表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クジで決まる転生ギフト~火災で死んだ俺だけが仲間を救う側だった~  作者: たま


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/1

プロローグ

数ある作品の中から本作をお選びいただき、ありがとうございます。

拙い部分もあるかと思いますが、最後までお楽しみいただければ嬉しいです。

プロローグ

炎の夜

「火事だ!!」

その叫び声が聞こえた瞬間、すべてが壊れた。

修学旅行最終日の夜。京都の古い木造ホテル。

俺たち高校生は三階の和室で、トランプをしていた。

「また負けた!リュウ強すぎだろ!」

タケシが悔しそうにカードを投げる。

「運がいいだけだよ」

笑い声が広がる。

普通の夜だった。

だが。

廊下の奥が、突然赤く染まった。

次の瞬間。

煙が部屋に流れ込んできた。

「おい……煙くないか?」

誰かが言った。

そして——

「火事だ!!」

廊下から叫び声。

同時に警報が鳴り響いた。

ジリリリリリリリ!!

「嘘だろ!?」

全員が立ち上がる。

ドアを開ける。

すると。

廊下はすでに炎に包まれていた。

天井を火が這っている。

熱風が吹き込む。

「閉めろ!!」

先生が叫んだ。

ドアを閉める。

だが煙はどんどん部屋に入ってくる。

「窓だ!窓開けろ!」

窓が開く。

冷たい夜風が入ってくる。

だが——

三階だ。

下はアスファルト。

「飛び降りるのかよ……」

誰かが震えた声で言った。

煙が濃くなる。

咳が止まらない。

目が痛い。

天井がミシミシと音を立てる。

梁が燃えている。

「みんな伏せろ!」

先生の声。

だが。

その直後。

天井が崩れた。

炎が部屋に雪崩れ込む。

「リュウ!!」

誰かが俺の名前を呼んだ。

視界が真っ赤になる。

熱い。

熱い。

息ができない。

最後に見えたのは——

泣きながら俺を見ている友達の顔だった。

そして。

世界が白く弾けた。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

少しでも楽しんでいただけたなら、

評価やブックマークで応援していただけると励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ