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219:搾乳の揺り籠

「っ…ん…はっ……」

 丸呑みにされてヌルヌルとした糸の中に取り込まれてしまったのですが、抵抗しようにも両腕は頭の上で拘束されおり、【ルドラの火】などの魔法も糸に魔力を吸われて発動させる事ができません。


 暴れるにしても肝心の武器はいつの間にか落としてしまい、装備はスカートと左手の手袋を残して剥かれてしまっています。

 露になった100センチ越えの胸は全身を包むように絡みついてきている糸によって押しつぶされており、ザラザラとした糸が乳首に絡みつき、左右同時に、そして時にはバラバラに強弱をつけながら射乳を促す様に根元から扱き上げながら母乳を吸いました。


「あぁっ、あっ、あひッ!?んぁ、あっ、ぁああああっ!!?」

 何とか拘束から逃れようにも、ただでさえ窮屈な場所には媚毒が充満しており、呼吸するたびに無理矢理発情させられ頭の中の芯が痺れてまともに頭が働きません。


 そんな状態でヌルヌルした糸に脇や脇腹や背筋や足の裏などをくまなく愛撫されながらピンク色の魔力を流されては、もう自分でも何を言っているのかわからなくなってくるのですが、なりふり構わずに弱音を吐くのは奇妙な爽快感があり、取り返しがつかない事になっていくような恐怖と喜びに頭がどうにかなりそうで、いったぶんだけMPが抜けて、抜けたぶんだけ母乳が作られて、母乳を吸われる射乳感にまたいってという最悪のスパイラルに陥りもう何回いったのか分からなくなっているのですが、ピンク色の光線が無理やり感覚を剥き出しにするように意識を覚醒させて、媚毒が最低限のMPとスタミナを回復させて延命させているようで、気絶する事すら許してくれません。


 そんな嫌らしい責めに合わせて私の弱点となっている乳首や陰核、そして今は立派な性感帯となっている尻尾も責められているのですが、それに加えてお尻の方にもガラスのようなツルリとしたイボイボがついた糸が突き刺されており、直接中から魔力を流され媚毒が擦り込まれまれていました。


 特にその糸についているガラス玉はピンク色の光線の発射口のようで、お腹の上からその光が見えるくらいの強さで内部から強烈な光線を浴びせられ、身体が無理やり発情させられます。


「んぉほおっぉぉ…」

 ゆっくりとガラス玉が出し入れされ、プツンプツンとガラス玉が出入りするたびに頭の中が真っ白になり、理性を排泄しているように流し込まれた媚毒がドロドロと溢れてきました。


「ふぁぁぁあッ、ごりごりがっ、ごりごりぃぃっ、んひぃいいぃ…ッッ!!?」

 ほじくり回される刺激と出し入れされて捲れていく感触だけでもどうにかなりそうなのですが、追い打ちというように前の穴には卵管のような芯のついた太くプルプルした糸が挿入され、一番奥をコツコツと突きながら中を引っ搔き回し、精液のようなドロリとした液体が注がれます。


(だめ…これっ…だめぇぇっ!?)

 注がれているのはどうやら卵嚢を刺激する劇物のようで、掻き回され突きまくられた卵嚢が抗議するように蠢くと、それだけで私は簡単にいってしまい、戻って来る事ができません。


「はっひ、むり…あぁあっ…むりぃぃぃっ、くふぁああっあぁああっあっ!!?」

 微かに膨らみ始めたお腹は確かに卵嚢が成長している事を表していて、化け物を孕んでしまうかもしれないという恐怖に涙が出るのですが、卵嚢が蠢き太い糸がグチュグチュと動きながら私の中に毒を流し込むたびに、我が子に対する愛情のような物が浮かんできて頭の中が幸せになっていきます。


「あひっおっおぉぉおお…ッ」

 そんな人外の責めを何時間も続けられるともうもう時間の感覚があやふやで、よくわかりません。


 産みたいような産みたくないような、助けて欲しいような助けて欲しくないような、そもそも助けを求めようにもリアルの時間の方はあまり経過していないようで、この懲罰MAPといいますか、隔離MAPは特殊な時間の加速が行われているようで、どうやら他のプレイヤーと時間の進みが違うようでした。


 何か個別管理された無駄な技術力が注ぎ込まれているような気がするMAPなのですが、このままだと助けられるまでにどれだけ弄ばれたらいいのかわからず、流石の私でも意志が挫けそうになりました。


 諦めてログアウトしようかとも思うのですが、セーフポイント外なのでカウントダウンが終わらないとログアウトできないようで、しかも特殊MAP扱いなのかその間もしっかりと意識がある状態のまま糸による責め苦は続きます。


(……!)

 それでももう脱出は出来ないと私が諦めかけた瞬間、何か頭の中に声が聞こえたような気がして顔を上げたのですが……やっぱりそこにはヌチャヌチャした糸の壁しかなかったのですが、何かモゾモゾしているような気がします。


(時計が…?)

 何か時間加速のズレが元に戻った(時間加速2倍)ような気がしたのですが、よくわからず改めてボンヤリと涎を垂らすと、いきなりヌルヌルした緑色の蔦が上から落ちてきて、ああまた別の責めが始まるのかと身体が震えます。


 正確には蔦の絡まったボールのようなものが胸の上に落ちてきて、それがウネウネと動いていて……。


「ぷい!」

 その蔦の中に、牡丹の顔が見えました。


 というよりこれはマンイーターの蔓のようで、そんな物に包まれた牡丹が器用に蔓を操り私を拘束している糸の隙間に絡ませていきます。


 それでもすぐに解けるという訳ではないのですが、魔力の通ったマンイーターの蔓によって糸の拘束が緩むと、私の意識が一気に覚醒しました。


(牡丹っ!!)

 改めて状況把握の為に周囲を確認すると、どうやら牡丹は本殿側の糸の隙間から滑り込んできたようで、上の方に牡丹が通過して来た小さな隙間がありました。


 ただそちらはすでに閉じかけていますし、そもそも落ちるだけならともかくヌルヌルした糸を登るのは少し難しそうですね。


 翼が使える様な空間的な広さもありませんし、牡丹が通って来た穴からの脱出は諦めましょう。


(じゃあどこから…)

 そんな事を考えていると、牡丹はブッハッと口の中(収納袋)から追加のマンイーターの蔓を出したのですが、そういえば糸に対する耐性検証用だけではなく、その後にアイテムを作る為に大量に確保していたのですよね。


 多分これを使えという事なのだと思いますが、腕の拘束がとけた私はその蔦を掴もうとしたのですが力が入らずに、そのままへたり込みました。


「はっ…はっ…はっ…」

 散々いたぶられた身体は鉛のように重く、まともに動く事が出来ません。


(牡丹が頑張ってくれたのに…)

 呼吸をするだけで軽くいってしまうくらいに昂った身体はまともに動いてくれず、そんな無抵抗な私を再度捕まえようと周囲からウネウネと糸が伸びてきて、ゆっくりと絡めとられていきます。


「ぷぅー…」


「ぼた…んぐっ!?」

 せめて牡丹だけでも今から逃がせないかと思って顔を上げた瞬間、口の中にHPとMPとスタミナのポーションが突っ込まれて、もう味が混じって大変な事になりました。


「げほっ…ばっ…んぐっ…」

 咽ながらも何とか飲み込むと少しだけ指に力が入るようになり、私は床に転がっていたベローズソードや小物入れのポーチを拾い上げます。


「ぷぅ~うい?」


「だ、大丈夫です…が、本当に、無茶苦茶ですね…」

 「大丈夫?」と首を傾げる牡丹に苦笑いを浮かべながら、私は魔力を込めたベローズソードを使い周囲から伸びて来た糸を斬り払い、蔓の反発力を利用して糸を押し退ける牡丹を盾に糸と媚毒まみれの空間で藻掻きました。


 散々いたぶられている間に卵嚢はかなり大きく成長しており、これでアルバボッシュまで間に合うのかと心配になるのですが、とにかく牡丹にここまでされては脱出を諦める訳にはいきません。


「ッ…」

 上に進むのは無理なので、そのまま転がり落ちるようにして薄膜のような糸の束を切り裂き横の空間に転がり落ちたのですが、そこには青白く光る石造りの神殿のような奇妙な空間が広がっており、その中心には高さが1メートル程の幼樹と、それに絡まりつく黒い靄を放つ茨が安置されているという何か訳ありそうな場所に出てしまいました。

※最奥の間。

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[良い点] これは健全なゲームです() 未来は進んでいるな [気になる点] … これはひどい(誉め言葉) [一言] ここで書けているから 合法ですね 合法って…
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