表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/25

12.浮 遊 « 神田 »

神田駅前の『養老の滝』で待ち合わせた。

先にきていた目黒さんは一人で飲み始めていた。


「やだ、手酌てじゃくしで。

いつもこんな風に一人で飲んでるの?

ごめんね、遅くなっちゃった。」


私はテーブルの上のお手拭きで手をふく。


「いいんだよ、こういうのが。

若い娘はこういった場所は好きじゃないかな?

安くて旨い。僕は好きだけど。」


私のことを考えてくれるよりも、自分本位なのね。

初めてのデートが『養老の滝』?

まぁ、いっか。

私も友人たちとは似たような店をよく使うもの。


「旨いよ、君も食えよ。」


箸の先でお皿の魚をつまんだ。


おっさんだもの。仕方ないわ。


「次回はお寿司やに連れて行ってあげるから。」


「ふふ。そうですか。」


私はお通しに箸をつけた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ