表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

純愛黄金夜

作者: Kumagusu

"彼ほど紳士な方は居ないわ"


ちらりと鋭い歯を見せて、彼女は微笑んだ。


"夜灯りになって下さる優しさは勿論、朝にはお帰りになる謙虚な所もよ。ああ、でも一番はやっぱりーー"


彼女の黄金の瞳が、くるりと彼そっくりに形を変える。


"まんまるなお姿かしらね"


彼女は照れ隠しの様に、その漆黒の尻尾と耳をぱたりと動かし、


"にゃあ"


と鳴いた。


今宵は十五夜。


ふと見上げた空には、彼女の言葉に真っ赤になった彼が浮かんでいた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ