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光闇の十字路 〜prince of princess〜  作者: 松代則夫
第1章 帝王と天使の躍動 動きだす6大公爵家。
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光闇の十字路〜世界設定〜





 ※時代的には中世より近代の初期から中期ぐらい。



 6大公爵家



 王国より授爵された6人の公爵。 



 公爵家当主と血縁者達のことを指す。

6つの公爵家は世界魔法協会傘下のアールスレイン王国魔法協会より常任理事を任されておりそれぞれの魔法を勉強する学び舎 「魔法院」を運営し統括している。


 卒業者には各公爵家の庇護下に入るという条件付きの「魔導資格(ウィザードライセンス)」を獲得出来る。但し庇護下に入るということは義務も発生するため一概に取得出来たといっても新たな義務も発生するため必ずしもメリットがあるわけではない。




 今年、全ての公爵家の令息令嬢が王立アールスレイン魔法学園に出揃う年、学園内では家の威信をかけた壮絶な実力争いが静かに幕を開ける。



 ☆ローズレッド家



 火属性を得意とする家。

 権力やコネは6大公爵家中最も低いが派閥の貴族家の抱える魔法使いや公爵家直属の私兵の練度や実力は6大公爵家中トップと言わしめる程の戦力を持っている。



 その他にも裏組織などの幹部級を配下にしているのでは?と指摘されたが当主は黙殺している。



 今年は次期当主最有力候補とされている。

 長男ドラウ・リー・ローズレッドが入学予定。





 ☆ウェイター家



 水属性と光属性そして現当主マリアール・ウェイターとその血縁者しか発言する事が叶わない「聖属性」を得意としている。ウェイター家は魔法を司る神を信仰する「魔法正教会」との結びつきが強く教会より現当主マリアールは聖なる属性を扱える事と教会の教えの考え方の相似点などから当代の「聖女」に認定されている。尚「聖属性」は特殊属性に分類される。



 派閥は教会の教えを説く熱心な宗教家とされている貴族家中心。



 領地は徹底的に「神秘に満ちた街」を意識し整備され美しい自然や白を基調とした美しい街並みが広がっている他別荘地としても名高い。



 但し税を設定した税率よりも余分に徴収しているのではないかという疑いがある。



 この家は当主とその血縁者が指揮する「魔法聖騎士隊」が主な戦力でありその他はマチマチだというのが世間の評価である。前途したローズレッド家とは対極をいく家と見るべきだろう。



 そして次世代の「聖騎士」、「聖女」

と期待される双子の兄妹が今年入学予定。



 ☆ゲートシュタイン家



 特殊属性の『次元属性』と土属性を得意とする家。



 魔法具や魔道具、魔法戦闘用の装備品の開発、販売などの魔法工学分野が主な産業。


 それらを開発する魔法技師を多く抱える中でブラッド家を除き魔法工学技術の最先端をいくのがゲートシュタイン領内の魔法工学都市「トリスタン」である。国外にも輸出しているため国の心臓とも言える都市である。



 派閥の傘下貴族にも魔法工学系に成り立っている家が多い。



 この都市は魔法技師の登竜門と言われ毎年決まった時期に魔法技師を志願する若者がこぞって門を叩く。



 しかし悪質な労働環境により流行病や領民の国外逃亡などか度々発生している。



 現当主の三男が入学予定。




 ☆ライズウェルス家



 雷属性と風属性を得意する家。

 得意とは言うがそれは他の属性とは誤差の範囲、この家は基本5属性全てが高水準であり、謂わゆる「オールラウンダー」な存在である。配下に抱える戦力も派閥でさえもバランスが取れた

 魔法使いが揃っている、正にバランスブレイカーと呼べるだろう。


 産業的な意味合いでも全ての魔法技術に置いて平均より上を維持している。


 他の公爵家に比べ悪い噂がなく対外的にもオープンで健全な貴族だとされている。



 次女が入学予定。



 ☆フリード家



 無属性と特殊属性の氷属性が有名な家

基礎を大事にし階梯の低い魔法でも階梯の高い魔法に打ち勝つ為の訓練を欠かさない家であり対魔法戦における戦術に長けている。側近の軍師は凄腕の指揮官だと噂されている。

 

 また、特殊属性の氷属性が扱え小手先の技術だけではないことを物語っている。

この家の長女は歴代最高の才女と噂されており世間からは「彫刻の戦乙女」と呼ばれている。


 長男 デルタ フリードが入学予定。



 ☆デーミオン家



 闇属性が得意なのだがこの家は悪い噂が絶えない。

 法律で禁止されている魔法を使った人体実験や非合法な魔法薬を製造しているのでは?と他の派閥の貴族からは疑われている。

 6大公爵家中世間からは最低評価を受けた家である。傘下の家でも賄賂やマフィア、他国の諜報員との接触している疑惑などすこぶる評判が悪い。



 長男が入学予定。





 これまでorこれから出て来る用語解説


 ☆属性優劣 


 基本属性の他属性との優劣を示す。優劣は以下の通り


 火→風→雷→土→水→火



 ☆魔法具


 魔法を用いた物を呼ぶ。魔法戦闘用のローブなどもその対象。



 ☆魔道具


 魔法を人以外で発現したり人の放つ魔法を補助する物を呼ぶ。魔法具の呼称を細分化したもの。



 ☆魔法工学


 魔法を応用した物や、技術を指す。

主に魔道具や魔法具がそれ。




 ☆魔力回路 


 魔道具や魔法具を作成する時の魔力の通り道を構成し流して機能させるのが魔力回路。早い話が電気回路をそのまま名称だけ変えて設定に加えた感じ。

魔法技師によって組み方や効率、非効率など技術的なセンスが必要である。



 ☆魔法戦闘用武装デバイス


 武器に魔法戦闘の補助的な役割をするものを指す。



 ☆王立アールスレイン魔法学園



 数々の有名な魔法使いを何人も輩出している王国屈指の魔法学校。


 王都の一角にまるで城のような美しい校舎がそびえ立ち王城と比べても遜色のない大きさを誇っている。そんな学び舎の中には魔法射撃場、円形闘技場、や研究気質の生徒のための個別研究室などその他生徒のニーズに合わせた設備が整っている。

 徹底した実力主義を敷くアールスレイン魔法学園は入学試験の結果からまず実力順に均等になるようにS〜Eクラスに分けられ1学期を共に過ごす。定員は1学年150人



そして最初の中間テストの結果にて上から順に振り分けられる。1クラスの定員は固定ではなく度々行われる定期テストの結果によって変動する。



 原則として貴族のみが入学を許されているが貴族以外からも優秀な者をという建前が見え見えな意見もあるが現時点では合格者は存在しない。平民が入学を果たすには入学試験にて最低でも上位20位以内という厳しい合格基準が設定されており平民が入学するのはほぼ不可能とされている。また、プライドが高い生徒が多く、家の権力を盾に横暴な振る舞いを見せる生徒には教師陣も手を焼いている。



 ☆ブラッドリーシルバーズ


世間から恐怖と畏怖の感情を向けられる存在。突如として現れた2人の対象的な光と闇を操る魔法使いを世間は「|ブラッドリーシルバーズ」と呼んだ。


当然アールスレイン王国の貴族達はお互いに関与を否定している不安定な存在。



第一話は明日より更新第1章は1日1話更新!!

たまに日程調節で更新しない可能性があります。

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