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私の愛した召喚獣  作者: 樹兎
第四章 暗雲
81/115

救助準備2



【救助準備2】


 ♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪

 会談の部屋へと戻ってきた。

 「いや、お強いとは思ってましたが、あれほどとは・・・流石に驚くのを通り越して呆れましたよ。」

 とりあえず、よいしょから始める辺りは公安の山崎さんはちょっと用心が必要な人物だと改めて思う。

 

 「さて、本題に入りましょう、うちとしては魔石や魔物の素材が欲しいんです。2個頂いた様ですが、出来ればもっと欲しいと思ってます。出来れば研究用に最低で10個は取り敢えず欲しいのが本音です。」

 

 「そうですね、前回の大きい方のサイズだと300万ぐらいなら売っても良いでしょう、100個ぐらいならすぐにそろいます。」

 

 「ちなみにどれくらいのサイズぐらいまで有るのですか?」

 「そうですね、流通最大となると頭二つ分ぐらいでしょうか」

 

 「それだと幾ら位するのですか?」

 「そうですね、滅多に出回りませんから現地の価格でも数十億ですね。」

 

 「須藤の話では家庭用のコンロも魔石で動いてるって事ですが、そのコンロ自体も売って頂けないでしょうか?」

 「コンロはまあ、一般と言うよりは貴族や豪商を中心に復旧していて一般家庭まではまだ復旧してませんね、一般家庭はまだ、薪です。そうですね、魔石付きで800万ぐらいですか?」

 

 「但し今回は挨拶代わりに取引に応じますが、継続するかどうかは別問題ですよ、そちらの返答にもよって変わってきます。私も出来れば1国と取引がしたい訳であっちこっちと取引するつもりはありません、返答次第では救出作戦終了後は全ての取引を停止するかも知れません。輸出だけではバランスが悪すぎますから・・」

 

 「わかりました、上と検討して見ます。」

 「勘違いしないで欲しいんですが、別に64式が欲しい訳ではありません、M80弾しか使えないんじゃ困りますから・・」

 

 「良く分かりませんが・・・」

 「その辺は陸自さんに聞いて下さい。」

 

 「所で茜ちゃん、鱗はちゃんと持ってる?、あれ、鱗でも逆鱗だから、価値は数千万じゃなくて桁が一つ上がるから・・・」

 

 「へぇーーっ、じゃ億ですか?」

 「うん、そうだよ、だって大陸に1匹しかいなくてその中から1枚しかないんだから次に取れるのは300年後だからね・・・そのくらいの価値には成るのさ・・・」

 

 「でも、上に没取されました、私物だと言ったんですけど・・・」

 「ほんと?、」

 

 「はい、渡したくなかったんですけど、業務中だからと無理矢理・・・」

 「ちょっと、山崎さん、返してやって下さい、あれは古竜が名指しで与えた物です、他人には渡せません。」

 

 「いや、細菌等の感染がないか念のため調べてるだけで、取り上げた訳では無いんですよ」

 真剣な顔で言ったものだから公安の山崎氏はかなり焦って弁解している。

 

 「細菌等の感染の心配はありません、逆鱗自体、浄化の作用がありますから、次回、私が来たときに彼女の手に渡っていなかったら、今後の話は全てキャンセルして日本との取引には一切応じません。無論、古竜にも報告します。下手すると古竜から日本への報復もあり得ますので・・」

 

 「わ、わかりました、緊急に手配しておきます。」

 (えぇ、なんでこうなるんだよ、あぁ、上は返したがらないだろうなぁ・・かと言って全てを向こうにされでもしたらなんて国民から非難されるか判ったもんじゃ無い、はぁ、胃が痛む。)

 

 「あのう、彼女から借りるというのはどうでしょうか?」

 「それは長期に及ばない期間であり検査は非破壊検査である事が絶対条件で適正なレンタル料を払えば構わないと思う。」

 

 「適正な賃料とは幾らぐらいでしょうか?」

 「うーん、そうですねぇ1日100万ぐらい・・もうちょっとは負けてやっても良いが後は茜次第だ・・・だからといって極端な値下げは駄目だぞ!」

 

 「はい」

 かなり笑顔になっている、戻って来るとわかったのが相当嬉しいらしい。

 

 「私も何故か、あの鱗には引かれるんです、理由は全くわかりませんが・・」

 

 「あ、そうそう、これをあずかって来たんだった。..」

 俺はテーブルに竜涙のネックレスと拳より大きいサイズの金剛石ダイヤを出した・・・

 

 「あのうこれは?」

 「古竜がお前に渡してくれと言って来たんだ・・・」

 

 「確かに渡したぞ!!」

 「はい、受け取りましてけど、これは何ですか?、このネックレスは竜涙と言って竜の涙と言われてるが涙の形をしてるからって事で本物の涙では当然無い、古竜が待つ強力な魔力と精神力を使って生み出す結晶だと言われている、通常は次の代の竜(子孫)に引き継がれる、子竜のうちは弱いのでお守りとして渡されるそうだ、なので人間で持っている者はいない。古竜がくれたのは竜涙だけだったのでネックレスの部分は俺がサービスで付けた。こっちの石はオマケだそうだ、たまたま拾ったらしいダイヤモンドだ、恐らく4千カラットを越えているだろう、こっちのダイヤはどうでも良い物らしいので売るなり捨てるなり勝手にしろ」

 

 「しかし、竜涙だけはお前に名指しで与えたんだ売ったりせずに大事に持っていろ」

 

 「それより、こっちが聞きたいんだがお前何者なんだ?」

 「えっ、私ですか?、私は文科省の一般職でちょっと落ちこぼれです。」

 

 「そうじゃない、両親もしくは祖母や祖父は人間か?」

 「うちは先祖代々続く農家でちゃんとした人間です。」

 「そうか、なら良いんだ・・・」

 

 「どうしたんですか?」

 公安の山崎さんが聞いてきた。

 

 「いえ、古竜と一番仲の良い人間は私だと自負しています、そもそも、私以外の人間は古竜の縄張りには入れませんから・・・そんな私でも鱗は貰ったことはありますが、逆鱗なんて当然無いですし、恐れ多くも竜涙なんて・・・それを初対面の人間の女に渡すなんてかなり不自然な事なんです。おまけに例え日本を滅ぼすことになっても茜を守ってやってくれと頼まれましたし・・・」

 

 「本来は竜にとって人間は餌でしかない訳ですからそう考えると異常性が判ると思いますが。」

 

 「はぁぁ~、日本を滅ぼすぅーー」

 

 「あぁ、古竜なら簡単なことだと思いますよ。古竜には核ミサイルも効きませんし、人間に立ち向かえる武器はないです。音速を超えて飛びますしね。」

 

 「だから逆鱗を取られたと知ったら強欲な人間憎しと滅ぼしかねないですね。」

 「わ、わ、わかった、良ーく分かったからそんな事にならないよう宜しく頼むよ」

 

 「あのう、ルーカスさんこの竜涙ってお守りみたいな物なんですか?」

 「それ以上だよ。」

 

 「山崎さん、彼女の肩に触れてみて下さい。茜ちゃんも同意してあげて」

 「はい・・」

 「あのう、普通に触れましたけど・・・」

 

 「じゃ、今度は彼女の胸を触って下さい。」

 「茜ちゃんは受け入れなくて良いけど、動かないで・・・」

 

 「いや、しかしそれはセクハラという物で・・・」

 「セクハラではなく立派な痴漢行為で犯罪です。」

 菅原警視正が犯罪行為だと告げてきた・・・

 

 「まあ、まあ、これは一つの実験です、竜涙の効果を知りたく有りませんか?」

 「じゃ、伊能警部、あなたが触ってみて下さい。」

 

 「では、遠慮なく行かせて頂きます。」

 彼はそう言われるのを待っていたかの様に茜の胸を目掛けて突進して行った。

 

 「へっ、い、いや、嫌です・・・」

 伊能警部は茜の前に立つと手を伸ばして茜の胸を両手でわしづかみにつかんだ・・・

 

 「ウギャーーーッ・・・」

 伊能警部は床に倒れてピクピクと痙攣している・・・

 

 「どう言う事なんですかこれは・・・」

 「お守り効果です、普通のお守りと違って彼女の精神と反応して彼女の拒絶するようなことをすればああなります、程度によってちくっとするぐらいから気絶するぐらいまで・・・まあ、伊能警部の場合は彼女の胸を掴みすぎたんですよ。軽く触ればビリッとくるぐらいで済んだんですけどね。自業自得ですね。」


 「ちなみに彼女が意識的に最大限に発動していれば人間なら確実に炭になりますので注意してね。」

 

 「自業自得はないでしょう。触れと言われて触ったんですよ~あんまりです。まだ、体の麻痺が完全に戻ってないです。」

 

 「僕は触ってとは言いましたが揉んでとは言ってませんが・・・」

 「もう、良いです。」

 

 「もちろん、彼女が受け入れているのなら胸を揉んでも何をしても大丈夫です。」

 「警部、今度はこれで殴ってみて下さい。」

 「もう、痺れるのは嫌です。」

 

 「大丈夫、痺れませんよ、これ紙ですから電気は通しませんし・・・」

 そばに有った堅い表紙の議事録を渡した。

 

 今度はさっきと違って彼も相当警戒しているようだが、上司の方を見るとやれと目で合図しているのが判ると覚悟を決めたようで行動に移した。

 

 彼はそれを茜に向かって振り下ろした。.

 「ぱあーーん」

 室内に乾いた音が響き渡る

 

 「あ、ゴメンなさい、痛かったですよね、悪いのはこの人ですよ」

 そうやって俺を指さした。

 

 「あ、いえ、全然痛くなかったというか当たった気がしないんですが・・・」

 茜は叩かれた感触さえ感じていなかった。

 

 「つまり、これは本人が危機を感じると自動で見えない膜を張ります、木刀で殴っても拳銃で撃たれても平気ですよ。」

 「例えば、暗い夜道に入って、本人が不安になり危機感を感じれば自動で作動します。無論、意識的に発動させることも可能です。」

 

 「他にも色々、有るんだが残りは基本攻撃なんで教えるのは止めておく」

 「えーーーっ、そんなぁ・・」

 

 「お前のことだ、うっかり殺しちゃったってなったらどうする?、使い方次第では人間なら数百人ぐらい一瞬で消し炭になるぞ!」

 「そうですね、そんな怖いのは良いです。」

 

 「そ、そんなに凄いんですか?」

 「元々、対人間用ではなく子竜の頃に外敵から身を守るお守りです、子竜と言ってもその辺の魔物では相手になりません、それ以上の魔物から身を守れるよなお守りなんです。」

 「そうですね、飛んでる戦闘機でも簡単に落とせますよ、使い方を知っていれば・・・」

 「むろん、教えませんけど・・・彼女の場合はそそっかしいですから・・・」

 「無難ですね。」

 

 「ま、私を除けば、地球上で最強の人間ですね。もし、竜涙の全ての使い方を知っていれば一国の軍隊でも歯が立ちませんよ。」

 

 「はぁ~また、えらい物を貰った物だな・・・」

 公安の山崎は頭を抱えていた・・・

 今後の上層部への報告、取り扱い・・・そんな事を考えると胃がキリキリと射し込むように痛く為ってきた山崎だった。

 

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