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〜序章〜 暗黒街に残された開かずの塔
『暗黒街』
犯罪者やマフィア、ホームレスが蔓延る国から捨てられた街、人々はそう呼んでいる。
その錆びれた中央広場にそびえ立つ塔の前に1人の少年がいた。
少年の名はカイリー•ブラッド
黒髪に灰色の瞳容姿は普通よりちょい上あたりそして暗黒街には場違いな純白のローブを纏っていた。
ちなみに没落した騎士爵家の末裔である。但し今はただの平民それも普通の生活さえもままならない状況のはずだった普通なら
この塔は「開かずの塔」と呼ばれ本来なら正面の扉の開け方がわからずかと言って強行突破も不可能なほど頑丈な造りになった。 何のためにあるか不明な塔、そんな塔が少年カイリーが扉に触れた瞬間カイリーはそこから姿を消した。