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私の愛した召喚獣  作者: 樹兎
第三章 領地改革
57/115

7番目の眷属誕生

2018/08/28:誤字&脱字を修正しました。


【7番目の眷属誕生】


 「アトリア眷属の契約がまだだったな?、今なら辞める事も出来るぞ!、辞めたいなら止めていいぞ、その時は従属にしてやる、お母さんと一緒だな。奴隷の解放は前に話した理由で出来ない。

 むざむざ、処刑になどさせたら恵に殺されそうだしね。

 

 どっちもしないというのなら犯罪奴隷のままって事になってしまう。

 この国では奴隷の待遇がかなり厳しく決められていて普通の奴隷なら衣食住、健康状態、虐待の禁止など、破れば奴隷は取り上げられて罰金から禁固刑まである。

 それでも相手が貴族だとうやむやにされる場合も多いけどな、それでも性行為を本人が承諾していない場合の行為は犯罪だ。

 

 犯罪奴隷となると完全に所有物なる、扱いは自由なのは以前話したと思う、うちではそんな事はしないが、それでも守らないと行けない事がある。

 犯罪奴隷は一人で外出が出来ない、城壁内を歩くときは手枷をはめられ首に鎖を付けなければいけない決まりなんだ・・・以前は殺人などの凶悪犯のみが対象だったらしいが今では全ての犯罪奴隷に適用されている。

 

 「どうする?」

 「眷属にして下さい。お願いします。」

 「恵さんの意見は?」

 「アトリア様がそうおっしゃられるのなら私には何ももう言う事は有りません。」

 

 「アトリア実の姉、母親との縁が切れしまう事になるぞ!」

 「構いません。」

 

 「そうかでははじめるぞ!」

 まあ、こうなるとは思ってたが、実の親との縁が切れるのをこうあっさりと受け入れるとは思わなかった、恵さんの時はかなり心配してじぶんも差し出して来たのに・・・どうやら親子関係が上手くいってなかったって話は本当みたいだな。

 

 「始めるぞ!」

 『汝、世界神メトナスの名に置いてアトリアを眷属となる事を命じる』

 「はい、謹んで拝受致します。」

 

 アトリアが答えた瞬間、体は光に包まれていく。..

 自分を包む光の中でアトリアは頭の中に響く声を感じ取っていた。..

 暗殺術:上級を取得しました。:尋問術上級を取得しました。

 並列思考を獲得しました、隠蔽魔法神級を獲得しました。

 気配消去上級を獲得しました。、影魔法:神級を獲得しました。

 火、風、水、闇魔法を取得しました。:ワープ魔法(有視界のみ)を取得しました

 生活魔法を獲得しました。

 

 アトリアを包む光は次第に薄くなり消えていった。

 

 「これでお前も俺の眷属だ・・・正確には候補というか試験採用期間みたいなもんだな」

 「はい」

 

 見ていたアメリアが補則事項を説明する。

 「アトリア眷属になると、陛下との約定により騎士職として扱われるわ、当然犯罪奴隷は上書きされて消えるわ、これであなたは不老不死に向かって行くわ。

 後でボディーガードの影狼を呼び出しなを与え、馴れておく事ね。

 「はい、アメエリア様」

 

 「アトリア処であなたの実の姉と母親の件だけど・・・皆で相談したの」

 「ハイ」

 「あなたの姉と母親は奴隷商に売ろうと思うの」

 

 「「「・・・えっ・・・」」」

 (あれ以来、姉と母親とは会ってないがメイドとして修行中だと思ってた、なぜ、ここがお金に困ってるとは思えないし、どうして?、もし奴隷商に渡されたら後は・・・)

 

 「あの、メイドとして修行中だったんじゃなかったんですか?」

 「そうだったんだけど、本人たちにやる気がないようなのよね。」

 

 「それにこれは大事な事なんだけど、うちは陛下がお忍びで来る事があるし、貴族の訪問も多いわ、つまり公式の場ではあなたのお母様とお姉様はアトリアに対してアトリア様と呼ばなければ成らないの、呼ぶだけではだめ、それ相応の対応が必要なのよ。執事の話では現状、出来る見込みはないそうよ」

 

 「きちんと考えを改めて貰えないならうちにはおいて置けないわ。」

 

 「アメリア様、私が説得してみますので一度だけチャンスを下さい。」

 「良いわよ、やってみて・・・」

 やはりアトリアとしては幾ら不仲だったとは言え10年間、一緒に暮らしてきて血を分けた姉や母親だ、出来る事なら助けたいのだろう。

 

 「あの、お母様たちは今どこに?」

 「別棟の調理準備室にいるはずよ。ジェシカ案内してあげて。」

 

 「こちらへどうぞ・・・」

 ジェシカが母親たちがいる調理準備室へと案内していった。」

 

 アトリアが準備室へ入ると。..

 「あら、あら、アトリアお嬢様のおいでだわ・・・」

 「ふん、自分だけ取り入っていい気な物ね・・・良かったじゃないロリコンの変態がいて・・・」

 

 「あなたたち、野菜の皮をむくように言われてたはずでしょ、全然出来てないじゃない・・・」

 母親たちが全く仕事に手を付けていないのを見てジェシカが怒った。

 

 「そんなに文句を言うのならあなたがおやりになれば良いわ、その方がよっぽどお似合いだわ」

 「はぁ、こんな感じですから後は宜しくおねがしますね、アトリア様」

 そう言い残すとジェシカはさっさと出て行った。

 

 「お母様、お姉様、お願いです、御言いつけにしたがって下さい。」

 アトリアは自分で言いながら説得力はないと思った。しかし掛ける言葉が見つからない。

 

 「お前になんでそんな事言われなきゃ行けないのよ、見なさいこの手・・・、侯爵夫人ともあろう私が奴隷のようにこき使われているのよ。綺麗な服を着てお茶を飲んでるお前に言われる筋合いはないわ」

 

 「お母様、もうラフカディア家はなくなったんですよ、何時までもしがみついていてもしかなないの、新しく未来を考えて下さい。」

 「お前に言われなくても考えているわよ、アニエスがいればラフカディア家は再興出来るの。お前の様にしっぽを振って股を開くような売女ばいたにはそんな資格さえないわ、お前はもうラフカディアの人間ではないわ、追放よ」

 公爵の妻アーダはラフカディア家の再興を考えていた。何とか支援してくれる貴族の処にさえたどり着けたなら再興は可能だと信じていた。

 

 「お母様、私がどうしてここにお話に参りましたか分かりまして?、アメリア様はお母様たちが一向に考えを変えるつもりがないので処分されるおつもりですよ。」

 

 「はぁん、やれる物ならやれば良いわ、陛下ですら配下の体面上、本来は処刑のはずなのに奴隷おちという形にはしたけど、結局の所、他家預かり言う形で治められたのよ、それを一介の子爵程度の下級貴族がどうこうできるわけ無いじゃ無い」

 アーダは自分に都合の良いように勘違いしていた。

 公爵家の妻と娘を処刑してしまえばそれを理由に反国王派の貴族が一斉に立ち上がり内乱になるのを恐れて処刑出来ずに他家預かりとなっていると思っていた。

 

 「処刑はされないわ、奴隷商の売られるつもりよ。」

 「お母様、その方が都合が良いですわ、奴隷商に売られればきっとうちを尊敬している貴族が買い上げて下さいますわ。」

 「・・・・・・」

 「どうされましたのお母様?」

 母親のアーダは娘のアニエス程、頭の中はお花畑ではなかった。

 確かに自分の所と縁のある貴族が買ってくれる可能性が無い訳では無い・・・・が、その可能性は薄いだろう、侯爵夫人とその娘・・・好色の餌食になるのは間違いないだろう。

 奴隷商に売る際も支援する貴族には売らないように特約を付ける可能性が非常に高い。

 

 アーダは知っていた。夫が奴隷の娘を買ってきてどんな事をしていたか・・・

 買われた娘が1週間もすれば叫び声すら上げなくなり消えていく事を・・・

 

 「お母様、もう一度、良くお考え下さい。」

 そう言ってアトリアはその場を後にした・・・・

 

 「アニエス、奴隷商に売られるのは非常に不味い事になるわ。」

 「奴隷商に売られればきっと懇意にしていた貴族が買って下さいますわ」

 相変わらず頭の中はお花畑のアニエスだった。

 

 「アニエス、いい、売られるときは国王派の貴族限定で売られる可能性が高いわ、国王派の貴族の中には良家の婦女子をいたぶりたいって思ってる変態も多いのよ。」

 「そんなぁ。。嫌、嫌よ~、どうしてアトリアだけが良い思いしてるの?、狡いわ、私の方が美人だし、胸だって大きいし・・」

 

 「ああいうのが好みの変態もいるのよ。そこに丁度アトリアが手に入ったんでしょ。アトリアも喜んで尻を振ったのよ。」

 

 ゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*

 夕刻

 

 屋敷では領地から奈津、愛彩、留美が帰って来た。

 「お帰り、留美はどうだった。」

 「うん、留美ちゃん凄かったわ、土魔法が凄いの、砂から行き成り岩にしちゃうんだから作業がはかどるのなんのってこれじゃ、領地の幹線道路は1年も掛からないわね。」


 「道路整理のため、邪魔になる家は立ち退いて貰ってるわよ、もちろん、留美の土魔法で立て直して貰ってるけどね・・・特に領主の屋敷付近は特に広くつくってるわ、将来、飛行機の発着の可能性も考慮しておいた方が良いでしょ。」

 

 「うん、そうだな、今はまだ、ないけど、将来は考えておこう、当然、飛行場の用地も考えてはいるんだろ?」

 「えぇ・・もちろんよ。」

 愛彩は領内の整備の構想を壮大に語っていた。..その為にもソーラーパネルの設置を急ぐようにせかせれた。

 現在、領主邸付近はソーラーによる発電でまかなっているがまだまだ、なので領都の主要幹線道路には街頭を、家庭にも電気を引く予定なので如何してもメガソーラーの設置は急務だった。

 

 「処でアトリアの件はどうなったの?」

 警備、防衛を担当している奈津としてはかなり気になっていたみたいだ・・・

 

 「うん、今日アトリアちゃんが説得に言ったみたいだけど・・・どうだった?」

 アメリア自身もまだアトリアからの報告は聞いていないみたいだった。

 

 「アトリア、話してみたんでしょ。どうだったの?」

 奈津はアトリアに気を遣うように奈津にしては優しい口調で聞いている。

 

 「はい、駄目でした。恐らく分からせるためには親子を引き離して、徹底的に体にたたき込む必要があると思います。」

 (奈津:こ、この子、結構、辛辣ね、実の親子なのに・・・うーーん、恵さんとはやっぱり想いが違うのかしら・・・でもこの子の言うのがきっと正しいと思うわ。)

 

 「アトリア、おまえかなりエグい事言うなぁ・・・日本人だろう。..」

 俺はちょっと驚いた・・・いや、かなり驚いたよ。

 

 「ルーカス様、私は日本人として記憶が18年分近くありますが、こっちの世界の記憶も10年近くあります、お母様とお姉様は今もまだ、貴族という意識で一杯です、それどころか家の再興を画策しておられます。

 私は眷属となった身、まずは第一にルーカス様の事を最優先で考えると言う結論にしか成りませんでした。」

 

 「結花、いや、アトリア様、実のお母さんとお姉さんでしょう、何とかしてあげられないの。」


 「恵さん、普通は結花で良いですよ、でも、公式の時は困りますのでなれるまではアトリア様の方が良いかも知れないね。」


 「お母様とお姉様とは色々あったけど、育てて貰った恩はあるから何とか助けたいと思ったわ、でも、無理なら私は迷う事なくルーカス様を取る、そう言う事なの。。」

 

 アトリアのぶれない答えに恵は驚きながらも納得した・・・この子は昔からこうと決めたら引かない頑固な子だったわ・・

 

 「皆様、お食事の支度が出来ました。」

 ジェシカが夕食の支度が出来たと呼びに来たので皆で食堂へと移る。

 

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