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278:ハーピー戦(後半)

「はぁあっ、ぁあ、あっ、ああっ…お゙っ、お゙っ、お゙ぉお゙お゙ッ!!?」

 ビチビチと弾ける乳首への振動やら直接乳腺が虐められているような絶え間ないハーピー達の振動攻撃に射乳絶頂を繰り返し、空気が揺れる音を聞いただけでもいってしまうくらいの酷い快楽責めの前に私達の身体は屈服してしまいました。


 それでも容赦なく体内を貫通した振動が脳や子宮を揺り起こし、女性としての本能を刺激しながら昂らせる事で無理矢理意識を覚醒させたかと思うとまた容赦のない振動が襲い掛かり、その強弱入り混じった振動は性格が悪いの一言では言い表せない邪悪さをもって私達をいたぶり続けます。


 特にクリ〇リスに対しての責めは強烈で、皮を被り小さく顔を出している部分が擦れるだけで大変だというのに、本来は触ってはいけない隠れている部分をも激しく振動させて、私達が壊れる限界ギリギリを見極めて虐め抜こうとしているような強烈な振動をお見舞いしてきました。


「あ゙っあ゙、あ゙あ゙、お゙ぉ゙お゙っ、お゙お゙お゙お゙っ…」

 そうして永遠に続くかのような振動に襲われていると恥も外聞もなく私の尿道はぷしゃぁああと潮を噴きっぱなしで、排出される解放感と振動によって膀胱の内側まで犯されているような変な感覚に陥りおかしくなりそうで、ショーツ部分からは吸収しきれなかった尿やら愛液やらが混ざり合った恥ずかしい液体がボタボタと溢れ続け、乾燥した大地を黒々と濡らします。


「はひっ、はっ、はっ…」

 既に何回いったかという話しではなく、いった瞬間に別々の所で弾けた振動によっていきまくっているような状態で、意識は朦朧としていて呼吸すら難しい状況を上空からニヤニヤと見下ろしていたハーピー達は私達を完全に無力化したと判断したのか、奇妙に甲高い声をあげながらゆっくりと降下してきました。


 それが捕食の為なのか別の目的があるのかはわかりませんが、股間からは真っ赤に血走った挿入官のような物を伸ばしていて……あまり愉快な目的ではない事は確定ですね。


(ぼたん、と、まふか、さんは…)

 やっと振動が止んだ事で周囲を見回す余裕が出来たのですが、身体はビクンビクンと痙攣しっぱなしで、視線を動かすので精一杯でした。


 涙と眩暈でぼやける視界はすぐに納まってくれず、ハーピー達が地上に降りてくるまでの間に振動の余韻だけで5回もいってしまう有様で、もう身体に力が入りません。


(ぷぃー…)

 それでも何とか【意思疎通】のおかげで牡丹の無事だけはわかり……どうやら牡丹は振動の周波数が私達の身体に合わせられていた事もあり被害は少なかったみたいなのですが、それでも散々揺すられ続けてぐったりしている事には変わりなく、すぐに動けるような状態ではないようです。


「KYAAAUU」


「KYAxKYAx」

 そうして勿体ぶるようにして、やや周囲を警戒しながら私のもとに降りてきたのがハーピーB(レベル31)ハーピーA(レベル36)で、まふかさんの近くに舞い降りたのがハーピーC(レベル32)ですね。そんな3体が足についた鷲のような鋭い爪で私達の両腕を固定しようとしてきたのですが……。


(もう、動けませんが……)

 ハーピー達はどれだけ女性を痛めつければ動きを止めるかと言う事を理解しているようで、嬲られ続けた私達の身体はガクガクと痙攣を繰り返していたのですが、残念ながら私のスキルには【絶倫】があるのでこの手の耐久度は異様に高いのですよね。


(なの、で…!!)

 私は急いで呼吸を整えると、近づいてきたハーピーBに対して魔力操作のみでベローズソードを振るい、警戒するように少し離れた位置に降りて来ていたハーピーAに【オーラ】を固めた鞭を振ります。


「KYAxtt!?」

 そうして反撃が来るとは夢にも思っていなかったハーピーBの首を搔っ切る事には成功したのですが、レベル差なのか距離があったせいなのか、慌てて仰け反るように回避行動をとったハーピーAの左腕の翼を弾き負傷させる事しか出来ませんでした。


(浅い…っ!!)

 流石に万全の状態とは言いづらいので色々と限界なのですが、それでも私は攻撃の手は止めずに無理矢理【魔翼】の力で立ち上がると、そのままハーピーAに対してしならせた鞭での追撃を行い、今まさにまふかさんに襲い掛かろうとしていたハーピーCへの攻撃(ベローズソード)をおこないます。


「ッは!!?」

 とはいえ流石に【絶倫】持ちの私でもとっくに身体の方は限界で、鞭をしならせたハーピーAへの追撃は空を切り、まふかさんを襲おうとしていたハーピーCに対してはその右足を斬りつけるのが精一杯で、浅くホログラム()を上げさせるのが限界でした。


 そうして魔力で無理矢理動かしていた私の身体は揺り返しのような脱力感にその場にへたり込んでしまい、上空に飛びあがっていく手負いのハーピー達を見上げる事しか出来なかったのですが、このままでは不味いと咄嗟に【魔水晶】を展開して、駄目押しの振動波を防ぎます。


「KYUUOOOOO!!!」


(ぐっ…)


(ぷっ!)

 手負いと言う事でハーピー達がおこす振動波は出力が落ちていたのですが、それでも連続で叩き込まれると【魔水晶】が割れ、割れたらすぐさま次の【魔水晶】を作り出し、MPが切れそうになるとMP回復ポーションを飲んでと持久戦に持ち込んだのですが……そうして数分間粘っていると流石に痺れをきらしたのか、それとも負傷している状態でこれ以上の継戦は難しいと判断したのか、最後にハーピー達は悔しそうに一声大きくな声で鳴くと、()()方面に飛び去って行きました。


(なんとか、助かりましたが……あまり悠長に構えている訳にはいきませんね)

 『クヴェルクル山脈』は『リュミエーギィニー(魔物除けの植物)』のおかげでモンスターの数が少ないのですが、流石にこれだけずっと同じ場所で激しい戦闘を繰り広げていると新手が集まって来ていますし、その中にはハーピーの広範囲攻撃のせいで近づけなかったという魔物除けが通じない個体も混じっているようですね。


 そんなモンスター達が手ぐすね引いて襲い掛かろうとしている状態なのですが、今の私達にはまともに戦うだけの力がありません。


(ぷぅー…いー…)


(そうですね、移動しましょう)

 その頃には牡丹も何とか復帰してきていたのですが、状態が良くないのはお互い様で、ここは大人しく戦略的撤退をする事にしましょう。


「ふっ…んんん……!!」

 何かもう足腰がガクガクとしすぎてステータス異常としての『スタミナ低下』と『脱水症状』が表示されるくらい身体が怠くて立ち上がるのも困難だったのですが、それでも私は牡丹から渡されたスタミナ回復ポーションを飲みながら必死に頑張る事にしました。


(後は山を登るか、降るかですが)

 とはいえ山を降って出発地点に戻ってもあまり意味が無いですし、もうすぐ山頂と言う事もありそのまま登る事にしましょう。


 そう決めて、私は近くに転がっていたまふかさんの元ににじり寄り改めてその状態を確かめるのですが……色々と酷い状態ですし、完全に白目を剥いて気絶していました。


「まふかさん、大丈夫……ではないですね、しっかりしてください」

 ハーピー達によって気絶と覚醒を繰り返されたせいか強制ログアウトする事も出来ず、いき疲れる形での『気絶』判定(状態異常)が入ってしまったようですね。


 一応スタミナ回復ポーションをかけておいたのですが目を覚ます様子はありませんし、だからと言って自然復帰するのを待っている時間的な余裕もないですし、私は牡丹と協力してまふかさんの荷物を回収すると、その身体を担ぎ上げてモンスターの気配から逃げるように山道を登り始めました。


(これは、思ったより……きついですね)

 震える足腰と、全身から滴る汗に股間からポタポタと滴る白濁した液体で色々と酷い有様だったのですが、とにかく山頂付近……最初にハーピー達が飛んでいた辺りまで到着すると、そこで激しい戦闘が行われていたような跡を発見しました。


 というより酷い臭いや染みの跡だったのですが、その痕跡から考えるとここに居たのは男性2名に女性が1名でしょうか?


 現在のブレイクヒーローズでは男女混合のPTが極端に少ないので、その事を考えるとソロの女性が襲われているところを2人組の男性が助けに入ったのかその逆か、まああのハーピー達に誰かが襲われていた事は確定ではあると思うのですが、これ以上居ない人達の事を考えていても仕方がないですね。


(もう少し…で)

 とにかくそんな戦闘跡を越えて、疲労困憊で息も絶え絶えという感じにまふかさんを担いだまま山頂に到着したのですが……そんな私達の眼下に広がっていたのは下から見上げただけでは分からない窪地に広がっている『リュミエーギィニー』の密生地で、そんな中に建てられている三階建ての石造りの塔でした。

※明日8時と20時に205話辺りでグレースさんと話していたメルクリウス号関連の話やグレースさんがゲームを始めた理由などを描いた全11話の外伝を同時進行させていこうと思いますので、よろしければそちらも良いね・評価をお願い致します。

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