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幕間 ガールズサイド4

ゲバルト山脈に入ってからは、敵が強いのと徒党を組んで襲ってくることが多かった。

そのため、クロト様が前線に立って私たちが馬車の護衛をしていた。

とはいっても、クロト様が一匹も逃すはずもなく、自分たちからお願いして何匹かこちらに来るように仕向けてもらっていた。


「ワタクシも参加させてくださいまし。」


オークが2匹向かってくる中、そう発言したのはカリンだった。

今まで料理の練習と勉強しかしてなかったはずなのに。

戦闘なんてできるわけない!と反論しそうになったところで


「大丈夫。1匹任せてみて。」


カシスがそんなことを言うので任せてみることにした。

今まで一度もカシスは間違えたことを言ったことがない。

しかし、オークに立ち向かうカリンは武器らしい武器を持っていなかった。


「あれ?武器は?」

「武器?何をおっしゃってますの。ワタクシは料理人ですよ。手に持つものは料理器具に決まっていますわ。」


そう言いながら取り出したのはふつーーーの包丁だった。

え、これやばくない?と思ったのとオークが剣を振り下ろしたタイミングは全く同時だった。

だから反応が遅れてしまった。

カリンが死んでしまう!そう思って慌ててカリンのほうへ向かおうとして・・・オークの腕が斬り飛ばされていることに気づいた。

クロト様が助けてくれたんだと思ってクロト様のほうを見ると、こちらに気づいてすらいない様子だった。


もう一度カリンのほうを見ると、今度は左腕を包丁で切っている姿が見えた。

さらによくよく見ると、切り飛ばした腕が綺麗に皮が剥かれ、食べやすい大きさに切りそろえらえ、骨と分けられて、味がしみこみやすいように切りこみが入っていた。

そして勢いのままボウルの中に次々と肉が入っていく。


「モンスターのお肉は美味しいとカシスから聞きましたので、さっそく今夜の食材にしてみようと思いまして~♪」


実に楽しそうだった。

それ以降もオークを解体を続け、お肉に変えていくカリンは本当に楽しそうで、まるでキッチンで料理の下準備をしているような、そういう錯覚に陥りそうだった。

なんていうか・・・戦闘というよりは調理をしているという言葉がぴったりだった。


ちなみにその日の夕食に出てきたオークのから揚げは今までのごはん以上に美味しかった。


・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・


私たちはクロト様にお願いして、自分たちだけで戦闘を行うことになった。

指揮をセイラ、サポートをカシスが。

主力は私とカリン、そしてミストの3人で行う。

なんでセイラが指揮を?と思ったけど、セイラ曰く「皆さんのおかげで計算式ができあがりました~。」とのこと。

何のことかよくわからないけどこれもまたカシスが「大丈夫。セイラの言うとおりに行動して。」ということだった。


今まで我武者羅に戦ってきただけだったが故にギリギリでの勝利が多かったけど、セイラが指揮した途端に余裕ができ始めた。


「次~、右舷前方よりアイアンオーガが来ます~。アーチャーオーガより遠距離攻撃が来るため、バファラは右に避けつつアイアンオーガの迎撃を~。カリンは左に避けつつ周辺のオーガの迎撃を~。前衛が崩れ次第ミストは後衛部隊の暗殺をお願いします~。」


敵が動き出す前にセイラが指示を出してくる。

それに合わせて動くと本当にその通りに敵が動くのだ。

指示通りに動き、力を込めた正拳突きの一撃で、アイアンオーガに穴をあける。

カリンもオークの時と同じように、オーガたちが手も足も出ないまま、手も足も調理されていく。

何気に一番怖いのはあの娘(カリン)なんじゃないだろうか・・・


いや、もっと怖いのがいた。

気づかないうちに遠距離攻撃が途絶えている。

私たちに遠距離攻撃の術はあんまりない。

だからアーチャーオーガをはじめとする遠距離系のモンスターには近づかないといけない。

でも、遠距離系のモンスターは近づかれたら何もできないことを知っているから、近づかせない手段をとってくる。

近づかれたら即逃げる者、近づかれないように罠を設置する者などなど。


しかしミストは気づかれる前に殺していた。

気配を消し、姿を消し、殺気を殺し、背後に回って暗殺する。

怖ぁ・・・・超怖ぁ・・・・

ミストには逆らわないようにしよう。と誓いながらアックスオーガの頭を吹き飛ばした。


一通りモンスターを倒して最後に残ったのはモンスターたちの指揮をしていたジェネラルオーガだけとなった。

指揮をしているだけあってジェネラルオーガは強い。

その指揮も本来なら配下のモンスターたちの能力を十全に発揮できるはずだった。

すべての作戦をセイラが止め、返り討ちにしたけど。

油断せずにジェネラルオーガを三人で追い詰める。

恐慌状態に陥りつつあったジェネラルオーガの眉間にカシスの矢が刺さった。


こうして私たちはゲバルト山脈のモンスターたちにも圧勝できるほど力を得た。

すべてはクロト様のために。そしてクロト様と一緒に旅ができるように。

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今日一日で1300PVとか・・・本当に感謝感謝です♪


まだまだ精進していきたいと思うので、

感想や評価を頂けるとすごくうれしいです。

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