第2話:我ら腐れ縁!
第2話です。
キャラ増えますー。
ではどぞー。
「これでホームルームを終わります。さようならっ。」
『さようならー』
「ふー終わった終わった」
いやぁ、今日はなんか疲れた。
「綾、颯太、楓、帰るぞー」
「はいよっ」
「いえーぃ、帰れるぜっ」
「はい…」
「えぇっぼくは〜?」
オレ、綾、颯太、楓、変態の五人は小学校からご近所さんで、ずーと同じクラス。まぁいわゆる腐れ縁ってやつだ。おっと、二人は初登場だな。
清水颯太。さっきも言ったが小学校からの腐れ縁。オレよりややバカ&オールウェイズハイテンション野郎。ヒロの次にむかつくやつだ。そしてさらにむかつくが、結構かっこいい。神様ーなぜですかー!なぜこんなバカ丸出し野郎がもてて、まじめな青年がもてないのですかー!。おっと、取り乱してマッタ。ちなみに大抵語尾に「っ」または「!」が付く。
「ユウーっ」
ん?なんか言った?…ま、いいや。
椛楓。こいつも小学校(以下略)。成績はトップクラス。綾といい勝負だ。
それから一言で言えば無口&無表情。常時話しづらいオーラ出しっぱなし少女。けどオレらといると結構しゃべる。たまに笑うとかなり可愛い。こいつもまたもったいない。ちなみに大抵語尾に「…」が付く。
以上で紹介を終わる。
「おーいユウー聞いてるかいっ?」
「ん?」
「んじゃねーよっ。聞けって。ユウまた自分の世界、英語で言うと舞いワールドに入ってたろ?」
ユウってのもオレのことね。
「舞い?なんかの踊りか?マイ(my)だろマイ」
<ごめん、誤変換だ>
『誰っ!?』
<俺は作者。この世界の創造主だ>
「「「「作者?何の…」」」」
おーい作者ーいいのかよ出てきて。
<いいのいいの。今のセリフ全部忘れさすから>
「便利だな。オレの記憶はのこしとけよー」
<OK>
―ゴゴゴゴゴゴゴゴ―
「「「「何、この音!?」」」」
―ピカーン―
「「「「なんか光った!?」」」」
<フフフ…すまんな>
「「「「えっ」」」」
―ドドドガーーーン!!!!―
「「「「ギャーーーー!!!!」」」」
<これでよしっと>
「派手だなー、大丈夫かこいつら」
<たぶんね>
「もう出てくんなよー」
<たぶんまた出るよ〜♪じゃねっ!>
出んのかよ……。
ちょっとみんなに声をかけてみる………反応がない…ただの屍のようだ…。
…時間がかかりそうだ。じゃ、生き返るまでちょっとオレのことでも話すかね…。
さっき颯太はオレのことユウって呼んでたろ?みんなそれぞれ違うあだ名でオレを呼ぶわけよ。なぜかと言うとだ…自分の名前が大っ嫌いだから。今でも親を憎んでるよ。だってさ、幼稚園のとき「なんで僕こんな名前なの?」って聞いたら何つったと思う?
「え?面白そうだったからよ」
これだぜ?あーむか付く。…今思えば母さんってなんか綾と似てるな。何でオレの周りは変なやつばっかり…
ま、それはいいや。で、その名前だが。じゃじゃ〜ん発表します!古林幽魔である!
ただでさえ苗字が「古い林」で不気味なのに、そこに追い打ちをかけるかの如く「幽霊で悪魔」。あーあ…テンション上げねーとやってらんねぇよ。神様ーなぜオレはこんなに不幸なのでしょうか…(なんかこのフレーズが気に入った)。
あ、みんな起きたな…。
「おーい大丈夫かーー」
「いたたたたー。あれー私なにしてたんだっけ?」(綾)
「う〜いだい〜」(尋)
「痛い…」(楓)
「Who am I? Where is here?」(颯太)
あーなんか変なのいるけど…まいっか。
「颯太くん?とうとうクルッタ?」
「ホワイ?」
…ダメだこりゃ。
そのあと颯太が元に戻るまでかなりの時間を要した。
「で?何の話だっけ」
「えーっと…あ、そうそう、もうすぐ夏休みzyanっ(じゃん)」
まだちょっと変だなこいつ…。
「うん、で?」
「質問ですっ。夏休みは?」
「は?…Summer vacation…じゃね?」
「間違った。夏休みといえば?だった。てか、夏休みは?って言われて何故に英語訳すんだよっ」
「海…とかか?」
「無視か…はいそーですか無視ですかっ!」
「うっせ。で、だからなんだよ?」
「ひどっ。中学最後の夏なんだから海とか行きたいなーっなんて…」
「海ね。いいんじゃね?」
「綾ちゃん楓ちゃんは How about you ?」
「いいわね。行きましょ!」「はい…」「僕は〜?」
あの、楓さん?そこで「はい」はおかしくありません? ってか、まだ英語かよ。変態は無視。
「よし決まりっ。どやって行こっか?」
「オレらの兄が車もってるぞ」
「じゃ、お願いできるかいっ?」
「おう、あいつ暇だろうし…明日報告すっから」
「やたーっ!」
「決まりな。じゃ、オレ帰るわ」
「「またねー!」」「また…」
またって…。
「帰ろっか〜」
「おう」
私出ちゃいました…。よかったんでしょうか…。
次回は兄が出てきます。
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