181:キリア戦
「何をしても、いいん、です…よね?」
私は着ているドレスを操作されて締め落とされかけているのですが、何とか藻掻き、小さく息を吸い、少しでも酸素を取り入れ酸欠状態を緩和させます。
「ええ、どうぞ…でもヨワヨワなお姉ちゃんがキリアに勝てるのかしら?」
お腹の辺りで馬乗りになったキリアちゃんは勝利を確信してクスクスと笑っていたのですが、私は体の緊張と弛緩を繰り返して縛る布に微かな綻び作ると、隙間から尻尾だけでも抜け出させました。
「では…遠慮、なく!」
私は拘束から抜け出した尻尾を素早く動かして、キリアちゃんの腰に巻き付けます。
「っ……お返しっていう事?でもこの程度の力でキリアを締め落とす事は出来ないわ」
巻き付く尻尾に一瞬ビックリしたキリアちゃんなのですが、すぐに小馬鹿にしたように笑います。
これでも結構強めに巻き付けているのですが、やはり私とキリアちゃんではかなりの筋力差があるようで、力比べとなると話になりませんね。
本気を出されたらすぐに解かれてしまうでしょうし、私はキリアちゃんが余裕ぶってくれている間に尻尾の先端を丸めて小さくしていきます。
「フフフ、お姉ちゃんは次に何をしてくれ……つひッ!?」
本格的に私の首を締め落とそうと、しなだれかかるように首に手を伸ばしてきたキリアちゃんなのですが、その腰が浮いた瞬間……スカートの中に先端を尖らせた尻尾を突き入れました。
そう、私とキリアちゃんのレベル差だと単純な戦闘力ではどうにもなりません。でもキリアちゃんの拙い動きや、性的な知識は無さを考えると、『レッサーリリム』としてなら戦えるのかもしれません。
出来るならこんな事したくありませんし、一か八かの賭けだったのですが、予想外の攻撃にキリアちゃんの動きが止まります。
「ふっ…ッ…んんッ…!?」
キリアちゃんのスカートの中は大変な事になっていたようで、トロトロとした粘液が太ももを伝い、そしてなにより……履いていませんでした。
魔王軍に下着という概念がないのか、たまたまキリアちゃんが履いてないだけなのかはわからないのですが、ちょっと勢い余った尻尾の先端がツプリと刺さってしまったのですが、プレイヤーとNPCの違いなのかちゃんと中も再現されているようですね。
尻尾越しにキリアちゃんのきつい締まりや湿り気と温もりが伝わり、プツプツと捲れあがるような快感が背筋を伝い、先っちょが少し入っただけだというのに、それだけで私は軽くいきかけました。
「んっ……形勢、逆転…ですね」
キリアちゃんのはゆっくり出し入れするだけで痙攣したように体を震わせてしまい、尻尾の方が噛み千切られそうなくらいきつく締めてくるのですが、その征服感と快感に尻尾が止まりません。
それでも出来るだけ未成熟なキリアちゃんが痛くないようにゆっくりゆっくりと動かし、小指の先ほどに丸めた尻尾でギューギューに閉まった入り口をこじ開けようとすると、キリアちゃんのトロトロした粘液が溢れてきて、尻尾の滑りをよくしてくれました。
尻尾が性感帯になってしまったように気持ち良さがお尻から伝わってくるのですが、キリアちゃんより先にいく訳にもいかず、きゅっとお腹に力を入れて何とか耐えるのですが、体がピクピクと痙攣したように跳ねてしまいます。
「こ、これ、くらい…ぜんぜん大したこ…んぎぃっ!!?」
キリアちゃんも貫かれた痛みに耐えて、リボンで私の事を絞め殺そうとしてくるのですが……力がかかる前に尻尾をチュプチュプと出し入れすると、集中力が切れて緩みます。
もしかしたら自分で触った事すらないのかもしれませんが、そんな場所を他人に出し入れされ歯を食いしばりながら耐えているキリアちゃんなのですが、涙目で睨んでくる顔がとても可愛らしくて、抱きしめてキスをしてあげたくなるのですが、私の攻撃はこれで終わりではありません。
「【スタミナドレイン】」
「ふぅぁ…ッッ!!?はっ…え?…あっ…な、なに、これぇ…んんッ」
【ドレイン】系は接触面積に影響するのですが、流石のキリアちゃんでも中から直接吸われるのは堪えたのか、目を白黒させていました。
「はっふっ…はっ…こんな、こんなぁ…っんんんっっっ!!?」
食いしばる上の口とは裏腹に、下の口は【スタミナドレイン】で弛緩してトロトロとした液体が奥から溢れ出てきて止まらなくなります。
それだけでも十分緩んできているのですが、私は丁寧に粘液を擦りつけるように尻尾を動かして、ゆっくりとキリアちゃんの中をほぐしていきました。
「くっ……ッ!?」
徐々に私の尻尾の侵入を許すキリアちゃんだったのですが、流石にこのままだと自分の方が不利だと思ったのか、一度態勢を立て直すために跳び退さろうとしたのですが……今は尻尾を使って下半身が繋がっている状態なので離れる事が出来ません。
まあこうなる事がわかっていたので尻尾で体を固定してから【ドレイン】を使ったのですが、私は無駄な抵抗はせずに引っ張られるままに振り回されました。
ここが水の中のような奇妙な異空間でなければ、【スタミナドレイン】で最大出力が落ちていなければ、もしかしたら私の尻尾を引き千切って逃げる事が出来たのかもしれませんが、ここだと離れようにも私まで一緒について来てしまい意味がありません。
「んん…こん、な…のっ、すぐに…」
「キリア、ちゃん…」
それでもキリアちゃんが暴れる度にガクンガクンとした衝撃が下半身を襲い、痛みなのか快感なのかよくわからなくなってくなるのですが、【スタミナドレイン】を使い続けると徐々にキリアちゃんの身体が弛緩してきて、それに合わせてリボンの拘束も緩んできました。
(これ、なら…)
私はキリアちゃんの集中力が落ちてリボンが緩んだのに乗じて、何とか腕の拘束を振りほどき自由を取り戻します。
「腕が使えるようになったくらぃ…ぅっん…くぅぅッ!?」
「待って、いきなり動かなッぅッ!?」
攻撃されると思って後ろに仰け反ったキリアちゃんなのですが、体重が下がると刺さる尻尾に体重をかけた形となり、より深く刺さった刺激が脳天に突き刺さりました。
何かが破れるような感触と痛みで痙攣するキリアちゃん。
私も軽くいきかけながらも、動きが鈍ったキリアちゃんの服の端を何とか掴むと、そのまま渾身の力を込めて……抱き寄せます。
「……何の、つもり?こんな、ぁ…のでキリアが負けを認め…んっ…とでも思っ…んんんっ!!??」
顔を胸で挟まれ、その質量に溺れかけているキリアちゃんは一瞬驚いたような表情をしたのですが、すぐに強気の笑みを浮かべました。
「思って…いませんよ?」
その間もずっとキリアちゃんを気持ちよくさせていたので息は荒く、目じりには涙が浮かんでいたのですが、その表情があまりにも可愛かったのでつい、私は小さな憎まれ口を唇で塞ぎます。
先程は唇を当てるだけの軽いキスだったのですが、今度はちゃんとした大人のキスですね。
口を閉じられる前に舌を入れると、キリアちゃんは驚いたように顔を離そうとするのですが、後頭部を押さえて位置を固定します。
「ん、んーっっん!!!」
離れられないとわかるとキリアちゃんは咄嗟に私の舌を噛み千切ろうとしてきたのですが、お互いの舌を絡めて混ぜる事で、噛もうとしたら自分の舌も噛むようにしておきます。
他人の唾液が混ざる奇妙な感覚と、舌や口内をなぞられる感触にキリアちゃんの肌が粟立つのですが、ただ苦しいだけではなくてちゃんと気持ちよくなってくれているようで、途切れ途切れに甘い息を漏らしました。
抱きしめる小さなキリアちゃんの体温と、女の子の匂い。
多分本気で抵抗すればまだ振りほどけたのかもしれませんが、今回は「私の力を見る」というイベントの最中だからか、本気が出せないようですね。
固定するために後頭部を押さえた手には艶のあるサラサラとした髪がかかり、華奢な腰を引き寄せ出来るだけ密着させたうえで、もう一度【スタミナドレイン】を発動させます。
そのまま数分間口を塞いでいると、振りほどこうと抵抗していたキリアちゃんの息が続かなくなってきたのかだんだんと力が弱くなっていき……刺激に反応するようにピクンピクンと体を震わせるだけになりました。
「ぷは…はー…はー…」
完全に抵抗しなくなってから私は顔を離したのですが、キリアちゃんのお人形さんのような美少女顔が汗と涙と涎で酷い事になっていますね。
少しの間、キリアちゃんは唇が離れた事すら気づいていない様子だったのですが、私と目が合うと慌てたように目を見開きました。
「…っ、こ、この程度?」
言葉とは裏腹にスカートの中は大変な事になっているのですが、その目はまだ挑戦的で、強がる様子は凄く可愛いのですが……まだ負けは認めてくれないのは困りました。
まあ幼い身体のキリアちゃんは発展途上で、最初は物凄くきつかった下の口も何とか一番奥に触れるか触れないかまで尻尾が進んだのですが、圧迫感や痛みの方が強いようですね。
これだけ尻尾を飲み込むとキリアちゃんのポッコリした子供お腹がプックリしていて、そのインモラルな光景にクラクラするのですが、今は私の事よりキリアちゃんを事が最優先です。
ちゃんと気持ちよくならないと勝ちとはならないようですし、このままだと私も……不完全燃焼です。
「わかりました、ではここから手加減なしでいこうと思います」
「……え?」
【スタミナドレイン】は強敵でも無力化する際には使えるスキルだという事がわかったのですが、どうやらデメリットもあったようですね。
というより考えてみると当たり前の事なのですが、このスキルは相手からスタミナを奪っているので、私のスタミナが増えてしまいます。
つまりどういう事かというと……物凄くムラムラしてしまいました。
「待って、なんでそんなに楽しそうに笑っ…ん゙んッッ!??」
今まで散々弄っていたので弱点がわかってきたのですが、キリアちゃんは陰核の裏辺りをコツコツと引っ掻かれるのと、奥の所を上に持ち上げるようにして前後されるのが好きなようなので、その辺りを重点的に責めてあげる事にしましょう。
「ゔッ、うぅ~ーあぁぁ…ふぁあ…ッ」
下は尻尾でジュブジュブと激しく攻めながら、意識を逸らすために服の上からその胸の突起をなぞります。
胸を触られても気持ちいというよりまだ擽ったいだけなのかもしれませんが、服の上からでも分かるくらい大きくなっている可愛い蕾をおもいっきり摘み上げると、その痛みにキリアちゃんの身体が跳ね涙目になるのですが、刺激に敏感になった後はもうただ優しく蕩けるように撫で続け、時折不規則に弾いてあげます。
胸の方は気持ちいというより切ない感じがずっと続いているようなのですが、下の方は幼いながらも感じ始めているようで、キリアちゃんから抵抗がなくなった事を良い事に、股の間に膝を入れ、スカートの上から一番感じる所を圧迫しました。
「ひゃひッッ!!?ッ!?な、何この!?待って、まって、何か来るのッ!!?」
腰に手を当ててグリグリと強く当たるように動かしてあげて、中もきっちりと気持ちいところを責め続けると、流石のキリアちゃんも半狂乱になったように泣き叫びます。
「良いですよ…気持ちよく、なってくださいッ」
言っている私も尻尾から伝わる刺激に余裕がないのですが、【ドレイン】の効果で体の内側からずっと力が溢れているようなムラムラした感情が止まりません。
その欲情を幼い体にぶつけるように思うがまま中をかき混ぜ、一番感じる蕾をグチュグチュと上から潰していくと、キリアちゃんは大きく仰け反りながら派手に体を震わせました。
※激闘でした。今回ユリエルが【ライフドレイン】ではなく【スタミナドレイン】を使ったのは単純に傷つける意図がなかったからで、無力化出来れば良いと考えていたからです。
因みにもし【ライフドレイン】を使っていたら今回の結末とは違うルートに入っていたのですが、たぶんそちらはユリエルの望まない未来に向かって進んでいたと思います。




