にしましょう。
「わかりました…でも口約束では信用がありませんし」
言いながら口に含みやすい大きさまで大きくなってしまっている乳首を甘噛みしながら股間をクチュクチュと弄ってあげるとシノさんはすぐに限界を迎えてしまいそうになるのですが……。
「このままシノさんがいってしまったら気持ち良いという事を認めたという事で…【呪印】を入れておいても良いですか?」
「ここに」というように軽く子宮のある辺りを押すだけでビクンとシノさんの身体が跳ねるのですが、【呪印】という禍々しい単語に血の気がサーッと引いていき、シノさんの視線が泳ぎます。
「もっと、もーっと、気持ちよくなりますよ?」
スキルレベルが上がった事によって効果を調整できるようにもなっていますし、ただでさえ敏感な身体を持つシノさんの場合はゲーム内の行動にも色々と支障がでてしまうかもしれませんが……それくらいはクソゲープレイヤーとしては丁度良いハンデですよね?
「って、え、ちょっ、それっ…はぁ…!?」
すでに快楽を受け入れている状態で急にそんな事を言われたシノさんは今更ながら必死に耐えようとするのですが、堕ちる寸前までいってしまった身体は止まる事が出来ません。
「まっ、本当、に゙…はぁ…あんッ、ぁあ…お゙っ、お゙ほ…っ!?イ…お゙っ、お゙っ…ぉ゙お゙お゙お゙ッ!!?」
そうしてシノさんのGスポットとポルチオを交互に攻めてあげると一瞬でいってしまい……【呪印】も上手く入ったようですね。
(入ったのは『軽度』ですが…これで十分ですね)
これ以上強いのが入った場合はこれからの行動にも支障が出てきますからね、発情と感度上昇くらいが今のシノさんには丁度良いのかもしれません。
「脱出するのを手伝ってくれたら解除してあげますので」
そう言いながら軽く撫でてあげるだけで潮を噴いてしまうくらいに身体が火照ってしまったシノさんは乳首もクリ〇リスも敏感になってしまったようで、下の口からトロトロと涎を垂らし続けながら「信じられない」みたいな顔をしていたのですが……配信者というのは困難が増すほど撮れ高があるという人種ですからね、問題ないのだと思います。
『相変わらずえぐいな』
(ぷぃー…)
そんなやり取りに関して淫さんと牡丹まで何とも言えない顔をしていますし、ノワールも軽く引いているのか体を震わせながら顔を隠すように伏せの体勢をとっているのですが……シノさんはピンチになればなるほど興奮してしまう性癖を持っていますからね、そして何故かその事を恥ずかしい事だと思い込んでいるからこそのソロ専でもあるような気がするのですが……。
(大丈夫…だと思いますよ?それに【呪印】を解除する為には私達と一緒に行動する必要があるという理由付けも出来ましたし)
たぶんその辺りの性癖を認めてあげればもっとシノさんとは仲良くなれるような気がします。
「ねえ、いく寸前に条件を付けるのってずるくない?ずるいよね!?」
とにかく今は涙目のまま詰め寄って来る黒髪長髪インナーのツルペタシノさんがあまりにも可愛いのでギュッと抱きしめてあげる事にしましょう。
「一種の縛りプレイだと思う事はできませんか?」
「思えないよッ!?だからもー…あーもー!」
押しのけようとしてくるのは魔法使いの筋力なので全然抵抗できていませんし、途中で周囲のモンスターの事を思い出したのかお口にチャックをして地団太を踏むシノさんなのですが、本気で怒っていた場合は殺してでも呪いを解除するという方法を試す事もできますからね、何だかんだと言いながらもこのクソゲーを全力で楽しんでいるのだと思います。
「それでは改めまして…よろしくお願いします」
「そういうのは良いからさー…ユリエルのそういうところが嫌いなの!」
不貞腐れながらも抱きしめられているという事には満更でもなさそうな顔をするシノさんなのですが、私がスキンシップ過多であるという事にも徐々に慣れて来たのか諦めの境地に入っているのか……とにかく徐々にシノさんとの距離を縮めて少しずつ仲良くなっていけたら良いなと思いました。
※ブレイクヒーローズをプレイしているような人達はどこかしら可笑しい変人なのかもしれません。
※少しだけ訂正しました(8/27)。




