第17話:『忍者弟その名も…』肝試し大会[その6]
前話のあとがき見ました?
見てなかったらすぐ見て!
では第17部分です。どうぞ。
「うらめしやアターック!…のわぁっ!」
…
「呪ってやるぅ〜。ぐはぁ!」
……
「くらえ竜巻旋風脚!…なに…避けただと?」
「飛んでけ」
「うわぁぁぁぁぁ〜」
………
「―――!!」
「邪魔」
「―――!?」
…………
「―――!!!」
「死ね」
「―――!?」
………………
………
…
………なんか次々に出てくる幽霊(のコスプレをした人)、ミイラ(のコスプレした人)、例の武道家(のコスプレしたひと)etc…を軽くあしらいつつあきれつつの幽魔です。
三個目のなんだよ。
っつーか完璧に肝試しじゃねーだろ、これ。言うなれば『コスプレバトルロワイヤル』か…?兄曰くの「それ」らしきものも見つかんねーし…
――帰りてぇ〜…
「なぁ綾?」
「な、なによ」
「帰んね?」
「いやよ!絶対豪華商品を頂くんだから!」
…そういやあったなそんなの。
「おまえ怖いんじゃねーの?」
「だいじょぶよ。その…何が来たって幽魔が助けてくれるし……あっ…じゃない!私に怖いものなんて元々ないのよっ!!」
「あのさ、頼ってくれてるんだったら襟じゃなくて手でも握ってろ。しわが付くだろ。それからムードもでる」
「…バカじゃないの?」
はは…いつもの綾に戻ってるし。可愛くねぇー。
―ガサッ―
「キャー!!」
茂みの中から音がした。
ぷ…やっぱ怖いんだ。今度は何のコスプレ戦士だ?
「いよっと…。ふぅ〜やっと抜けましたよ尋様」
イケメンッ!!!
「ありがと影義さん」
「影義でいいと何度も…うわっ!?」
あ、尋と楓と颯太と…誰この美青年?
「尋様がこちらにも!?」
「あ、いや違います。オレはそいつの双子の弟で幽魔っていいます。で、あなたは誰?」
初印象は大事、だろ?
「なんだ別人か。退け、邪魔だ」
態度がクルリンパ!?
「なんだあんたは。さすがに失礼――」
「黙れツッコミ」
なぜわかったー!?
「あ、ゆうくん死んだ」
「この程度でくたばるとは。尋様の弟と聞いてどんなものかと思ったら…」
「あの…」
「おぉ、レディもいたのか。俺は影義。苗字はない」
「昔の人か、おい!」
「復活早いな。ツッコミ」
「ツッコミいうな!俺は幽魔だと言ったろ!」
「で、そちらのレディ。名前は?」
……俺こいつ嫌いだ。
「それで、なんで影義さんは敵(?)のはずなのに尋の仲間に?」
綾だ。お得意の猫被り。
「それは感動の出来事だった――」
「そんな感動するもんじゃ――」
「黙れ空気」
「ノーン!」
「…今は同情するぜ颯太」
「おぉありがとうユウっ…」
「ツッコミと空気の友情か…意味わからんな」
『このやろ――』
「やめなよみんなー。それと影義さん、長くなりそうだから今度ね」
そんな話をしていると…。
―ガサッ―
「今度はなんだ?」
茂みの影から出てきたものは――
一旦カット。
え、なんでかって?
そのぉ…「それ」が何かまだ考えてないからです…。
マジすんません。明日までに考えねば…
考えつかなかった場合更新遅れるかもです…。