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死にたがり少年と幻想郷  作者: そーだぜりー
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第一章 第三話 涙の無駄遣いと右肩

人は無意識に、壊れたり無くなってしまったものが元どおりになって帰ってくるじゃないかって思ってたりするのかもしれません。しかし、亡くなったものは帰ってこない。それが、たぶんこの世界の不条理なのかもしれない。

「え……ッッ!!あぁ、あぁ、うあああああああああああ!!!」


状況を理解した僕は、衝撃と悲しみの両方を一瞬にして吐き出した。

しかし、半分頭が回らなくなった僕は、その場で座り込み嗚咽混じりの涙を流す。

うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ「泣くのやめろよ」あえ?


「え? え? なんで、藤原さん生きてるの?ぐすん 今、頭が爆ぜたのに」

「まぁ、私は不死身だからな、て話してる場合じゃないな」


不死身?そんなのがここにいるのか。と疑問を覚えつつ、安堵もしつつ攻撃したやつを立ち上がり探す。

まぁ、探す必要はなかったが。

何故なら、僕の隣にいたからだった。

藤原さんが、先に気づいたらしく驚きながら吹き飛んだ場所からこっちに走り出した


「いつから!!」

「もう遅い」


黒い喪服のような、現代的な服を着た決してがたいがいいとは言えない、人の男が僕の右肩に触れた。

僕は頭をフル稼働させ、触ってから発動するものだと理解した。

なら、僕がすべきことはただ一つ、


「肩を切る!!」

「なっ!!」


予想外だったのか、男は驚いた。

しかし、それこそ遅かった。

僕の右肩から赤い液体が吹き出ながら、ドサッと肩から下が土に落ちて行った。


「くあッッ!!」


あまりの痛さに顔をしかめて膝をつく。

しかし、そんなことに構っていられなかった。


「藤原さん!!なんか、火をつけるものありますか!!」


切断した時には、もうすぐ隣に来ていた藤原さんにもう火をつけるものがあるか聞く。

あぁ、すぐに答えてくれた藤原さんは、人差し指を僕に向けて来た。

その人差し指から、炎が出てきた。たぶん、他の人が見たらおどろくだろうが、今はなりふり構っていられない。


「藤原さん、その炎でこの傷の断面を焼いて!!」


焼灼止血法

傷を焼いて止血する方法だ。

それを理解してかしないでか、指示通り藤原さんは傷の断面を焼いた。

そして、垂れ出ていた血も止まった。

僕は藤原さんの肩を借り立ち上がる。

男は、ほう?とそんな声を出しニヤついた。


「おい、小僧。お前、頭いいな。頭がいいことはいいことだが、死に損なうことは悪いことだな」

「お前こそ、人の頭ぶっ飛ばしといてよっぽど悪いことしてんじゃねえか。お前、頭大丈夫か?」


藤原さんが男が言ったことを、挑発で返した。

男は挑発されて怒ったのか、顔を赤く変えた。

計画通り、と藤原さんが青い顔して言った。

ん?青い顔?まさか、藤原さん、無計画に挑発したんじゃ…。

それじゃあ、逆効果じゃん!!


「死に腐れぇぇ!!!」


男が地面すれすれで飛んでくる。

くそ!!やるしかない!!

そして、僕は利き手である右手で腰の刀を抜いた。

そう、『右手』で。



読んでくれた皆さんこんにちは、最近シリアスな感じのお馬鹿さん(自重)そーだぜりーです。

やっとここまでこれたました。察しのいい読者様ならわかるはずです。察しの悪い読者様には、頑張っての一言を。まぁネタバレを避けたいので、これ以上は言いませんが、次回、明らかにされるのでご期待を!!

あと、投稿遅れてすみませんでした。うちの猫が可愛くて(言い訳)今度は、できるだけ早くします。

では!!



作者「勉強したくないでござる!!勉強したくないでござる!!」

誰か「ほれ、宿題」

作者「話聞いてました!?」

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