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私の愛した召喚獣  作者: 樹兎
第三章 領地改革
55/115

お風呂は後で

2018/08/29:誤字&脱字を修正しました。

【お風呂は後で】


「あの子大丈夫かしら?」


 「大丈夫だろ、ほんの数ヶ月までこっちで生活していたんだから都内は馴れているはずだし・・」


 「ま、いざとなったら居場所は分かるから心配はないだろう。今、9時前だからお昼は多分少し過ぎるだろうな。」

 最短のルートで行っても1時間は掛かるとみて荷物を入れる時間を考えるとそれに1時間、余裕を見れば13時までには帰って来るんじゃないかなぁ・・

 

 「お昼は13時頃になると思うよ。」

 

 「急にぽっかり空いちゃったわね。何か買い出しはある?」

 「いや、今は殆ど、部屋に転移してネットから注文して倉庫へ配送ってやり方だから特にないなぁ、先日注文したばかりだし、愛彩がしたい事があれば何でも付き合うよ」

 

 「本当に何でも付き合ってくれる?」

 「あぁ、俺に出来る事なら何でもいいよ。」

 

 「じゃ、お風呂、一緒にお風呂入ろう!」

 「はぅ、お、お風呂ですか?、おふろ・・・」

 一瞬、頭の中が真っ白になった。

 はは、そうだよな、おれの眷属なんだもん、遠慮なんかしなくて良いんだよな。

 

 「あぁ、いいよ、一緒に入ろう」

 「うん、で、でも、ちょっと恥ずかしいから先に入っていて・・・」

 「わかった。。。」

 

 俺はキッチンにある給湯パネルのスイッチを入れる・・お、温度は・・・40度・・・ちょっとぬるめが良いよね、38℃に設定し直してからリビングに戻り、愛彩の横に座る・・・


 無言だ・・・何ともこの待ち時間がいたたまれない。..

 

 「あ、アトリアは無事に行けたかなぁ・・・」

 「うん。」

 「久々に町並みを肌で感じたかったんだろうね。」

 「うん、そうだね・・・」

 うっ、話がつづかない・・・二人とも緊張してガチガチになってる・・・

 なんか、これから風呂にお湯を張るって言うのが妙にいやらしいというか卑猥な行為に思えるのは何故・・・うん、たかが風呂にお湯を入れるだけジャンか、いつもの事だ・・・


 あれ、そう言えば向こうではメイドがやってくれるからお湯を張る事も掃除する事もないな・・・

 

 会話の続かない会話をどちらからともなく振るが話は続かない・・・

 やっと風呂のお湯が入ったメロディーが流れる・・・

 いつもなら気にもならない十数分間の時間が数時間にも感じた・・・

 

 「じゃ、おれ、先に入っているよ。」

 「うん、直ぐに行くから待ってて・・・」

 俺は脱衣所に向かいあわてて服を脱ぐ・・・パンツを脱いでいて引っかかり転びそうになる・・・


 なんで慌てて脱ぐ必要があるんだ・・・落ち着け・・落ち着け・・・

 盗賊を目の前にしている数倍の緊張感でパンツを脱いだ・・・

 

 軽く体をながし湯船に浸かる・・・

 暫くすると脱衣所に人の気配がする・・・脱衣所のドアは磨りガラスになっているので何となく脱いでる様子が想像出来るぐらいは見える・・・

 あぅ、異常に興奮しているのが割る。

 俺はあえて背中をむけた・・・

 

 「ガラ・・・」

 浴室のドアが開けられ愛彩が入ってきた気配が感じられた。

 

 「久志、背中流してあげるから上がって・・」

 「うん」

 おれは一言答えると、愛彩の方を見ないように上がって浴室のイスに座った。


 「ねえ、私をみて・・・」


 愛彩はそう言うと俺の背中に抱きついてきた・・・

 背中に胸の感触が直接伝わる。柔らかいところ、そして一部の堅い部分の感触も・・・

 俺は愛彩の手をふりほどき、振り返ってキスをした・・・

 

 「お風呂は後にしないか・・・」

 「うん」

 俺は愛彩をお姫様抱っこしてベッドへと運んだ・・・

 その日、俺たちは初めて結ばれた。

 

 情事が終わって俺たちはベッドの中でいちゃついていた・・・


 「ピンポーーン」

 「まずっ、アトリアが帰って来たみたいだ・・・・」

 俺たちはばたばたやって服を着替えてアトリアを出迎えた。

 

 「おかえり・・・、お帰りなさい、は、早かったわね。..」

 「うん、以外と早く終わったわ・・・ってなに?、この二人の雰囲気は・・・」

 アトリアは俺と愛彩の何となく気まずい雰囲気をしっかりと読み取ったようだった。

 

 「ふーん、あっさりと行かせてくれるって思ったらこう言う事考えてたんだぁ~」


 「そ、そんなんじゃないわよ、アトリアが行って時間をあましてたから・・・あっ」

 

 「へぇ、時間が余ったからなに?、何だったのかなぁ・・・」

 此奴はあまのじゃくだ・・見た目は10歳だが中身は18、それくらいは見破るんだろう。

 

 「おとうさん?」

 「ん、もう、その設定は終わっただろう

 「どうして靴下脱いでるの?」

 「あぁ。。暑かったからな!」

 

 「愛彩さん、どうしてパンスト脱いでるの?」

 「あ、暑かったからよ。」

 

 「ふーーん、異世界の人って暑いと靴下やパンストを脱ぐんだね。帰ったらおかあさんに教えてあげなきゃ」

 

 「ア、アトリアちゃんお姉さんを本気で怒らせたいの?」

 「いえ、ごめんなさい、悪ふざけが過ぎました。おめでとう御座います。」

 

 「え、何がおめでとうなの?」

 「あら、だって、初の××だったんでしょう。雰囲気からして上手くいったみたいで良かったですね。って意味ですよ。」

 (もう、この子ったら勘が鋭いんだから、でも、嬉しいのは本当だしね、ま、今回は許してあげるか・・)

 

 「もうーーっ、アトリアったらおませなんだから・・・」

 「ほら、さっさと帰るわよ。」

 「えーーっ、ご飯食べていこうよ~」

 

 「そうだな、そう言う約束だったし、たまにはいいだろう、愛彩」

 「はい」

 

 「と話がまとまったところで私はジャンクが食べたい、普通の料理なら家の方が美味しいし、こう言う機会でもないとハンバーガーなんてなかなか食べれないしね。」

 

 「愛彩はそれでいいか?、そうね、久しぶりだし良いわよ。」

 「じゃ、決まりね。」

 

 ハンバーガーチェーン店でお昼を食べた。

 お土産にしようと30個ほど、種類を変えて注文した。店員に驚かれるかと思ったが、特にそういった様子もなく××スマイルで注文を受け付けてくれた。

 

 一旦マンションに戻り王都への屋敷に転移した。

 

 ゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*

 王都の屋敷

 

 「お帰りなさいませ、」

 メイドのジェシカとリネーネが出迎えてくれた。

 

 「恵おかあさまは?」

 「先程、お食事が終わって今はリビングにいらっしゃいますよ。」

 アトリアはリビングへと掛けていった。

 

 「これお土産だ、皆に分けてやってくれ・・・」

 「店のアンとキャサリンにも誰かに届けさせてくれ・・・」

 「はい、畏まりました。」

 

 「ちなみにこれは何ですか?」

 「ハンバーガーという、まあ、軽食だな。サンドウィッチに近いと思う食べ物だ。後で感想を聞かせてくれ、皆の評判が良ければ店舗を出す事も考えているから」

 「畏まりました、しかと、味わわせて頂きます。」

 この子は妙なところに生真面目なところがある、その所為もあって辺境伯の処では古参の所為もあって同僚のメイドから煙たがられていたところ持ったのだが・・

 

 リビングへ行くと丁度、アトリアがお母さんと抱き合っていた。

 「良かったね、病気が治って・・・でもゴメンね。私のせいで帰れなくなって。。。」


 「いいのよ、例え帰れたとして帰りたいとは思わないわ、こっちの世界は楽しそうだし、なによりもあなたがいるもの」

 

 二人の会話を聞いていたほのぼのと助けて良かったと思った。そんな事を思いながら見ていたらアトリアがふりかえって、スカートの裾を摘まみ貴族の礼節を取った。

 考えてみれば、公爵の次女、れっきとした貴族の娘だったんだ・・・

 アトリアが礼節を取るところを初めて見た。

 

 「ルーカス様、この度は特に貴重な魔法薬を用いて頂いた、恵お母様の治療につきましては格別なるご恩情を賜り、誠に恐悦至極に存じます、この度、私、アトリア・フォン・ラフカディアはラフカディアの家名を捨て、アトリアとし、これまでの妄言につきましては深く謝罪しお約束通り、この身、全てを捧げますゆえ、如何様にもお引き回し下さい。」

 

 「うむ、相分かった。そなたの申し出を受け取ろう。」

 「有り難きお言葉、恐悦至極に御座います。」

 「うむ、」

 なんだかんだ行ってもアトリアも貴族の娘、きちんとした礼節はとれるように躾けられているんだなぁ・・恵さんが驚いて開いた口がふさがっていないのが笑えるが・・・

 

 「では、早速、今宵より夜伽を勤めさせて頂きます、何分、いたらなきところも多々あるかとは思いますが、できる限り奉仕しますのでご指導をおねがします。」

 

 「それには及ばん。」

 「なにゆえに、そう、おっしゃられますので・・」

 

 「アトリア、もう疲れた。普通に話せよ。」

 「では、どうしてですか?、約束だったはずです。」

 確かに約束はしたけど、最初からするつもりはなかったよ、なんて言えないよね。いくら何でも10歳児では無理だ・・・この世界では合法でも奈津や愛彩に殺される・・・それに俺の目覚めも悪い・・

 

 「ん、それについては恵さんが向こう5年間、アトリアが成人するまで変わりを勤める事になった。」


 「はぁ?、なに、あんた、弱みにつけ込んで人の母親を無理矢理手込めにするつもりなの?」


 あれ、アトリアさん、さっきと言ってる事が全然違うんですけど・・・その目、正直怖いです。

 奈津が盗賊を切るときの目と一緒ですよ。

 

 「いや、そのなんだ・・・」

 「いや、そのってなによ、この変態!」

 あれ、おかしくないか?、10歳児と致す方がおいちゃんは変態と思うんですが・・・ちがいますか・・

 この流れ怖いです。

 

 「アトリア、これは私が自分でルーカス様に頼んだの、強制もされていないし弱みにつけ込まれてないわ。」


 「う、うそ!」

 「本当の事なの、私の顔をよく見なさい、嘘を言ってると思うの・・・」

 「本当に本当なの?」

 「本当に本当よ」

 アトリアは俯いて何か考えているようだった。

 

 

 

 

最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。

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