第1話「私達が魔法少女!?最強の魔法少女?ウィッチ☆プリンセス誕生」2
隼人に子供扱いされたくないから、早くお料理が出来るようにこうしておにぎりを作る事から頑張ってるんだけど…。
「うぅー、キレイな形にならないよぉ~」
でも中々おねいみたいに上手く握れなくて、どれもちいさかったり、大きかったりと安定しないのばかり。
毎日握ってるのにどうして上手く出来ないんだろ。
こんなんじゃ、いつまで経ってもお料理なんて作れないよ…。
いびつな形のおにぎりを見て、思わずため息をついてしまう。
ちょうどその時用意が出来たおねいがパタパタとやって来た。
「みっちゃん、おにぎりは握れた?」
「あ、う、うん、にぎれた…わよ。今用意するから待ってて」
今日のおにぎりは満足に出来なかったけど、作り直してる時間はないし仕方ないよね…。
二人分のお弁当とおにぎりを包んで、おねいに渡した。
「今日もありがとう~。それとお昼ご飯にサンドイッチ作っておいたから、愛美ちゃんと一緒に食べてね」
「おねい、ありがとう。愛美もおねいの料理美味しいって言ってたわよ」
「えへへ、嬉しいなぁ~。愛美ちゃんに宜しく言っておいてね」
あ、ちなみに愛美は私の一番の友達!今日は私の家に来て一緒に宿題をしたり、家事のお手伝いを一緒にしてくれるの。
「おい、喋ってねぇで行くぞ」
ちょうど用意を済ませた隼人が相変わらずぼんやりと話してるおねいを呼びに来たみたい。
「ごめんね、はやくん。今行くね」
「ああ、ほら」
隼人は手に持っていたヘルメットをおねいに渡す。
いつも隼人とおねいは一緒にバイクで仕事場に向かっているんだけど…、おねいは隼人の後ろに乗っていて…。
つまり二人乗りで凄く密着してるっていう事で…。
うぅー、いいなぁ、凄く羨ましい…。
おねいばっかりズルイんだから!
そんな私の膨れっ面に気付いたのか、隼人は少し呆れたように私を見下ろしてきた。
「…お前にはまだ早い。もっと大きくなったら乗せてやる」
もー、何よ!また子供扱いして!私だってすぐに大きくなって、胸とかお尻とかボンッってセクシーになるんだからね!
「う"ー…、行ってらっしゃい!!」
隼人を睨み付け、お弁当を少し乱暴に渡してプイッと背を向ける。
後ろからおねいの「いってきます~」と言う呑気な声が聞こえてきたけど、私はそのままお掃除をするために自分の部屋に向かう。
このむかむかもやもやした気持ちをお掃除で発散しよう!隼人が帰って
きたらビックリするくらい、すっごくピカピカにするんだからね!
よぉーし、まずは自分の部屋のお掃除と、お布団干しからね!
勢いよくカーテンを開けると眩しい光が部屋に差し込む。
うん、やる気が出てきた!今日も頑張るぞー!
まずはお布団から干そうと思った時ふとした事に気が付いたの。
「あれ… ?」
先起きる時に枕元に置いておいやさぐれうさぎのぬいぐるみが、目覚まし時計を置いてある棚にちょこんと座ってたの…。
お、おかしいなぁ…枕元にちゃんと置いたハズなのに…もしかして寝惚けてたのかな?
うん、きっと寝惚けて枕元に置いたって勘違いしてたんだよ!
それよりも愛美が来るまでにお布団干しと、お部屋のお掃除しておかないとね。