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私の愛した召喚獣  作者: 樹兎
第三章 領地改革
59/115

王城への納品

2018/08/27:誤字、脱字を修正しました。

【王城への納品】


 女子会という名の騒乱は深夜まで続いたせいか、女子は全員、眠そうな目をこすりながら起きてきた。


 「愛彩、今日俺は王城へ無線の設置に行くんだけど土魔法の得意な留美を借りたいんだけど。..」


 「駄目よ、留美には今日の予定が一杯なんだから、それに無線の設置って小型のソーラーを設置するだけでしょ。だったらソフィーを連れて行ったら良いじゃない」

 

 「ん、確かにソフィーの力だけでも十分すぎるぐらいだけど、あの子を働かせるのか?、まだ12だぞ」

 「何言ってんのよ、12だろうが120だろうがあなたの眷属には違いがないでしょう。」

 

 「まあ、そうなんだけど・・・」

 (確かにそうなんだろうけど、12だぞ、小学生を働かせるのか?、良くても中一を労働に使うのは気が引けるんだよなぁ・・)

 

 「ルーカス様、私行きます。是非、お役に立ちたいです。」

 「よし、じゃ、ソフィー頼むよ。」

 「はい、お供します。」

 

 俺とソフィーは無線機及び無線設備設置の為に王城へと向かった。

 「まず、城の先にある山に先に向かうぞ!」

 「ハイ!」


 城の10数キロ先に1600m程度の山があった、その裾野には森が広がり魔物の巣窟になってはいたが森から出てくるのは弱い魔物がたまに出るくらいで冒険者が対応にあたっているのが実情だった。

 森の中心部はAクラス以上の魔物がいるため、人の出入りは殆ど無かった。

 

 森の入り口まで来るとここから森に入り山を登るのは面倒なので一気に山の頂上を目指して飛んでいく事にした。


 「ソフィー山の頂上まで一気に飛ぶぞ!」

 「はい、」


 ソフィーの手を握るとソフィーは恥ずかしそうにしながらもぎゅっと握り返してきた・・・

 別にソフィーも単独で飛べるので手を握る必要はないのだが・・・何となくだ・・・

 

 対地高度300程度を維持しながら山の山頂へと飛んでいく・・・・

 頂上が1600m程度なので高山病などを心配する必要はないだろう。

 

 うちの領にある6000m級の山に一気に飛んだ事もあるが高山病の症状は出なかったので元々順応している体質か、亜神と成ったときに強化されたのだろう。

 

 頂上付近で適当な場所を見付けると機材設置の為に土魔法を使って平らにする・・・

 「ソフィーこの辺を平らにしてくれ・・・」


 もちろん、この程度の事ならおれにでも出来るのだがここはソフィーに任せる。

 

 「はい、お任せ下さい。」

 ソフィーは手をかざして無詠唱で地面を平らにしていく、見ていると土が見えないブルトーザーに押されているかのように土や岩が押されていく・・・・あっという間に平らな土地ができあがる。

 

 「おっ、ソフィーは凄いな!、次は高さ2m幅4mぐらいの建物を作ってくれ・・ドアが一つで窓はいらない」


 「まかせて!」


 ソフィーはそう言うと建屋を作り出した。

 俺はその間に、建屋の隣にアンテナを立てる土台を土魔法でつくる・・・ま、これくらいは自分でしないとな・・・

 その土台にアンテナを立てていく、ここには王都だけでなくうちの領地との中継用のアンテナも一緒に立てていく・・

 

 「ルーカス様出来ましたよ、こんな物で如何でしょうか?」


 「おおっ、ソフィーはやっぱり凄いじゃないか。。」

 そこには岩作りの建屋が出来て居た。..ドアはスライド式で魔法でロック出来るようにしてある。、早速なかに充電用の機材やソーラーのコントローラー、無線機材を設置していく。その後にソーラーパネルを設置して、アンテナからのケーブルやソーラーパネルからのケーブルを接続して完了だ・・・

 

 「ソフィーこの建屋を囲むように高さ3m位の柵を作ってくれ・・」

 「はい、」

 ソフィー数分間で建屋とアンテナを囲む柵を作り上げた。.

 

 「ソフィー大丈夫か?、疲れてないか?」

 「はい、全然、大丈夫です。」


 ソフィーの魔力量は眷属の中でも1,2位を争うだけの保有量を持っているが、一度に大量の魔力を放出するのは苦手みたいだ・・・細く長くを得意とする。

 

 「よし、じゃ、次は城内へ行くぞ!」

 城へ行くと連絡が来ていたらしく、すんなり通る事が出来た。

 城に入ると騎士団長に引き継がれ陛下と宰相が待つ部屋へと連れて行かれた。

 部屋に入ると陛下と宰相がいたので、騎士礼をとり、口上を述べようとしたら陛下から止められた。

 

 「よい、よい、そのような気遣いは無用じゃ普通にしてくれ・・・そうしないと儂も気遣わないといけなくなるのではないか・・・」

 そう言って笑っている。

 

 「まずは城内の高い所に中継用のリピーター局を設置しますので案内してもらえませんか?」


 「高い所・・高い所・・・そうじゃ高さで言うなら警備塔が一番高いであろう。牢もあるしな!」

 

 「牢はべつに必要ありませんがそこへ案内して下さい」

 城自体、城下の街に比べると一番高い高台に建っているため元々見晴らしは良い・

 

 案内されて警備塔へ行くと高さ25m以上はあろうかと思える高さが有った・・・

 一番上の見張り台の横にある、警備兵の待機所の一部を借りて設備を設置する事にした。

 ソーラーは屋根の上に設置した・・・

 

 ゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*

 

 設置が終わってある、陛下の私室の一室に来ていた・・・

 陛下と宰相、騎士団長、王妃、王女、ソフィーに俺を入れて7名がそろっていた。

 

 「では、無線機の説明をします。」

 「こちらにおいてあるのが携帯用の無線機です。、この列にあるのが0.5wと5wの出力の切り替えが出来るタイプです。」


 0.5wと言うのは声を届ける大きさというか強さと思って下さい。0.5wと5wでは10倍の出力差がありますが、じゃ、10倍届くかというとそうではありません。0.5wで良く聞き取れないなと思うときに5wにすると明瞭に聞こえる程度だと思って下さい。

 

 0.5wもしくは5wで通信距離は2~3km程度と思って下さい。城壁内は大体届くと思いますが、届かない場合は城壁内用のレピーターと言う中継器を使って下さい。これを使うと城壁内はどこにいても会話が可能です。『地下の中とかは除きますよ。』、此方のレピータを使うとこの城から恐らく20kmは通話可能だと思われます、此方の出力は10wです。

 

 あくまで予測でテストはしておりませんが・・・もう一つ、広域用のレピーターを山に設置しておりますのでこちらは出力50wのタイプなので5,60kmは通信圏内に入ると思います。

 この携帯用無線機は通常、2,3kmを目安にと言いましたが、見通しの状況であれば数十キロは通信可能な機種です。

 

 レピータが使える無線機はここに並べている物です。

 台数は後で10台追加がありましたので30台と成っております、警備塔に設置している固定用無線機は1wと25wの切り替えのタイプですが、これはサービスとして設置しております。

 

 この30台のうち25台は20チャンネルを使う事が出来ます、5台は22チャンネルを使う事が出来ます。この違いは5台は例えば陛下、もしくは王族専用のチャンネルとしておけば他の無線機で聞く事は出来ません、無線機自体、お互いが同じチャンネルに設定しておけば通話が可能です。

 残り20チヤンネルは警備用とか色々様とよって分けると良いと思います、一つの用途に必ず、呼びチャンネルも割り当てておいた方が無難です。

 

 最後にこちらに並んでる10台の無線機は出力が0,01wでほんのちょっとした連絡用で距離は200m位までと思って下さい、見通しが良い距離であれば1kmぐらいの通話も可能になりますが・・・基本的には商隊などで先頭と後方の連絡などに使う目的です。

 

 「これは王都以外の場所にも持って行けるのか?」

 「はい、持って行けます、と言うより本来は外に持ち出して使うようにつくられた物で雨に降られても平気です。一応、軍用規格でつくられています。」


 「ただ、充電設備がここにしか有りませんので、外に長期持ち出す場合は交換用のバッテリーを複数用意して行くか、可搬式の充電設備自体を用意する必要がありますね。

 

 「うむ、取り敢えず、その呼びバッテリーを追加で30、いや、60ばかり用意してくれ・・・」


 「急ぎ、用が無ければそう慌てる必要はありませんよ、バッテリーは消耗品です、使えば段々、使えなくなってきますし、長期保存しておけば劣化もしますから・・・」


 「何日ぐらい持つ物なんだ?」

 「使い続けても1年は持ちますし、使わないで保存なら数年は大丈夫でしょう。」


 「まあ、実際はもっと持ちますが、売る側としては控えめに言っておく必要がありますしね、1年以内に不良になりましたら、無線機、バッテリーともに修理及び交換します。」

 

 「おお、保証まで付いてくるのは凄いな・・」

 「では、バッテリー30個を納品してくれ。..」

 

 「分かりました、30個のバッテリーを含めまして、仕様変更などがありましたので合計で15320万ルドになりますので、きりの良いところで1億五千万で良いです。」

 

 「うーん、当初の3倍になったの・・・」

 「はい、防水機能などを付けるとどうしても価格は上がりますので・・・」

 「では、2500万、渡しておったから残り1億2500万でいいか?」

 「はい、結構で御座います。」

 

 「では、騎士団長、警備塔に移動して騎士に実際の運用方法などを説明しようと思いますが・・」

 「うむ、参ろうか、では、付いて来られて下さい。」

 

 「ちょっと待って欲しい・・・」

 「はぁ。。。。」

 

 「ここにいる、エマをそなたの所へ嫁がせようと思う。これは女神の思し召しだ、異存はないな。」


 「はぁ、この前言っていた、セシリア様はどうなされたのですか?、あの子は長女となってるがこの子が本来の長女なのだ・・・」

 

 「色々と事情があっての娘として迎え入れていたのだが、お主への嫁入りを説得しておったら実は好きな男がおってのそれが平民だったゆえ、話せなかったのじゃ、なので降嫁させて好きな男の処へと嫁がせたのじゃ、そんな訳で豪華な結婚式も出来ないし、身内だけでひっそりと行った。・・・」

 

 (はぁ、好きな人がいるのに親の都合で無理矢理なんて、押し付けられるこっちの都合も考えろよって言いたいところだが、、今度は大丈夫なんだろうな、実はなんて言うのは嫌だぞ!、しかし神託をだした女神様も何考えてるんだか・・・)


 「本題はここからだイルメニア王国の戦力拡大に貢献したお主を辺境伯に叙爵する、ルーカス・ハミルトン・ファンテーヌとなる、ファンテーヌ領を封土するゆえ発展させてみよ」


 「・・・・・」

 「は、確かに承りました。ご期待に添えるように誠心誠意努める所存です。」


 「辺境伯とも成れば娘の嫁入り先としても申し分有るまい。」

 「後日正式に叙爵するゆえ待っておれ」

 「は、はぁっ」

 

 「陛下、と、言う事はこの無線機は余所へは売るなと言う事でしょうか?」


 「無論じゃ、これだけの設備はどこのくにも持っておらん、鳥などの連絡手段より早くて確実な方法など他にはないからの、そうだ、措置への賠償として今の倍額で買い取ろう、それで辛抱せい」


 「分かりました。」

 「10台、お買い上げ頂いた方が商隊などでも大変有効化と思いますが、そちらも禁止なさいますか?、」


 「王は少し考えるそぶりをしながら良いじゃろう、但し国内の者のみだ、他国への譲渡は禁止とする、譲渡した物は財産没収の上反逆罪として処罰するとしておけば良いだろう。」


 「それに売買する無線機は充電出来るタイプではなく先程、話していた『電池』と言うの物で動作する物にしておけば万が一他国にわたっても直ぐに使えなくなるわ。」

 

 「分かりました、商会に下ろす際もその辺りは徹底させましょう。」

 「電池の方はあくまでも緊急時の呼びとして治めておりますが普段は充電式のバッテリーでの運用をお願いします。」

 

 この後、近衛騎士団と実際に使う者達へ、無線機の使い方。実際の運用方法などを教えて帰る頃には辺りはすっかり暗くなってた。

 

 「ルーカス様また、お一人増えましたね、楽しい方だと嬉しいのですが、楽しみですね。」


 ソフィーは真顔で本心でこう言ってくるから余計に怖い・・・アメリア辺りだとイラってした感じでなじって来る方が何となく楽だ・・・・

 ソフィーは素だけにちょっと怖い。

  

最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。

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