153:まふかさんと
まふかさんがこうなったの私の作ったポーションのせいでもありますからね、覚悟を決めましょう。
それにこれはあくまで状態異常の治療行為な訳ですし、そもそもまふかさんが気持ちよくなるところは何度か見てしまっていますからね、ある意味今更と言いますか、それが事故的なものか私の手でかの違いだけだと思い込む事にして、私はゆっくりとまふかさんを地面の上に置きました。
『え、ちょっと待って…噓でしょ?』
まふかさんは信じられない人を見る様な目で、座った目をする私を見つめ返してきたのですが、その敗因は自分がどれだけ魅力的な女性であるかを理解していない事ですね。
据え膳食わぬはではありませんが、この顔のまふかさんに「やれるもんならやってみなさいよ」と言われて踏みとどまる事が出来る人が何人いるのでしょう。
『初めてなので上手くできるかわかりませんが、頑張ります』
『っ…』
まふかさんは怖気づいたように後ろに下がろうとしたのですが、デバフ液のかかった身体は上手く動かないようで、そもそも狭い場所なので逃げられるような空間はありません。
震えるまふかさんを見ていると罪悪感が浮かぶのですが、怯えたような瞳の奥には快楽に対する期待もあるようで、私の気持ちも少し軽くなりました。
本当に嫌なら全力で抵抗すればいい訳ですし、そうしないという事は少しは気を許してくれているのでしょう。
そんな都合のいい事を考えながらまふかさんの身体に指を伸ばすと、何故かグレースさんの顔が一瞬思い浮かんだのですが……目の前のまふかさんの身体は火照り出来上がってしまっているので、ここで止まる訳にはいきません。
包んでいたビニールシートを広げるとむせかえるような匂いで、その気の迷いはクラクラする匂いに打ち消されて消えていきました。
デバフ液がかかっている場所は腕と足、そこに触れなければ大丈夫そうですね。
覚悟を決めたのならここで立ち止まっていると余計に気まずいですし、私はさっそくまふかさんのたわわな胸に指を這わせます。
『後で覚え……ッゥゥンン!!?』
まふかさんは私の指の動きをじっくりと見ながら、ゴクリと唾を飲み込んでいたのですが、触れた瞬間身体を震わせ、歯を食いしばって声が漏れないように耐えました。
柔らかな弾力と、汗の湿り気。衣装の艶やかな肌触りと、指で押せば押し返されるような張りがあり、自分の物を触るのとも少し違う不思議な感触ですね。
まふかさんの敏感な部分は服の上からでもわかるくらい居場所を主張していて、触って欲しそうにしていたのですが、いきなりだとビックリしてしまうかもしれませんからね、まずは衣装の上から先端の周囲をなぞるように撫でたのですが……それだけでまふかさんは大きく体を震わせました。
『本当にっぁ…おこ、おこぁ……ん゙んんんッッ!!?』
プニプニした食感はどこか牡丹にも似ている気がしますが、まふかさんの身体はそれより肉感的で、健康的な四肢と大きな胸は同性の私から見ても魅力的です。
それに多くのリスナーさん達の視線を釘付けにしている胸を好き勝手に出来ているのだと思うと奇妙な征服感といいますか、ちょっと変な欲望みたいなものがムクムクと湧き上がってきてしまいますね。
そういう訳でまふかさんの胸を触っているだけで楽しいのですが……いけませんね、まふかさんの聞き取りやすい声が、特別な人にしか聞かせた事のない声が、PT通話だと頭の中に直接響いて来るのでこちらまでだんだんと変な気持ちになってきてしまいます。
そのまま揉みしだき、先端を弄るたびにまふかさんが体を震わせ、面白いように反応を返してくれるのですが、その様子と何時もの口の悪いまふかさんとのギャップが凄くて、頭の奥の芯が痺れます。
こうなると下の方も一緒に責めてあげたくなるのですが、今日のまふかさんはピッチリスーツのような黒いスクール水着を着ており、幾らヌメリけがあるとはいっても正面からその隙間に手を入れるのは難しいですね。
まあここまで出来上がっているとなると、軽くなぞるだけで気持ちよくなってくれそうではあるのですが、出来たらまふかさんにはしっかりと気持ちよくなって欲しいと思います。
『良いですよね?』
私が耳元で囁くように呟けば、まふかさんはよくわからないというように「?」を浮かべました。
その様子が何も知らない子供みたいで可愛いくて、つい勢いとか流れでキスをしてしまい、これが家族以外とのファーストキスだったのですが……まあゲームですし、ノーカンですね。
『んっ…ふっ……』
お互いの舌を舐め合うとゾクゾクした感触が登って来て、それだけで幸せでいってしまいそうになるのですが、私は少しだけ余裕を残して口を離しました。
『………?』
涎が糸を作り、もっと舐め合いたそうな惚けた顔のまふかさんが訝しるように見つめ返してくるのですが、意識が上に向いている隙に……私はまふかさんの股と衣装の間に尻尾を滑り込ませます。
『な゙っ、にん゙っ……うぅ~~~っ!!?』
擦っただけでまふかさんの身体が跳ね、刺激の濁流を受け流そうとするように身体を捩るのですが、ここで手を緩めてあげる訳にはいきません。
『ふ、ッーーー!!?』
水着の中はビチャビチャに蒸れて滑りが良く、小さな蕾を尻尾で擦り上げてあげれば……衣装のピッチリした感触と、まふかさんの張りのある肌に挟まれた尻尾の刺激がお尻を通って私の脳天にも突き刺さり、こちらまで気持ちよくなってしまいます。
戦闘で身体が高ぶり中途半端な状況でしたので、こうなるともう止めようと思っても止められないですね。止める気もありませんし、まふかさんの気持ちよさそうな声をずっと聞かされていると、無意識にドレスの蔦を動かして自分も気持ちよくなろうとしてしまいます。
胸を責めている時は同じように胸を、下を責める時は下を、混じり合ったような感覚にどちらが責めているのかわからなくなり、体が震えます。
『はっ…』
まふかさんは気付かれていないと思っているようなのですが、私がちょっと気持ちよくなりすぎて責めるのをやめると、求めるように体を擦りつけてきており、ちゃんと気持ちよくなってくれているのがわかって嬉しくなります。
フワフワした感覚が広がり、こうしてただ尻尾を擦っているだけで十分気持ちいいのですが、まふかさんにはもっともっと気持ちよくなって欲しくなって来るのですが……ゲームなので心配しなくて大丈夫ですよね?
『初めてだったら、すみません…』
まふかさんの大事な割れ目の先に穴はなく、デジタルデータ的に塞がっているのですが、何故か中の神経はちゃん繋がっており、蓋の場所と気持ち良い場所がリンクしています。なので尻尾でまふかさんを突いてあげると……。
『な……?っ!!?あッ、あ゙ぁぁ、ゔッ、はっ、なんッ、で!!?』
挿入もないリアルではありえない刺激に、まふかさんはパニックを起こしたように反応が激しくなりました。
そして中の神経の分布が小さな空間に再現されているので一つ一つのポイントは針の穴のように小さいのですが、ちゃんと弱点も再現されているようですね。
(この辺りでしょうか?)
私は何となくの勘と、まふかさんの反応を見比べながら、その場所を思いっきり突き上げます。
『ひゃひッ!!?ッぁ、あ゙ぁッッ!!?』
グッと押し上げた後、グリッと捻ると、まふかさんの声が一段と高くなりました。
『ん゙っ!!?ふーっふぅぅぅんんん!!!?』
『どこが一番いいですか?』
突いた時、引いた時、どういう力加減が一番まふかさんを喜ばせられるのかと何度も何度も試してみたのですが、もうよくわからないようですね。
私が耳元で囁くように聞いてみると、まふかさんは必至に耐えるように歯を食いしばるのですが、その隙間から洩れる嬌声に下腹部がキュンキュンしてしまいます。
跳ねる腰が少しでも刺激から逃げるように浮いていくのですが、それだとまふかさんがしっかりと気持ちよくなれないので、その動きに合わせて押さえつけ、尻尾を動かします。
『や…っ、だめ…これっ、だ……あ゙ッーーーーーッッ!!?あ゙っ!!あ゙っ!?ゴッ!!ゴッ!!っで、うぁ、い゙あ゙ッ、い゙あ゙ッ、ぎもぢいいところ、ばっか、り゙ぃぃぃぃぃッッ!!!!』
『いいーですよ…?一緒に、気持ち、よく…』
そして私は余裕をもってまふかさんをリードしようと思うのですが、正直に言うとそれ程余裕はありません。蔦の感触と、尻尾から伝わる刺激がぶつかり合い、身体が跳ねます。
『まふかさ…んッ!!!?』
『ッ!!!ツッ!!?ーーーッア゙ア゙ア゙ーーー~~ッッ!!!?』
何度も頭の中がパチパチして、真っ白になりそうで、それでも何時もは凛々しいまふかさんがはひはひと情けなく呼吸している姿が可愛くて、一緒に降りてこれなくて、最後に一番大きい波を迎える時に、私はもう一度まふかさんの唇を塞ぎ、舌を吸いました。
※若気の至り。




