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私の愛した召喚獣  作者: 樹兎
第四章 暗雲
78/115

異世界を見学しよう

【異世界を見学しよう】


□■□ 自衛隊 Side □■□

 いやーっ、さっきの彼凄かったですねぇ、俺、直接向けられた訳でもないのに立っているのがやっとでしたよ。

 

 「あぁ、結構軽い感じだったから良いところの貴族のボンボンかと思ったらありゃ、相当やってるな。」

 「やってると言いますと?、」

 

 「つまり、実戦を積んで相当な修羅場をくぐってるって事さ、そうでもなければあんな迫力は出ないだろう。」

 

 黙って話を聞いていた幹部は言った。

 「そこまでの人物かね?」

 

 「えぇ、あの若さで辺境伯という一国の主をやっているだけあってただ者ではありませんね、特戦についても知っていましたし。」

 

 「つまり自衛隊の戦力に付いてもある程度は把握していると言う事かね。」

 「恐らくですが、自衛隊と言うよりは日本に付いてかなりの見識があるように思いました。」

 

 「数名の隊員を派遣することについてはOKが出たよ。救助と言うことで堂々と派遣するつもりらしい。」

 

 「これが大部隊となると向こうも受け入れられないようだが此方としても送るのは難しい。何よりも米軍が一枚噛みたがってるらしいからな」

 「米軍がですか?、あぁ、人道的見地から友好国の青年達の為ならより、実戦経験豊富な部隊を出動させる用意があるそうだ・・・」

 

 「人道的見地ねぇ・・・奴さんは魔石や素材に興味があるんでしょうな?」

 「だが、素点は我々も大して変わらんよ、生徒の確保はもちろんだが、魔石のサンプルや用途、使い方などの情報収集を求めれられている点は変わらんからな。」

 

 「やっぱり政府はそっちですか?」

 「そりゃそうだろう、あの記者会見見せられたらそうなるのは必然とも言える」

 「もしかすると化石燃料に変わるかも知れない新たな燃料になる可能性もあるし、このまえの記者会見を見る限り、ワープ航法の可能性さえ実現出来るかも知れないとなれば力は入るさ。」

 

 「それに手つかずの地下資源だって有る可能性もある訳で・・・我が国にとっては資源の確保がいかに重要かは、わかるだろう。」

 

 「つまり政府は今回の事を切っ掛けに何とか異世界に足がかりを作りたいと」

 「あぁ、まだ、半数ぐらいは信じていないらしいがな。.」

 

 ♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪

 

 「主、お帰りなさいませ!!」、「ルーカス様、お帰りなさいませ!!」

 いつものようにジェシカとソフィーは転送部屋では迎えてくれた。

 

 「ここは王都にあるおれの屋敷だ・・、ジェシカ部屋を二つ用意してくれ・・・」

 「私は家内と一緒で構いませんが・・・」

 

 「はい、そうでしょうけど、悠人君も一緒って言う訳には行かないでしょうから一つは悠人君の分です。」

 「親子三人川の字に寝るのも乙かも知れませんが、3人にはちょっと狭いと思います。」

 俺が笑うと・・・

 

 「あっ、申し訳ないです。」

 「悠人君と奥様は領地の方ですから今度は領地迄、飛びますよ。」

 ジェシカに用件を伝えた俺は二人をつれえ領都へととんだ・・・

 

 領地の屋敷・・・

 「では、奥様のいる治療院に案内しますね。」

 治療院は領都の屋敷から歩いて5分ほどの所にある。

 

 治療院に入ると奥様は治療中だった。

 けが人は酷いようだった。

 膝下の損傷でかろうじて繋がっている状態だった。相馬さんと茜ちゃんは思わず目を背けていた。..

 

 「リナちゃん、そう、あせらずに急いで合わせてね、悠人は動かないようにしっかりと押さえてなさい。」

 美琴さんはリナと悠人に檄を飛ばしている。どうやら悠人とリナが手伝ってるようだ・・

 

 「じゃ、始めるわよ」

 美琴がそう声をかざすと患部が光り出してみるみるうちに損傷箇所が修復されていく・・・

 「はい、もう大丈夫ですよ。治るからと言って怪我しないでくださいね。」

 

 「すいません、有り難う御座います、聖女様。。。」

 「はい、お大事にね・・・」

 

 「失礼します・・・」

 「あら?、あなた来たの」

 「えっ、お、お、お前・・・お前本当に美琴か?」

 

 「そうよ、じゃなきゃ誰だって言うの?」

 「その格好どうしたんだ、随分若返って・・・」

 

 「あぁ、ごめんなさい魔法を覚えちゃったらちょっと若くなったけど駄目かしら」

 「あなたがどうしても嫌だったらルーカスさんに頼んで老けさせて貰うことも出来るらしいけど、ルーカスさんの前で裸になるのは恥ずかしいし抵抗があるわ。あなたがどうしても言うのなら我慢するけど・・・」

 実はルーカスの前で裸になるのは抵抗はないわ、だけどこう言っておけば主人に取ってはきっと付箋になるはず・・そもそも老けさせるのに裸になる必要はないんだけど。

 

 「いや、良いんじゃないか、周りがちょっと驚くかも知れないけどま、適当に誤魔化せばいいさ」

 (な、なんなんだ、結婚当初の美琴みたいだ・・・いや、若さは当初の美琴みたいだがなんだ、このエロさは・・・んん・・息子が熱くなってきた・・・おいおい、古女房相手に何興奮してんだ俺は・・・)

 

 「うん、大丈夫だよ。」

 「ありがとう、あなた~」

 美琴は夫にハグしてきた・・・・

 

 うぉーもう、がまんならん・・・・

 背に回していた手を腰に落としていくと美琴は夫の手をはじいた。

 

 「今は駄目・・・子供達が見てるでしょ。」

 「・・・あ・と・で・・・」

 

 「今日、あなた、泊まって行けるんでしょ」

 美琴の夫、美津夫は首を激しく縦に何度も振っていた。

 

 「悠人君のお母さんって凄い美人なんですねぇ・・・私より若いんじゃ・・・ないですか?、あっ、悠人君が16だからえっ、い、幾つで生んだんですか?」

 

 「あら、おばさんを捕まえてお世辞が上手ね、悠人は26の時の子供よ。」

 「・・・えーっ、じゃ、今42ですか?、信じられない・・・20代前半で十分通用しますよ。」

 

 「オイ、茜ちゃん、ほら行くぞ!!」

 「いくって何処に行くんですか?」

 

 「お前がここにいたってしょうがないだろう、領地を案内してやるついでに魔物にも会わせてやる来い」

 

 「では、夕方、王都の屋敷で・・・領都の転移陣は旦那さんも通れるようにしておきますから・・・では、宜しく」

 「はい、私はもう少しここでやってますわ~」

 

 「あのう、何処行くんですか~」

 「そうだな、まずは帰らずの森と言って一度入ったら出られないと言われてる森だ・・いくぞ!!」

 

 「ヒィーーーッ」

 (あぁーー私、人気のない森に連れて行かれあんな事や、こんな事されるのかしら・・・殺されることはないだろうけど・・・それ以外は何されるのやら・・・あぁこんな事になるのなら前に付き合った彼に挙げてた方がましだったかしら・・・こんな形で初めてを失うなんて可哀想な私・・・何せ、公安に売り飛ばされたからなぁ・・)

 

 「この草原は何処なんですか?」

 「ここはうちの隣の領地でアルデンヌ領のラマー平原だもう少し北に行ったところで生徒達を保護した。」

 

 「向こうに見える森がヤマビスの森、通称帰らずの森だ、で反対側がキリオ山脈だ6000m級の山が連なっている。あそこの一部には千頭位のドラゴンが住んでいる。」

 

 「ど、ドラゴンですか?」

 「本当にいるんですか?、」

 「いるよ、後で連れて行ってやる・・・」

 

 「ほら、もう、お客さんが来てるぞ、森の方を見ていろ、後500mぐらいだ・・・」

 暫くするとゴブリンが3匹ほど出てきた。

 

 「あれがゴブリンだ・・・」

 「へぇ・・・映画で見たのとは随分違って醜悪な顔してますね。」

 

 ゴブリンが走り出した・・・

 「だ、大丈夫なんですか?」

 

 「あぁ、大丈夫だ取り敢えずの目的はお前だから・・・」

 「へっ、私・・・なんで・・あっ、弱そうだからかな」

 ケモノなどは本能的に強者を知るって言うから弱い私を狙ってきてるんだわ。

 

 「ちょっと外れ・・・茜ちゃんと良い事したいのさ・・そして子供が生まれるまではご飯も食べさせてくれるよ、子供が生まれたら今度は茜ちゃんがご飯になるけどね。」

 

 「えーーっ、それってあまりにも過酷な人生に思えるんですけど・・・まさか、・・・そのつもりではないですよね。」

 「私をゴブリンの人身御供に・・・イヤーーッ!!」

 

 ゴブリンが数メートルまで近づいてきたときに指弾を放ち1匹のゴブリンの頭を吹き飛ばした、そのまま2匹のゴブリン間を走り抜けるときに剣を取り出して右側のゴブリンの左肩口から右脇腹に掛けて袈裟懸けにきり、振り返りざまにもう一匹のゴブリンの首を水平に払うと首が転げ落ちた。ゴブリン3匹、瞬殺だった。

 魔法を使ってゴブリンの死体を焼いた。

 

 「はぁ、もうやられちゃうのかと思いましたよ~、怖かったんですからね!!」

 「そう言って、俺の胸を両方の拳でがんがん叩いている。」

 どうやら本当に怖かったらしい、茜は涙目になっていた。

 

 「倒せるなら倒せるで、”心配は要らない俺が倒すから見てろ”ぐらい言って下さいよ」

 

 「おまえさぁ、平気なのか?」

 「なにがですか、平気じゃないですよ~もう、駄目かと思ったのは本当です、ちょっぴりちびっちゃいました。」

 

 「いや、普通はこう言う物を見ると吐いたりする()が多いから・・」

 「あぁ、そっちですかぁ、私、スプラッターは平気なんです。警察庁に出向していて変死体などの写真や実物も沢山見てきましたから・・・でも、初めての時は気絶しましたけどね。」

 

 「あっ、成る程ね、既に耐性を持っていた訳ね・・・」

 

 「そんなことより二度もうこんな事はしないで下さいね。絶対ですよ、わかりましたか?」

 「ハイ、わかりました。」

 「よし・・」

 

 あれ、なんか変な気がする・・・ま、良いかぁ・・

 「じゃ、ドラゴンに会いに行くぞ」

 「はぁ、行くぞって、行ったらドラゴンのご飯になるんじゃないですよね。」

 

 ドラゴンの長老の所へと移転していた。

 ドラゴンとは協定を結んでおり人は襲わない代わりに一定量の嗜好品を提供していた、例外としてドラゴンの縄張りに入った者は食べて良いことになっている。

 

 「おーーぃ、長老、いないのかぁ・・」

 

 叫ぶと、とたんに辺りが日陰になった、上を見ると長老がいた。

 音も立てずに着地するドラゴンの長老。

 

 「久しぶりじゃのぉ、今日はどうしたんだ・・・」

 「ん、横の娘は供物か?、それにして歳が行ってて堅そうじゃのぉ」

 

 「だってさぁ、茜お前ドラゴンに食べられたいか?」

 「あ、う。い、いえ・・いやです・・」

 ドラゴンは威圧は掛けていないのだが、それでも目前にして恐怖で声が出ないようだ・・・

 

 「この前、縄張りを6人の男が通ったと思いますが、良く食べませんでしたね。」

 「あぁ、それから、何となく5人からお前の関係じゃないかと思う臭いがしたからのう、止めておいたわ。」

 

 「有り難う御座います、助かりました。もちろん、食べられても文句は言いませんけどね。」

 「これはせめてものお礼です。」

 俺はそう言ってバケツプリンを5個取り出した。..

 

 「おおっ、プリンじゃ、プリンじゃ、かたじけない。」

 ドラゴンはそう言うと人型に返信した。素っ裸の幼女だ。..

 

 「へっ・・ドラゴンが女児に・・・」

 「食べるならこの姿でないと勿体ないからのう。。。」

 

 「取り敢えず冷やしておこう」

 そう言うとドラゴンはプリンに冷却の魔法を掛けた。

 

 「冷やしすぎないで下さいよ。」

 「分かっておる。」

 「では、本当に有り難う御座いました。では、これで失礼します。」

 

 「のう、折角じゃ、送っていこうかえ」

 「茜、ドラゴンに乗ってみたいか?、ドラゴンに乗ったことがある日本人なんかいないぞ!!」

 

 「はい、ぜひ、乗ってみたいです。」

 「じゃ、長老お願いして良いですか?」

 

 「うむ、領都まででいいな。」

 「はい」

 

 「茜は前に乗れ、俺が落ちないように支えてやる。..ま、支えなくて落ちることはないけどな。念のためだ・・・」

 

 茜がまたがるがビジネススーツでタイトスカートの為、足が広がらずスカートをたくし上げるしかない・・

 

 「見ないで下さいね。あぁ、後は見えてないよ」

 嘘だ・しっかりと薄いグリーンのパンツが見えている・・・

 

 ドラゴンは二人を乗せて飛んだ・・・・

 「急がなくて良いですよ~」

 

 「うむ・・・わかった。。」

 

 「凄い、凄いですねぇ・・・」

 おれは記念にと自撮り棒で写真を撮ってやったりした、ちら見えしているパンツがシュールである。

 茜はドラゴンの空の旅を満喫していた。..

 

 「あの、黒い池の様な物は何ですか?」

 「あぁ、住民達は燃える死の沼と呼んでいるが想像付くか?」

 「いえ、全くわかりません。」

 

 「はぁ、お前ほんとに文科省に受かったんだろうな?」

 「原油だ、原油が噴き出してるんだ・・・」

 

 「こっちで原油を使ってるのはうちだけだ・・・」

 「他はつかっていない。。」

 

 「へぇそうなんですかぁ・・」

 原油と聞いて興味を示さない辺りはとても政府の人間とは思えない、なんで文科省はこんな人材をよこしたんだ・・・

 ま、だから面白いから連れてきたんだけど・・・

 

 そんなことを話している間に外壁の外に着いたので下ろして貰う。

 

 「長老、有り難う御座いました。」

 「また、プリンを楽しみにしているぞ!」

 

 「また、お持ちしますね。」

 

 それを聞くとドラゴンは飛び立ち、一瞬で見えなくなるほどの加速で帰った。

 

 

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