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私の愛した召喚獣  作者: 樹兎
第四章 暗雲
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異世界へ戻る人々

【異世界へ戻る人々】


□■□ 悠人の父親が所有するビルの地下 □■□

悠人の父親を迎えに来る為に地下室へと転移して来た。


そこには意外な顔ぶれが会った。

悠人、リナは恐らくいるだろうなと思っていた。見知らぬ女性、多分、薬の研究員だろう、なんと愛子がいた。バスガイドの愛子である。


 「初めまして私、創薬基盤研究部、主任の七種 香です。今回はご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。」

 「はい、こちらこそ宜しくお願いします。」

 「所で愛子ちゃんどうしたの?」

 

 「・・・はい・・あの私も連れて行ってもらえませんか?」

 「別に構わないけど、どうしたの?、会社は?」

 「はい、復帰したんですけど、マスコミは押しかけてくるし、バスの乗客にまでなりすましてくるしで仕事にならなくて首になりました。まあ、その事自体は会社に迷惑を掛けたし辞めるに当たって保証もして貰いましたので良いんですが、居場所がなくて・・・いっそ、向こうで生活出来ないかと思ってるんですが・・・」

 

 「わかった、連れて行くよ、仕事も何か見付けてあげようでも、安いぞ!!、ともかく暫く働いてみると良い、ほとぼりが冷めたら戻ってきても良いし、そのままでも良いしその時点で決めたら良いよ。」

 「すいません、お願いします。」

 

 「王都の屋敷へと移転した。」

 

 「お帰りなさい、ご主人様。」、「ルーカスお帰りなさい」

 毎度恒例のジェシカとソフィーが迎えてくれる。

 「うん、ただいま・・・」

 

 「今回は多いんですね。」

 悠人の父親を迎えに行ったと思っていただけに、愛子、悠人、知らない女性がいたので少し驚いたようだった。

 

 「皆さん、平気何ですねぇ・・私びっくりしました。話だけは聞いてましたけど、目が眩んだかと思うともう、場所が変わってるんですもの。一体どうなっているんですか?、一旦分子レベルまで分解されて転送後、再構成されるとかあり得ないですよ。」

 初めて転移を経験した七種(さえぐさ)香は興奮して周りをきょろきょろしながらもかなり驚いていた・・・

 やはり研究者だからなのか理論的にどうなっているのかを知りたがっていた。

 

 「すいません、私の方でも理論は分かりません、出来るから出来るとしか言いようが無いんです。」

 

 リビングへ下りていくと皆がいた・・・

 「悠人・・・良く来たわね・・・母さん、会いたかったわ・・・、あなたもいらっしゃい!」

 美琴さんの言葉に香さんが目を見開いて壮絶に驚いてる。

 「しゃ、社長の奥さんなんですかぁ?」

 「あぁ、妻の美琴だ、宜しく頼むよ」

 

 「妻の美琴です。いつも主人がお世話になっております、」

 「・・・・はぁ、はい・・・」

 

 「奥さんお若いんですねぇ・・・」

 「こんな若い奥さん貰っちゃって社長も隅に置けないんですねぇ~」

 香はニアニアしながら社長の顔色をうかがっている。。

 

 「香君、どうも誤解のあるようだが妻は後妻なんかじゃないぞ、妻は私と同じ歳だ」

 「・・・えーーーーーーーーっ」

 「ほ、本当なんですか」

 

 「はい、歳を言うのは恥ずかしいですが・・42です。」

 「あ、あり得ない・・・えっどうして、いや、どうしたら・・・」

 「まあ、まあ、その辺の事は後で妻から詳しく聞くと良い・・」

 

 「所で、その()この前、帰った事じゃなかった?」

 愛菜が愛子をみて不思議そうな顔をしている。

 

 「あぁ、愛子ちゃんは向こうでマスコミに追いかけ回されて九州の友達の所に厄介になってたらしいけどそこも見つかって行くとこが無くなったらしいんだ、それで暫くこっちで働いて貰う事になった。元がバスガイドだから対面的な事は向いてると思うんだよね、まあ、取り敢えず恵に預けるから様子を見てやってくれないか?」

 

 「分かったわ、愛子さんだったわね、明日から頑張りましょう。」

 「はい、宜しくお願いします。」

 恵は愛子を見ながら何かを考えてる様子だが、この中では彼女に預けるのが一番だろう。

 「それと彼女は七種香さん、悠人のお父さん会社の社員で薬の研究員だ、愛菜、初級の回復ポーションを教えてやって欲しい。」

 「私は良いけど、薬なら留美の方がずっと得意だし詳しいじゃない?」

 

 「いや、駄目だろ、留美は材料さえあれば魔力で行き成り作っちゃうから参考には為らんし、教えようもないだろう、その点、お前なら手作業が殆どだから・・」

 「あぁ、そういう訳ね、領解!!」

 

 「じゃ、香ちゃんで良いかな?、明日からやろうね!!!」

 「はい、宜しくお願いします。」

 

 じゃ一応、今いるメンバーを紹介するね。

 そう言って、メンバーの自己紹介を一通り終えた・・・

 

 「ルーカス様、相馬様のお部屋はどうされますか?」

 ジェシカが部屋割りについて聞いてきた。

 

 「愛子ちゃん、香ちゃんと悠人、リナの分だけで良いだろう、お父さんの方は美琴さんの部屋で、まくらだけ用意すれば?」

 そう言いながら相馬氏の方を見ると頷いたので指示は変えなかった。

 

 「はい、畏まりました。」

 

 それを聞いてジェシカは他のメイド達に指示を出していく・・・

 

 「すいません、相談があるんですが・・・良いですか?」

 悠人が神妙な顔をして言ってきたので話を聞く事にする。

 「どうした?」

 「リナの事なんですが、こっちで働かせて貰えないでしょうか?」

 

 「本気なのか?」

 「はい、本気です。親の同意も得ています。こちらに同意書も・・・」

 

 「えっ、そうなの?」

 これには俺も流石に驚いた、高校生の女の子を一人で異世界に送るなんて普通じゃないだろって思う。

 その点を聞いてみると次のようだった。

 以前から父親の浮気疑惑が上がっていたらしいがリナの失踪を切っ掛けにそれが表に出てきてリナの失踪中に両親は離婚、母親が親権を取ったが一人暮らしで淋しかったのもあってリナが帰る前に好きな人が出来たらしい・・・結果、そこにリナは帰る事になったのだが、相手の男がリナの事をいやらしい目で見たり深夜に部屋に入ろうとされたらしい、幸い内鍵を付けていたので侵入は阻止出来たらしいがこのままでは犯されるのは時間の問題と思ったみたいだ。

 母親に相談して取り合って貰えなかったが異世界の話をしたらすぐに認めてくれたのでもしかしたら母親も気付いていた可能性が高いらしい。

 

 この話を聞いた奈津やアメリア、アトリアがかなり憤慨していた。

 「そんな奴、やっちゃえば・・・」

 「ルーカス、そんな奴、こっちに連れてきて帰らずの森に捨てちゃえば分かんないわよ」

 「いや、チ〇コ切るべきじゃない?」

 皆さんの意見は過激です。女の敵には異様にうちの女性陣は反応しちゃいます。

 

 「うん、そうしたいのは山々なんだけど、そんな奴でもお母さんにとっては大事な人みたい・・・お母さんには優しいみたいだし、仕事もきちんとしてお母さんに全額渡してるし」

 リナは母親の事を考えて自分が身を引いた方が一番良いと思ったらしい。

 

 「じゃ、決まりね。当面は美琴さんの手伝いをして貰おうかしら、リナはそれでいい?」

 「はい、その方が嬉しいです。」

 

 「奈津が話を決めていく・・・」

 「当面は見習いって事で暫く様子を見て変わらなければ従者にしちゃえば良いじゃないかな」

 「うん、そうだね。」

 

 何故か、俺は蚊帳の外で女性陣だけで話が決まっていった。

 ただ、悠人と離ればなれになるのは構わないのだろうか?、そんな事を俺は漠然と考えていたが聞いて良い物かどうか?

 かと言って向こうの世界で高校生が自立するのはかなり難しい、現実的なのは寮のある高校に転校する位か、そっちにしても経済的な負担は掛かる訳で・・・取り敢えずは様子を見てみるしかないな。

 

 「あのう、従者って何ですか?」

 ちょっと不安そうにリナが聞いてきた。

 

 「うん、うん、詳しくはルーカスに聞いた方が早いけど、わかりやすくなるとうちと正式な契約を結ぶって事かな、つまり正社員?って考えた方が近いかな。

 メリットが多いけど、デメリットもあるからその時が来たらよく考えて決めたら良いよ。」

 

 「皆さん、従者なんですか?」

 「あっ、私達は眷属なの?、つまり婚約者って事、従者とはまた別よ。この中で従者は美琴さんだけかな?」

 

 「えーーっ、美琴さん以外の方は皆、ルーカスさんの婚約者なんですか?」

 「えぇ、そうよ、どうかした?」

 

 「こ、こんなに一杯!!、ハ、ハーレムですか?」

 この言葉に、悠人のおやじさんも悠人も愛子も皆、大きく口を開けたまま驚いている。愛子はもう、意識を失いそうなぐらいだ・・

 

 「・・・ハ、ハ、ハーレム・・・すごい、うらやましい・・・」

 「あ、な、た・・・何がうらやましいんですの・・・」

 悠人の父の発言に美琴さんがお怒りである、角が出てきた気がする。

 

 「ちょっと、あなた部屋に行きましょ、お話しがあります。」

 「イ、イダ、イダダダァ・・」

 美琴さんは旦那の耳をもって部屋へと引きずられていった。。。

 「アァーーーーッ」

 その声を最後にドアの閉じる音がした・・・

 

 「親父、哀れ・・・」

 悠人がぽつりと呟く・・・

 

 「でも、皆さんみんな仲良いですよねぇ・・・普通こういうのってどろどろとした物があったりするんじゃないんですか?」

 リナが不思議そうに聞いている。

 まあ、確かに第一夫人、第二夫人と続くと結構仲が悪かったりするがうちの場合はそれはない。

 

 「答えかどうかは分からないけど、婚約者は私達が気に入らないと却下するから・・ルーカスも私達が却下した女性を婚約者にしたりはしないわ」

 

 「へぇ・・・お嫁さんをお嫁さんが決めるって言うのも変な気がしますけど・・」

 リナはやっぱり納得出来ないのか納得が行かないようだ・・・

 

 「メリットって言うのはやっぱり待遇とかですか?」

 「うん、それもあるけど、従者になるとすぐに魔法が使えるようになる場合が多いかな」

 「美琴さんなんかがそうですよ。」

 「あっ、そう言えば、以前は普通のお母さんだったんですよね。」

 

 「今だって、魔法使える以外は普通のお母さんですよ。」

 「いえ、いえ、魔法使える時点で普通じゃないですって。」

 (私も従者にして貰おうかなぁ、魔法が使えるって言うのはかなり魅力よねぇ、美琴さんみたいになりたいなぁ・・)

最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。

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