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270:上級スキルの使い心地

 まふかさんとは『エルフェリア』の宿屋で合流しようという事になったのですが……これは少々早まってしまったかもしれませんね。


 というのも私達は上級スキルの検証をしながら町に引き返していたのですが、まず一番の問題だったのが一番問題があると思われていた【淫装(いんそう)】で、効果を具体的に言うと着ている衣類の内側がヌトヌトした生物的な物に変わり、身体の表面に絡まり張り付き同化しているような状態になりました。


 そんなトロトロした粘膜が衝撃を吸収してくれおかげでダメージが軽減されるのですが、その内側の感触はブラシのついた無数の触手が服の中を蠢いている感じで、吸われる魔力は減っているものの、私の体液が餌になっているのか汗の溜まるような場所を舐めとるように蠢き、乳首を持ち上げるように絡まりスリスリして来たかと思うとクリクリと捏ね繰り回したりと、厭らしい事この上ないですね。


「は…あっ…ぁあああ…ッ!!?」

 特に【淫装】が好むのは私の母乳のようで、乳首をコリコリと責め立てられながら無数の肉芽にしゃぶりつかれると無理矢理母乳が作り出されるような感じに胸が張ってしまい、はしたなく勃起した乳首をぢゅるるるるっと音を立てて勢いよく吸われるだけで腰砕けになり、私はあられもない叫び声を上げながら母乳を噴き出しその場にへたり込んでしまいます。


「くぅううっっ…んぁああ、お゙っ…お゙ぉ゙!!?」

 更に最悪な事実としては【淫装】の効果が及ぶのはドレス(体装備)だけではないようで、身に着けている物がすべて【淫装】化してしまい、左手に付けているロンググローブの内側もネチョネチョした触手に埋め尽くされ、指を舐めとるように擦られるとそれだけで身体が震えてしまい、全身を苛む責め苦はなかなかキツイものがありました。


 我慢しようにも我慢出来る様な刺激ではなく、今までは厭らしい所が擦れるだけだったのがガッツリと弄り回されるようになった感じで、何が一番キツイかと言うとこの【淫装】は私の考えている所を責める機能があるという事で……つまり私が胸を気持ちよくして欲しいと思ったら胸が責められ、クリ〇リスの事を考えていればそちらへといった感じで、平静さを保つ事が出来れば悪さをしないのかもしれませんが、こんな内側がトロトロとした蠢く服を着ていながら平静を保てる訳がありません。


「ふっん゙…んっ、ぐ…ッ」

 まるで私が厭らしい事を考えている方が悪いというようなニュルニュルが全身に絡まりつき、無理やり大きくさせられた乳首がブラシ型の触手にゾリュっと擦られると変な声が出てしまい、その刺激に意識が向いてしまうとその責め苦は一段と激しいものに変化して、認めてしまえば【淫装】の責めは次第に激しくなり、その魔の手が容赦なく股間の一番敏感な部分にも伸びてきました。


「お゙っ、お゙…っお゙っ…あ゙ぁ゙あ゙あ゙ーッッ!!?」

 密着しているために逃げ場のない刺激がクリ〇リスを襲うのですが、柔らかくてザラザラしていて硬い無数の刺激が秘芯を弄り回すと、痙攣するように身体が跳ねてしまいます。


 全身が撫でられる感覚に頭がパチパチしてうぶ毛が逆立ち、尻尾が弱点だと分かるとその付け根をジュポジュポと撫でまわしたりと私の身体を思うがまま弄り回す【淫装】が満足するまで何度もいかされ続ける事になるのですが……これはなかなかキツイですね。


「はぁー…んっ、く…」

 しかも【淫装】化した衣類には感覚神経が通っているようで、そんな物と同化してしまっている身体は空気が流れるだけで性感帯をカリカリと刺激されているような感じになってしまい、皮膚感覚があるので衣類を着ているという実感が無くなり、まるで全裸で出歩いているような錯覚に陥り顔から火を噴きそうになります。


 そんな状態がただただ恥ずかしくて、汗やら色々な物が噴き出し垂れ流し状態なのですが、それを【淫装】に吸われて舐めとられてと、その動きに身体が跳ねて移動どころではありません。


 ヌチャヌチャと擦られて溢れるのは【淫装】のドロドロなのか私の恥ずかしい液体なのかわからなくなるくらいいかされ続けたのですが、いくら外から見えないように衣類の内側が蠢いているとはいえ恥ずかしい水音が響いていますし、私の反応からして何をされているのかは一目瞭然なのですが……こんな状態で人前に出る事は出来るのでしょうか?頑張ればいけるのかもしれませんが、かなり気を付けないとただの痴女になってしまうような気がします。


「ぷー…」

 不幸中の幸いとしては【淫装】がお腹が一杯になれば多少は動きが落ち着く事と、私が平静を保っていればそれ程動かない事、そして牡丹を装備して(被って)いれば【淫装】が暴れるのを落ち着かせる事が出来る事がわかりました。


 これは【淫装】の意思を牡丹が乗っ取り(主導権を奪って)制御しているらしいのですが……【淫装】に意思なんてあるのですねと思っていると、どうやらあるみたいです。


 牡丹が言うには(翻訳するには)「もっと食べさせろ」と言っているようで、そのどこか傲慢な言い方は翠皇竜の意思が強く出ているのかもしれませんが……何かもう本格的に呪いの装備っぽい感じが増してきましたね。


 今は「お腹いっぱいになったから少し寝る」との事なのですが、これでもまだ【淫装】の意思はあやふやな存在のようで、これから改めて私の考えや意思を読み取り共に成長していくのだそうです。


 どういう成長をするかは私次第で、心を強く持っていれば清く正しい翠皇竜が生まれるかもしれないとの事なのですが……不安しかないですね。


 ただ一応母体()を守るという本能は備え付けられているようで、牡丹が言うにはそれほど無茶な事はしないだろうとの事ですし、もう少し【淫装】のスキルレベルが上がれば戦闘にも参加してくれるだろうとの事でした。


(戦闘、って…)

 どういう風に戦闘に参加するつもりなのかはわかりませんが、とにかくずっとムズムズしているようなドレスの責め苦に耐えながら改めて自分の姿を確認してみると……汗とか涙とか涎とか汁とか色々と酷い事になっていますね。


 とにかく頭の上には膨らんだベレー帽から6本の触手が伸びている牡丹を被り、身体は『翠皇竜のドレス』を着て、左手にはドレスと同色のロンググローブ、足元は(くすぐ)られないように【オーラ】で素足を覆っています。


 見た目はどちらかというと敵側(魔王サイド)の女幹部と言う見た目で、緑がかった黒色のドレスのデザインは変わらず背中とお腹が大きく開いた胸が今にも零れ落ちそうなチューブトップドレスであり、腰の辺りからスカート翼が広がっているのも変わりはありませんね。


 変わった点としては表面がやや分厚くなり爬虫類的な皮膚感になった事と、股間の食い込みがややマシになった事なのですが……覆われ隠されている部分の内側ではトロトロの触手がクリ〇リスから膣の入り口からお尻の穴まで貪っていてと、露出が減った以上のマイナス要素しかありません。


「ッ、ぁ……ひ…はー…っ」

 とにかく何とか呼吸を整え、グルグルとのぼせる頭で必死にドレスの刺激に耐えるのですが……【淫装】に関してはもう牡丹に何とか宥めて押さえ込んでもらうとして、上級スキルの中で唯一問題が無かったのが【魔力創造】で、これはやはり【オーラ】と似たような能力と言いますか、より頭の中でイメージした物に近い物が出てくる感じで、手作業で無理矢理形を整えていた【オーラ】より使い易そうでした。


 そして意外と判断に困るスキルが【エナジーパワー】と【神隠し】の二つで、まず【エナジーパワー】については完全に魔力依存になったのはいいのですが、MPが無くなると筋力値がおもいっきり下がってしまうようで、試しに【ルドラの火】を使いMPを枯渇させてから試してみるとほぼリアルと同じくらいの筋力になります。


 これはまあ平均的な女子高生の筋力という事になるのですが、流石にモンスターと切った張ったをするファンタジー系のゲームをするには力不足ですね。


 重量物の運搬はほぼ不可能になりますし、物理攻撃時の威力もおもいっきり下がってしまい、より一層のMP管理が必要になってしまったという感じです。


 そして現時点で何とも言えないのは【神隠し】スキルで、スキルレベルが1だと殆ど効果を実感する事が出来ませんでした。


 なんとなく隠れられているような気がするというくらいの性能なのですが、私の場合はそれ以上に魅力系のスキルによるヘイト集中効果の方が強く出ているようで、すぐに見つかってしまう感じです。


 一応牡丹に【神隠し】をかけて単独行動をとってもらった際には効果を実感する事が出来たのですが、私が近くに居るのでこちらにヘイトが向いているだけなのかは判別できませんでした。


 まあある程度の距離が離れても効果が途切れる事なく持続していたので、スキルのレベルが上がれば実用的になっていくでしょうとこれからに期待しておく事にします。


 そして使ってみると微妙な結果になったのが意外と【蹴撃(しゅうげき)】で、地面を蹴る事がなくなったのは良い事なのですが、その反動を使って移動していたのでややマイナスですね。


 それより問題なのが色々なスキルが乗るという効果の方で【オーラ】などの単純に攻撃力が上がるスキルが乗っているのは良い事なのですが、どうやら魅了系のスキルも乗っているようで……蹴ったり踏んだりすると相手が恍惚の表情を浮かべながら倒れていきました。


 しかも【ドレイン】や【搾精】も乗っているようで、試しにホーンラビットを転がしてその体を踏んだ時は「PiーPiー」と凄く暴れて、ムクムクとさせた陰茎から足の裏がべとべとになるくらい白濁した液体を迸らせていたりと、何か変なプレイ(足コキ)をしているような感じになってしまいます。


 そして【淫装】程ではないとはいえ予想通り碌でもなかったのが【発情】で、ステータスが上がる倍率は良いのですが頭がフワフワしてしまいますし、それに合わせて感度が上昇してしまっているようで、ドレスの責めもあってかなり厳しい状況ですね。


 【精神対抗(微)】が無ければずっと甘いきしているような状態が続き行動するどころでは無くなるのですが、今のところはなんとか耐えられている感じです。


 【フェロモン】の効果については判断が難しいところで、マンイーター(触手の塊)相手でもトロンと動きが遅くなり、明確にヘイトがこちらに向くようになったのは良いのですが、完全パッシブスキルというのが使いづらいところではあるのですよね。


 意図せず入れ食い状態になる感じで、この辺り(エルフェリア北の森)のモンスターは下手したら第一エリアより弱い敵しかいないので対処は出来ていますが、これが適正レベルの場所になるともうどうなるのかわかりません。


 しかも魅了にかかったモンスターは基本的に私を傷つけようとするよりそっち系(エッチな)の攻撃をしかけてくるようになり、そんな効果がパッシブスキルとして常時発動しているのでまるで別のゲーム(R 1 8)になってしまった感じです。


 具体的に言うと発情したホーンラビットの群れに群がられると腰を振られて数十回以上精液をかけられ、コッケーには大事な所を(ついば)まれてしまい、マンイーターに絡みつかれるとジュボジュボされたりと戻って来るまでに色々と酷い目にあったのですが、何とか撃退する事ができました。


 続いて【催淫】と【籠絡】はアクティブスキル寄りの魅了系のスキルなのですが【催淫】が魔力的に【籠絡】が物理的に効果を発揮するようなのですが……モンスターの反応を見ての大体の予想なので実際のところはよくわかりません。


 まあ積極的にどうこうする(堕とす)つもりはないですし【ドレイン】や【搾精】の効果が上がっていたので問題はないですね。


 そして最後の【絶倫】は完全に取得を失敗したスキルで【スタミナ増強(微)】が無くなったのでゲーム内のスタミナがリアルの体力に少しだけ補正が乗った程度まで落ちてしまい大幅減少、いった時の体力消費やHP消費などの疲労感が少なくなったような気がするのですが……だからどうしたという効果でしかありません。


 純粋にスタミナが減ったので森の中を歩いて戻るだけでも少しバテてしまったのですが、今の私の身体は草木が擦れるだけで肌が粟立ちフラついてしまい、ピンと立った乳首がドレスに嬲られてと……そんな悪循環に何か変な笑いを浮かべそうになりました。


 もう引き返せないような大変な状況にゾクゾクとするのですが、ブレイクヒーローズはこういうゲームなのですからと自分自身に言い訳をして、適当にモンスターの相手をしながら何とか『エルフェリア』の近くまで戻って来れたのですが……スキル以前にこんな状態で町の中に入れるのでしょうか?


「どう、しましょう?」


「ぷぅー…」

 エルフの門番さんには不審者だと思われる未来しか思い浮かばないですし、下手に魅了の力が発動すればそのまま連行されて酷い目にあいそうなのですが……ずっと弄られ続けている私の頭の中はもうグチャグチャになっていて、何かもうそれ(襲われるの)でも良いかと一瞬だけ昏い感情が滲み出て来ると、お腹の下がキュンとしてしまいます。


(何、んっ…お゙…お゙ぉ…)

 そんな破廉恥な事を一瞬でも考えてしまった事に頬が熱くなると、そんな邪な感情に反応したように【淫装】が暴れ出してしまい、ツブツブの触手が私の中をジュボジュボとほじくり回してその場で蹲る事になったのですが……こんな状態でどうやって町の中に入ればいいのかを本気で悩む事になりました。

※大変な事になっていますが、今日もユリエルと牡丹は元気です。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 淫装って単純に 服の見た目が淫らな服だと思ったら 服そのものが淫らって… すてきな発想ですね [気になる点] さらっとマンイーターにジュボジュボされてる うん、ひどいね あとホーンラビット…
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