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Rain sacrifice  作者: 茶碗蒸し
マナゲットプリンセス篇
26/32

雨が降る場所

 7月24日。空中。

 日付はそろそろ変わる時間帯。

 少年は叫ぶ。

「まず、津波をどうにかする!」

 少年、天久集の言葉にハナは心底不思議そうにたずねる。

「え、なんで?」

 間髪入れず、集は言い返す。

 それはつまり、考える時間すらも必要無いという事だった。

「死人が出るかもしれねぇだろ」

 集は端末には眼を向けず、落ちていく飛行機だけを見据えていた。

 そんな集にハナが言う。

「でも、その津波ってあの飛行機が落ちた時に出来る津波の事を言ってるんでしょ?」

 津波、という言葉が何を示していたのかを、ハナは再確認した。

「ああ」

「それ、自業自得じゃん」

 ハナの声音はけして優しいものではなかった。悪には罪を、善には幸せを、因果応報と言わんばかりの冷たい声音。集は罪をそのまま見逃す事すら許さないような態度に思えた。

 だが、それも少し、違う。

 彼女はただ知りたかったのだ。何故助けるのかを。飛行機を墜落させた者がその罪を背負うべきだとも思っていたし、わざわざ集が波による被害を防がなくても良いと、その被害で事の重大さを再確認するべきだとも思っていた。それは、集が思うほど絶対的に許さないという心は無かった。

 対して集は、

「けど、津波に直接被害に会う人に、罪なんて無い」

 そう言い切った。

「……そうだね」

 ハナがその言葉に賛同する。

 集は飛行機がそろそろ水面に当たるのを理解すると、波を止める手立てを考えた。

(水で津波の前に水の壁を作ってしまえば!)

 集が考えていると、アモアは集に言った。

「集……頑張れ」

「おう。……頑張る!」

 そして、集がアモアに端末を渡すと、頭を下にして落ちていく。自分の足に水を移動させると、それを操作する事で落下を加速させた。彼の靴の一番下はゴムで出来ているので、水は浸みこむこと無く、彼を押していく。

 アモアは集が作り出した水の地面に着地した。相当広く作ったのだろう、水の地面は安定して地面に降りていく。

 集は足の水を海面に繋げると、体の向きを普通の状態にして、砂浜に下り立つと、海面に手を触れる。

 そして、海の水を操作して飛行機を水で包もうとするが、その前に飛行機が爆発してしまう。

「うわっ」

 アモアが爆発に反応して言った。

 それを聞いてハナも言う。

「爆発したねー」

「び、びっくりしました」

 まだ爆発の光と音への驚きの余韻があるのか、かんで言いなおしていた。

 集は水を操作して、波の前に水を坂のような形に操作していた。そこに波が当たると、坂を進んで行き、重力で戻される。ようは波の勢いをおとそうとしているのだ。

 アモアとハナはそんな光景を無言で見ていた。

 そして、ハナは言う。

「『悪魔の惨劇』なんて言ってるけど、アレの何処が悪魔なんだが」

 アモアはその言葉に、驚いた。

「あの事件のこっちでの呼び名。知ってるんですね」

 すると、ハナが異様な事を言う。

「私に知らない事は無いよ」

「ホントですか?」

 驚いてアモアは言うが、ハナはさとすように返した。

「うん。でも、知らない方が幸せだよ?」

「かもしれませんね。でも、幸せになれなくても良いから知りたい事もあります」

 アモアは、ハナの言っている事を否定せず、肯定したうえで、言った。「それでも知りたい事もある」と。

「何?」

「戦争の止め方」

 ハナが端的に聞いたからか、アモアも端的に答えた。

「私は知ってるし、多分、出来るよ」

 ハナの次の言葉を待つ為、アモアは口を挟まない。

「でも、しちゃダメなんだ。ごめんね」

 そう言うと分かっていた。

 アモアはハナが戦争の止め方を知っている、と言ったその言葉自体は疑っていない。「お咎め無しになるタイミングを伝える」と言ったのだ。戦争の止め方を知っていても不思議ではないし、嘘だとしたなら、そんな嘘を吐いて得もしない。ハナが自慢する為にそんな嘘を吐くとも思えなかった。

 そして、教えられないだろう事も分かっていた。教えられたらきっと、とっくに教えているだろうから。

「いえ。良いんです。ホント、何が悪魔なんでしょうね。何も知らないから、そんな事言えるんですよ」

 アモアは怒りを表には出さなかった。

 ハナはそれに反論する。

「そう? 私は彼のしてきた事だけはよく知ってるけど、結構悪魔っぽい事をしてるよ?」

「え?」

 アモアは驚いた。

 認識が足りなかったのだ。彼は、アモアの前でまだ、だれも殺してないから。

「人も殺してる」

 ハナが言った言葉に、アモアは何も言い返せない。

「……」

 重い沈黙、それを破ったのはハナの笑いながら言った言葉だった。

「だけど、それはいっつも誰かの為なんだよね。集君って、案外バカなのかも」

 きっと、集はバカなんだろう、だけど……。

「はい、良い人です」

 アモアはそう言った。

 それにハナも賛同する。

「うん、それこそ、君を救う為に敵の国に行くぐらいにはね」

「そうですね。ホント、感謝しています」

 アモアの言葉に、ハナは念を押す。

「ちゃんと伝えなよ?」

「はい」

 そして、ハナは暗い声音でこう続けた。

「伝えられる時に伝えなきゃ」

「何かあったんですか?」

 アモアは何気なく訊く。

「ん? いやいや、一般論だよ」

「そうですか」

 あまり話したくない事のようなので、アモアは追求しなかった。


「ふう、波を止めたのは良いが。もう一つ、問題が発生した」

 集は水蒸気を拡散させて、操作に抵抗を感じたところを形として、ある程度確認していく。自分やアモアを狙っている人が居ないかを確認する為である。

 それとは別の事を、集は言う。

「津波ってのは、地震が原因で起こる波の事を言うんだったよな? だったら、今回はなんて言うんだ?」

 すると、ゆっくりと水の足場を操作していたので、時間をかけてアモアとハナが降りてきた。

「どうしたんです?」

 アモアが言う。

 それに集が答えた。

「いや、今回の波はなんて言うのかなって」

「なんて言う、って?」

 ハナは言ってる事が理解できないのか、オウム返しで訊いた。

「ああ。地震で起きた波は津波って言うだろ? だけど、今回のは違うし」

 集が補足説明すると、アモアは今回の波がなんて言うか自分なりの答えを言ってみる。

「高潮……ですかね?」

「それは台風の時とかかな~」

 ハナが否定する。

波浪はろう……でもないよな?」

 集の言葉に、もう一度ハナは否定した。

「それは風で起きる波かな」

 ハナの言葉に集は思う。

(そうか、風でも波は起こせるのか。いや、風を使えば水を操る事だって可能……か。だから総が二位なんだな)

「結局、何なんだ?」

「さあ、知らない」

 ハナが答えた。

 集は結局、正解は何なんだ? と思ったと同時に他の事も考えた。

(水で風を操る事は無理……だな。そもそも必要無いか)

「まぁ、良いや。行くか!」

 集は呟くと、ある方向を見て言う。

「ん? 避けろッ」

 集が水蒸気を広げていた範囲にアサルトライフルに二脚を付けたような物を持った人間がいた。それに気付くと同時に、照準がここになっている事も気付き、集はアモアと共に伏せた。勿論、それだけではなく、水を自分とアモアを覆うように発生させ、高速で動かす。銃弾はその水の壁に当たったが、水の壁が高速で動いている為に銃弾はそれを貫通する事無く、彼方かなたへと飛ばされる。

「大丈夫か?」

「はい」

 集はアモアの返事を聞くと、すぐに水でアモアと自分を覆った。

「逃げるぞッ」

 自身とアモアを覆う水は高速で回転させ、さっきのように弾丸が当たってもはじけるようにしておく。そして、そこの水を海と繋げて、海の中へと入る。

 集は思う。

 情報が早過ぎる。飛行機を意図的に墜落させられた事と繋げると……思いたくは無いが、アモアが誰かに狙われている? それも、相当大きな組織に。

 そして同時に決心した。

 そんな組織、ぶっ潰してやる。


 アモアに向けていた銃口を逸らす。

 スナイパーはアサルトライフルを持ち上げた。

「チッ。海に潜りやがった」

 スナイパーは呟く。

 それは独り言では無い。彼の耳から口の前の方にかけて、機械があった。それは通信機。

 スナイパーは通信を聞いている相手に言う。

「ターゲットの近くにいる奴、水を操ってましたけど、スキルホルダーですかい?」

 スキルホルダーというのは、能力者という言葉の言い換えだ。

『ほう? 水を。『悪魔の惨劇』……』

 通信先の相手はすぐに『悪魔の惨劇』という単語を出した。驚くべき頭の回転の速さだ。

 相手の声はボイスチェンジャーを使っている為、分からない。

「まさかぁ?」

 スナイパーはケタケタと笑いながら続きをうながす。

『そのまさかでしょう。元凶ですよ。ソイツは』

 相手の言葉に、スナイパーは酷薄な笑みを浮かべた。

「じゃあ、殺して良いんですねぇ?」

『はい。構いません』

 スナイパーの言葉に相手が返すと、スナイパーは嬉しそうにこう言った。

「了解ィ!」


 集は沖に上がると、すぐに水蒸気を拡散させた。そして、自分とアモアの前には高速で動き続けている水の壁を発生させた。その水の壁は相当体力を使う筈だが。

(おそらく、まだ狙っている筈だ)

(狙っている奴を殺すのが一番手っ取り早いが、しかし、ここでぺノメナルの俺がマナゲットの狙撃手をどんな理由があろうとも殺すというのは、小さな火種となるのかもしれない)

「速く、王国へ行こう」

 集が言うと、アモアが返す。

「だけど、水を使って行くのはダメだよ」

「何故?」

 端的に訊く。

 出来れば手っ取り早く行きたいし、ここで悠長に会話していて体力を消耗するのもいただけないからだ。

「貴方が『悪魔の惨劇』に関係しているとバレてしまう!」

 アモアは言う。

 集はそれに「別に良い」と言おうとして一度止め、考える。

(そうか。俺が『悪魔の惨劇』の元凶だとバレれば思い出してしまうだろう、両国とも。あの忌まわしい事件を。そうなれば、戦争を止める手立ては無くなってしまうかもしれない)

「わかった。何か方法を考えよう」

 集が言う。

(思いつかねぇ……。八方ふさがりだぜ。スナイパーは殺せねえ。水は逃げるのに多用してはならない)

「城に行こう。場所を教えてくれ」

 悩んだ末に言った集の言葉を聞いて、アモアは訊く。

「はい。でも、どうやって」

 集はアモアに謝る。

「ゴメン。水は使わせてもらうよ」

「でも」

「それしかないんだ。ゴメンね」

 そして、集は二人の下に水の足場を作った。更に周りには高速で回転する壁を作った。

「行くよ!」

「はいっ」

 アモアの返事を訊くと、集とアモアと彼らの下にある水の足場は動き出した。


 そんな光景を見ていたスナイパーが言う。

「ありゃァ、狙撃できねーわ。任務シュウリョ―」

 そんな言葉に怒りもせず、通信先の相手は質問する。

『何処へ向かったか分かりますか?』

「あの方向、そっちじゃねえですか?」

 スナイパーが返す。

『つまり、この城に?』

「ええ。本拠地に向かうってのは大胆な話ですが、アモア王女からすれば生まれの地ですから、普通ですかねェ?」

 スナイパーは訊く。

『さあ? 彼女の気持ちは私にも分かりませんから』

「そうですかい」

 なんとなく納得すると、スナイパーは空を見た。

 その空には綺麗な朝焼けが見てとれた。

「雨が降るかもな……」


 そして、集も朝焼けを見ていた。

 スナイパーがいなくなったから、水の壁は解除する。防ぐのは下からの攻撃だけで良いからだ。

「日が昇ったか」

「はい……綺麗な朝焼けですね」

「ああ」

 そして、二人は進んで行く。

「あ、ここから左に」

「了解!」


 そうして、城に着く。

 集が城から出てきた人に言った、水の足場に乗ったまま。

「朝早くにすみませんね」

 その光景に次々と兵士が銃を構える。

「アモア様!?」

「スキルホルダー!?」

 そんな兵士にアモアが言う。

「彼は敵ではありません! 銃を下ろしなさい!」

「はっ」

 アモアの命令に、兵士らは銃を下げる。

 そして、集とアモアは地に足を付けた。

「行きましょう」

「ああ」

 そして、城内に入る。

(今は5時頃か?)

 集はさっきの朝焼けから時間を予測する。

 すると、階段から一人の少年が下りてくる。ボサボサな金髪でやる気の無さそうな眼を眠そうにこすっていた。

 その少年を見て、アモアが言う。

「リーフェル!」

 リーフェルを眼を見開いて驚くと、すぐに言った。

「姉ちゃん。おかえり」

 そして、リーフェルは集を指差して言う。

「何、それ」

「こら、それなんて言っちゃダメ。この人は私を助けた人だよ?」

 アモアの言葉にリーフェルは警戒心をといて、集に近付く。

「そうなの?」

 集に近付いて訊くリーフェルに集も動揺しながら返す。

「あ、うん」

 リーフェルは変な威圧を放っていた。そして、リーフェルが言う。

「へぇ? そう。ありがとう。お姉ちゃんは死んだのかと思ってたから、安心した」

「あ、ああ」

 集は威圧に気圧けおされながらも答えた。

(変な奴だなぁ……)

 そして、リーフェルはアモアの方を向いた。

「姉ちゃん。コイツは味方で良いんだね?」

「うん、そうだよ」

 すると、リーフェルは「ふーん」と言っていた。

 集が言う。

「あの、とりあえず、寝たいんだけど」

「は、はいっ」

 アモアが言って、「どうしよう」と言っていた。

 すると、リーフェルが言う。

「とりあえず、浴場に行ったら?。寝るなら、姉ちゃんの部屋で寝れば良い。服は僕のを貸してやるよ」

「あ。サンキュー。でも、着れるかな?」

 集が返すと、リーフェルがムッとした顔をする。

「なんだと? 僕の背の低さをバカにしてるのか?」

「いや、そういう訳じゃないけど。まだ、これから大きくなるだろ」

 言って、集はリーフェルの頭にポンと手を置いた。

 小声で集は「ふっふーん」と言っていた。

 リーフェルは集の手を手ではじく。

「お前、何歳だ?」

 怒気の籠った声。

 集はまた気圧されつつ返す。

「え、15」

 すると、アモアが驚いていた。

「え?」

 そして、リーフェルは笑う。

「あはは。姉ちゃんの方がお前より年上なのか!」

 そんなリーフェルの言葉に集が「嘘?」と言っていた。

「私、17です」

 アモアの言葉に再度驚く。

「マジで?」

「知らなかったの? まぁ、いいや。じゃあね」

 リーフェルの言葉に集が返した。

「あ、ああ」

 そして、リーフェルは使用人と話して、使用人と一つの部屋に入った。

「……因みにアイツは?」

 集がアモアに訊く。

「12歳です」

 アモアの返しに集が呟いた。

「ルンと同い年か」

「そうですね」

 すると、リーフェルが部屋から出てきた。横の使用人も燕尾服を持って出てくる。そして、集に近付いて言う。

「お前に合うサイズはこの使用人の服しか無い事が判明した! 我慢しろ!」

 そして、リーフェルは使用人から燕尾服を取って集に投げる。

「おわっ」

 集がキャッチする。ハンガーにかけられたその服の中にはシャツとかズボンとかもあるらしい。

「浴場に行くぞ。集」

「ああ」

 そして、二人は浴場へ行った。


 集は風呂に入り終わると、部屋から燕尾服姿で出てきた。

 すると、ドアのすぐそばにいたリーフェルが言う。

「似合ってるじゃないか」

「だとしても、これから寝るのにこの服しかないのはどうかと思うぞ」

 集が歩きながら反論する。

「まぁ、我慢しろ」

「ああ。てか、お前はずっとあそこで待ってたのか」

 集の問いにフッと笑ってリーフェルは言う。

「まさか。出てくる所を見計らって待ってたに決まっているだろう」

「そうか。サンキュー」

 集に礼にはリーフェルは何も言わなかった。

「着いたぞ」

 リーフェルが立ち止まる。

「入るぞ」

 リーフェルのドア越しの言葉にアモアが返す。

「待って~」

「待つか!」

 そう言ってリーフェルはドアを開けた。

「あ……」

 そう言ってアモアは静止する。

 手には本を持っていた。

 部屋は綺麗に整理されていた。

「何を焦っている。30分は片付ける時間はあったろう」

「うん」

 どうやら、片付けをしているから待って欲しかったらしい。おそらく、持っているその本でもう終わったのだろう。

 アモアは本棚に本を入れる。

「そもそも、散らかってはいなかっただろう? 姉ちゃんは掃除をこまめにするし」

「でも~」

 リーフェルにまだアモアは反論しようとする。

 リーフケルはため息を吐いて言った。

「そこまでこの男の前で良い格好をしたかったのか?」

「そういう訳じゃないけど……」

 アモアが下を向いて言うので、リーフェルが集に訊いた。

「使用人だって掃除してたんだ。大丈夫さ。だよな?」

「ああ。綺麗に片付いてる」

 集が言うと、アモアは顔を上げた。

「そう……?」

「ああ」

 嬉しそうな顔をするアモアを少し寂しそうにリーフェルは見ていた。そして、言う。

「じゃあな」

 リーフェルは部屋から出ていった。

 集が訊く。

「眠くないのか?」

「はい」

(眠くないのか? いや、アモアは機内で寝てたから大丈夫なのか)

 集は思うと、アモアに頼む。

「なら、見ていてくれないか? 誰かに襲われるかもしれない」

「はいっ」

(いや、もし城内でも襲われたら……リーフェルに言ったから、警備はしてくれるだろうけど……)

 集はカーテンを閉めて、ベットに寝た。

「おやすみなさい」

 アモアが微笑んで言う。

「……ああ……」

(まぁ……大丈夫か)

 そして、集は眠った。

 この時、集は甘く考えていた。

 もう少し考えるべきだったろう。何故、集とアモアが城に着いた途端に兵士が出てきたのかを。

 部屋のすぐ外、リーフェルはドアに寄り掛かっていた。

「フン。惚気のろけか」

 リーフェルは言うと、最後にボソッと「おめでとう。姉ちゃん」と言った。勿論、ドア越しには聞こえない。

どうだったでしょうか?

今回は集に焦点があたりましたが。

次回は栄実とAHMO訓練施設に焦点を当ててみます。

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