347:レクチャー
※メンテナンスの影響で1日ズレての投稿です。明日から通常通りに戻ると思います。
テントの外が騒がしくなってきた時は熊派の襲撃かと思ったのですが、どうやらそれとは違う普通の侵入者が居たようですね。その情報が張り巡らされた糸を通じて共有されたかと思うと、すぐさま蜘蛛達が様子を見に行き……程なくして全身を糸でぐるぐる巻きにされた人が運ばれてきました。
「ンー…!ンー…!?」
そして全身くまなく糸で覆われているのでハッキリとはわからないのですが、糸の隙間から覗く銀色の狼耳や尻尾に見覚えがありすぎて私は一瞬目を細めてしまいます。
「ぷー…」
牡丹もやや渋い顔をしているのですが……いえまあ確かにカイトさん達を追いかけながらの情報収集には時間がかかってしまいましたし、西に向かったレナギリー達を追っていたので大回りした事になるのですが、どれだけ急いで追いかけて来たのでしょう?
(まふかさん…ですよね?)
こんな形で合流するとは思っていなかったのですが、捕まえて来た人をいきなり解き放つというのも利敵行為を働いているような気がしますし……どうすればいいのでしょう?
(折角捕まえて来たのにって怒られても何ですし)
とにかくまふかさんと情報を共有してから口裏を合わせようとしたのですが……糸に拘束されている間は通話が不可能になっているのか繋がりませんでした。
「エサ、ダ」
そしてまごまごしている内に「イイエサガテニハイッタ」みたいにどこか自慢気なレナギリーが繭を指し示すのですが……いくらお腹がすいてきているとはいえ、この場でまふかさんを美味しくいただく訳にもいきません。
「その、解放してあげる事は…?」
なので解放できないか直接聞いてみる事にしたのですが……レナギリーは目を細めて魔眼を発動する準備を整えます。
「タクサンツクラナイトイケナイ…タベナイナラ、ワタシガ」
との事で、最近はレナギリー達を恐れて『臨時キャンプ地』に近づく人も少なくなっており、捕まえて来た人をそのまま逃がす訳にはいかないそうです。
「ンッーーッッ!!」
そして糸にくるまれているせいで状況がわかっていないまふかさんはドッタンバッタンと暴れているのですが……本当にどうしましょう?
「わかりました」
何がわかったのかは私にもわからないのですが、とにかく何かしらの動きを見せなければレナギリーが食べてしまいそうですし、まずは不自然に映らない程度に目隠しと口枷になっている糸を切ってみる事にしたのですが……まふかさんが暴れているので切りづらいですね。
「ぷっは…はっ…こんのっ、解きなさいよ!て、ユリエル!?なんであんたがそいつの隣にいるのよっ!?」
繭の糸を切ってみると頭だけ自由になったまふかさんが怒鳴りつけてくるのですが、ややこしい事になりそうなので一旦その唇に指を当てて黙らせておきます。
『レナギリーを説得するって言いましたよね?』
むしろ戦闘状態になっている方が問題ですからね、仲良くなっているのを責められても困ります。
「ぐっ、それはそうだけど…じゃなくて、さっさと…ッ!?」
「コレダケゲンキナラ、タクサンコドモヲウムダロウ」
私はレナギリーの事を気にしながらフレンド会話経由で事情を説明しようとしたのですが、若干混乱しているまふかさんは無理やり口を開こうとして……レナギリーの魔眼を受けて黙り込んでしまいます。
「…ッ!?」
そうして今まで大人しく様子を見ていたレナギリーが動き……このままだとまふかさんが色々な意味で食べられてしまうと思ったのですが、何故か魔眼のひと睨みでまふかさんを黙らせた後、レナギリーは私の後ろに立ちました。
「シカタガ、ナイ…サイショ、オシエル」
そしてレナギリーは少し屈むようにして抱きついて来たのですが……背中に当たるムニュリとした胸の柔らかさと首筋に当たるヒヤリとした腕の感触に心臓が跳ねました。
「何…を?」
スルリと首筋を撫でる感触がゾワゾワしますし、反射的に淫さんが力を溜めるのですが……ここで手を出したら今まで必死に友好を築こうとしていたのが水の泡になってしまいますからね、あくまで無抵抗を貫きましょう。
(落ち着いてください…今のところ傷つける意図はないようです)
上半身側の細腕でさえ私達3人の拘束をあっさりと振りほどけるくらいの力がありますからね、私の首くらいなら簡単にへし折る事が出来る状態になっている事に肌が泡立つのですが、湧き上がる恐怖はグッと押さえ込みます。
『いや、しかし…わかった』
とにかくレナギリーの言う事を聞こうと、私達はゆっくりと息を吐きながら力を抜いたのですが……何かを確かめるようにレナギリーの第一脚がドレスの中に入って来て、フワフワした短毛がお腹や鼠径部を撫できたりとなかなか擽ったいですね。
「あの、な…ひッ!?」
そのまま第二脚もワシャワシャと擦りつけて来たのですが、緊張して固まっているタイミングでいきなりクリ〇リスをカリッと引っ掻かれて身体が跳ねてしまいました。
「タマ、ヲ」
そんな状態でいきなりそんな事を言われたので最初はよくわからなかったのですが、どうやらレナギリーが言っている「タマ」というのは【魔水晶】の事らしいですね。
「そっ…ッ!?はっ、だ、出しますからっ、一旦手を…ッう!?ひゃあ…ん、あッ、あっ、ああッ!?」
腰を引いて刺激を逃がそうにも後ろから抱きしめられているので出来ませんし、むしろ微かに押し込むようにしながら優しく複数の脚でカリカリされると甘い刺激が広がり身体が震えてしまいます。
どれだけ身を捩ってもレナギリーの脚は気持ちの良い所を弄り続けていますし、爪のような硬い感触とフワフワしたブラシのような短毛による二種類の刺激に割れ目をなぞられクリ〇リスをコリコリシコシコされると目の前が真っ白になってしまい、簡単にいってしまいました。
(い、今は…我慢して…作らないといけないのに…んんッ)
レナギリーが何かしらの魔法を使っているのか軽い絶頂を繰り返しているような状態で、溢れる愛液をかき混ぜるようにクチュクチュされながら剥き出しのクリトリスを優しく弾かれるだけで集中力が霧散してしまい、そんな状態で【魔水晶】を出せと言われてもなかなか生み出す事ができません。
「はっ、はー…ッ!?」
それでも何とか頑張って作り出すと、レナギリーは満足げな表情を浮かべながら【魔水晶】をヒョイと私から取り上げました。
「アトハ、コレヲ、ココニ」
「ひぃっうッ!?」
そうしてレナギリーが優しく剥き上げた私のクリ〇リスに【魔水晶】を当てると、さんざん虐められて少しヒリヒリする場所にゼリーのような表面を持つ【魔水晶】が吸い付いてきて、揉み溶かすような強烈な刺激が全身を駆け抜けて思考が溶けます。
「イロイロ、ホウホウガアル…ガ…コレガイチバン」
「はっ、あっ、ああ…やっ、まってください!今、クニクニするのは…ぁあ、アッアッ!!?」
そうして色々と大変な事になっている私の事を無視しながらレナギリーは説明を続けるのですが、どうやら蜘蛛同士なら普通に生殖行動がとれるのですが、相手が人間などの異種族だと卵を植え付けてから魔力を送る必要があるようで、女性の場合は【魔水晶】を使った方法が一番簡単なのだそうです。
そんな説明を続けながらレナギリーは私のクリ〇リスに【魔水晶】をグリッと押し付けて来るのですが、その刺激だけで電気に打たれたみたいに脳天が痺れて思わずのけぞってしまいます。
「ひっ!?」
そうしてレナギリーがクリ〇リスに吸い付いた【魔水晶】を摘まんで伸ばすように成型すると、私の股間には立派にそそり立つ男性器のような肉棒が生えていました。
材料は【魔水晶】、色は白濁した魔力色なので中に居た肉塊がどうなっているのかはわからないのですが、私と神経が繋がっているのかピクンピクンと震えていますし、いきなり疑似男性器ともいえる物が下着の中から飛び出しているというなかなか驚くべき光景なのですが……。
『まふかさん…』
『ちょ、だ、だって…』
最後の方はお互い消え入るような小声になってしまったのですが、まふかさんが目を真ん丸にしながら私の股間から生えてきた疑似男性器を凝視してくるのですが、これはなかなか恥ずかしいですね。
「マダ、チイサイ、タシカメル」
因みに大きさは成人男性より少し大きいくらいなので十分立派だと思うのですが、いえまあ私も男性器の大きさを詳しく知っている訳ではないのですが、とにかくレナギリー的には納得いかないようでした。
「あの、それ…わ゙ッ!?はっ、あっ、あ゙、ん゙ん゙ん゙っっ!!?」
その「チイサイ」というのはスキルレベル的な意味なのか純粋な意味での大きさなのか、とにかくレナギリーはこれでちゃんと子作りが出来るかというようにいきなり私の股間に生えた疑似男性器を扱き始めたのですが……この疑似男性器はクリ〇リスの快楽神経と直接つながっているのか、剥き出しのクリ〇リスを擦られるような鋭い痛みに私の口からは甘い悲鳴が漏れてしまいます。
(これ、これはっ、だめっ!?)
そして疑似男性器の先端からはカウパー腺液が垂れ始めるのですが、どうやらこの液体は【媚毒粘液】で出来ているようで、レナギリーが言うには【魔水晶】で出来た肉棒を通した【媚毒粘液】は相手を孕ませる事が可能になるのだそうです。
やはり【媚毒粘液】も碌でもない利用方法があったのですが……そんなどうでもいい事を考える事によって射精を我慢しながら現実逃避をするのですが、レナギリーの第一脚によって竿を扱かれながらカリの部分を何本もの脚でゴシゴシされて、少女特有のプニっとした手のひらで先端をグニュグニュと押し潰されると腰の奥がフワフワしてきて今まで感じた事の無い射精感が込み上げて来ました。
(我慢、しないと…というより射精は、いえ…)
疑似男性器を扱かれながらだと頭が回らないのですが、このまま問題なく射精が出来るという事がわかると、まふかさんへの種付けが始まってしまうのだと思います。それだけは阻止しないといけないのですが……この疑似男性器でまふかさんを貫いたらどれくらい気持ち良いのでしょう?そんな事を考えてしまうとゾクリと昏い感情が湧き上がって来て頭の中が沸騰しそうになるのですが、この疑似男性器でそんな事をしたら本当に子供が出来てしまうと思うので、射精だけは我慢しなければいけません。
「デガ、ワルイ?」
必死に耐えていると苦しそうに震える疑似男性器を見ながらレナギリーが首を傾げるのですが、試しに別の場所も刺激してみようというように色々な場所に魔の手が伸びて来て……擦れただけで蕩けるような快楽を感じる乳首を弄り回して来たかと思うと揺れただけで母乳が張ってしまうような乳肉をグニョグニョと弄りまわし、愛液に濡れた水晶球が膣やらお尻の中にチュプンチュプンと入って来たかと思うとエッチな魔力波を放って無理やり射精を促してきました。
(やめ…いま、そんなに弄られたら…あっ、ぁあッ!?)
体内に直接送り込まれた魔力波なんて防ぐ方法がないですし、軽く乳首を擦り上げられるだけで母乳が溢れて頭の中がパチパチと弾けてしまうのですが、このまま出してしまうとまふかさんとの子作りが始まってしまいます。
「ン゙、ン゙ン゙ッッッ!!?」
なので我慢しないといけないと必死に歯を食いしばるのですが、まふかさんはレナギリーにいたぶられている私を見ながら怯えた目をしているのですが、怯えながらもその瞳は私の疑似男性器に釘付けになっていて、そんな顔をされていたら、私は、私、は……。
「ッ…うっ、イッ!?ぐっうぅぅっっ!!?」
股間から生えている疑似男性器は【魔水晶】で構成されている筈なのですが、妙に弾力があるのでレナギリーに弄られるとグニグニと動いてしまいますし、その度に違う刺激が与えられてあっさりと我慢の堤防は決壊しました。
ビュルルルルと登って来る快楽の開放と圧倒的な射精感、私の魔力をたっぷり含んだ白濁した液体を顔面に浴びたまふかさんを汚してしまった征服感やら人生初の男性器での射精感に私の頭の中は真っ白になってしまうのでした。




