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私の愛した召喚獣  作者: 樹兎
第一章 召喚
9/115

初の戦闘

2018/09/05:誤字&脱字を修正しました。

【初の戦闘】


 「ロゴス、馬の用意をお願い」


 「おれは・・・」

 「あんたは自前で走るんでしょ。フェンリルが馬に乗るなんて聞いた事ないわ」


 「そ、そうだね。」

 (は、は、人間の感覚で考えてしまう癖は抜けないや、というか抜けたら抜けたで人間としてやっていけなくなりそうで怖いわ)


 屋敷を出て2時間ほど走った、不思議とほとんど疲れていない、今までならとっくにへたばっていたはずなんだが、やはりフェンリルの体の所為?


 「そろそろ少し休憩しましょうか?」

 馬に水を飲ませるために街道から外れて川に下りて休憩する事にした。


 休憩していると気配関知が異常を知らせる、

 「アメリア様、北西に約200mの所に何か二体います、大きさは人間程度、私が知らないもののため種別までは分かりません。」

 「相手はこっちに気づいてはいないようです。」


 アメリアは少し考えている様だった。

 「そうねぇ、いつもなら無視するところだけど、きょうは訓練も兼ねているから確認しましょう。」

 アメリアはそう言うと馬を引き、近くの気に手綱を結んだ・・・


 「分かりました。」


 俺が先頭に立ち気づかれない様にターゲットに向かって進む、暫くすると人間に似た気色悪いのが二体、視認出来た。


 「ゴブリンだわ、討伐しましょう。」

 アメリアは腰の剣を抜いた。


 ゴブリンまで20mを切ったところでゴブリンが気づいた・・

 襲ってくると思ったら慌てて逃げ出した・・


 「あれ、逃げてるけど・・・」

 「私に構わずに追って、()りなさい。」


 俺はゴブリンを追った、一瞬で追いついた。

 とても噛みつく気にはなれなかったので、なぐってやろうとおもって猫パンチした。

 

 ゴブリンはその場で頭部が爆散して無くなった。

 「ひぇーっ」


 「おれの手が・・おれの手が・・・」

 俺の前足はゴブリンの体液やら何やらいろんな物がひっついてる。

 俺はパニクりつつも慌てて下の草で手を拭いた・・

 落ちないよーっ・・・うぇぇ・・・


 その時だった、頭の中に声が響いた。

 浄化魔法、クリーン及び精神耐性を取得しました。


 クリーンを使ってみると俺の前足は元の通りに綺麗になった・・・


 残り一体のゴブリンを追った、直ぐに追いつけたので今度は手加減して殴ると殴った方向に水平に飛んでいき木に当たって砕けた。..


 少し待っているとアメリアがやってきた・・

 「流石にあんたは早いわね、足は大丈夫なの?」


 「あぁ、大丈夫問題ない)

 (とても血だらけの手にパニクりましたとは言えない)


 「ゴブリンって見つかると襲ってくるんじゃ無かったのか?、逃げる様な魔物ならわざわざ追いかけてまで殺す意味はない気がするけど・・・」


 「ゴブリンが逃げたのはあなたがフェンリルだからよ。人間が相手なら向かってくるわ。」

 「そうなんだ・・・じゃ、仕方ないな。」


 「ねぇ、あなたゴブリン食べちゃうの?」

 「えーっ、よしてくれこんなの食べたらおなか壊しちゃうじゃん、いやだ。」


 「そう、良かった。ゴブリン食べるのなら同じベッドで寝るのはちょっと・・・」

 (本物のフェンリルはゴブリン食べちゃうの?、いや、一応俺も本物のフェンリルのはずだし、うーん、考えるは止めよう、精神削られそうだし)


 「アメリア様、奥に一体いる、こっちに向かってきてる、今のゴブリンより大きい、多分走ってる2,3分で着きそう、多分、今よりずっと強い奴」


 「この辺に強いのはいないと思うけど・・・」


 そいつは直ぐにやって来た。

 「ブ、ブラックベアーだわ、こんな街道近くにいるなんて・・・」

 アメリアは信じられないって感じで半ば呆然としている


 「どう、やれそう?」

 「あぁ、やってみるよ。アメリアは下がってて・・」


 ブラックベアーは俺のすぐ前まで来ると後ろ足で立ち上がって襲ってきた。

 俺は気がついたら飛んでいて空中で反転してブラックベアー背後に回った時に爪を出して横に一閃した。


着地すると同時にグラックベアーの首はだらんと前に下がった。

 (今の攻撃は全然意識して無かった、反射的に行動していた。...フェンリルの体が覚えてた事なのかな)


 「流石ファンリルって言うべきね。ブラックベアーでも一瞬でやっちゃうんだもん」


 「ハハハ、そうだね、チョロいもんさ、アハハ」

 (無意識で体が勝手に動いてたなんて言いづらいな、ま、いいかぁ)


 「さぁ、さくって解体しましょう。」

 「えっ、俺に手伝えと・・・フェンリルの俺にどう手伝えって言うんだ?」


 「そっかぁ、それもそうねぇ、解体なんてした事は無いだろうし・・・でも、毛皮や魔石は高く売れるから、大事な資金源だし・・・いいわ、周りを警戒していて・・」


 アメリアが解体する間、ゴブリンが近くまでやって来たが近寄る事は無かったが、見付け次第、追いかけて討伐した。

 全て解体するまで2時間近く掛かった。

 「解体したのはあなたのアイテムボックスに入れておいて・・・」


 「さぁ、今日はちょっと早めだけど初日だし帰りましょうか?」

 

 帰りは行きと違ってのんびりと走って帰った、途中、ゴブリンを探知したけどあえて報告はしなかった。


 帰ると辺境伯もリネーネ様も大変喜んでいた。

 当然のことながら討伐したブラックベアーはロッシーニ家の所有物だ、俺はアメリアの所有物なので権利は一切発生しない。..


 屋敷に帰ると今日は汗もかいたし疲れたので食事のまえにおふろタイムだ。

 お風呂タイムは俺の体とささくれた心を癒してくれる数少ないイベントタイムだ。

 アメリアと一緒のお風呂は楽しい・・・泡に包まれたアメリアは色っぽい。..


 「なぁ、アメリア様、もし、俺が人間だったらどうする?」

 「うん、別にそれでも構わないかな・・フェンリルも良いけど人間の方が都合が良い時も有るしね。」


 「そっかぁ・・・実は俺は人間なんだ・・・」

 「うん、そうだと思ってたよ。」

 「さぁ、そろそろ上がってシロちゃんが買ってきてくれたコーラをのみましょう。」

 (当たり前だけど全然信じてる雰囲気は無いなぁ・・・)


 ((もし、シロが人間だったらって思う時もある、もちろんフェンリルのシロは可愛くて強くてかっこいいんだけど、もしフェンリルで無くて人間だったら好きになっちゃうかも?、まあ、あり得ない夢の話だよねぇ・・・))


 食事までの時間、アメリアの部屋でじゃれたりしながら過ごしてた・・・


 「ねぇ、シロ、私のお土産の費用って幾らぐらい掛かったの?」

 「うーん、三〇〇〇ルドぐらいかな?」


 「じゃ、お母様のは・・・」

 「ねぇ、蒸し返して怒らないよねぇ・・」


 「うん、怒らないわよ。」

 「三〇万ルドちょっとかなぁ・・」


 「ハハハ、お母様とは一〇〇倍も差があったなんて・・・」

 「そんな事気にするな、今から俺はアメリアに命をあげたんだぞ、そんな金額なんてはした金だ。」


 「もちろん、アメリアにも必要と思えるのがあったら俺が良い物を選んであげるから心配するな。」


 「有り難う、でも主が従者にたかるなんてそれも獣魔にたかるなんておかしい気がする。」


 「そんな事気にしなくて良い・・・俺はアメリア様の事を尊敬しているし、好きでもあるから好きな人のために買ってあげる事は俺は嬉しいんだから・・」


 「うっ、そんな事言われると・・・何だか恥ずかしい・・・」

 (なに、フェンリルの獣魔に照れてんだよ、アメリア様、チョロい・・・)


 突然、アメリアは俺を抱きかかえて正面を向けた。


 「シロちゃん、シロちゃんの気持ちは嬉しいけど絶対、無理はしないでね。」

最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。

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