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私の愛した召喚獣  作者: 樹兎
第三章 領地改革
45/115

転生者2

♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪

2018/09/28:誤字、脱字、誤用の修正をしました。

♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪

【転生者2】


 翌朝、俺と奈津、愛彩にアン、キャサリンの奴隷を連れて王都での商品販売の店舗候補を見に行った。

 あらかじめ受け取っておいた鍵を使って店舗に入り中を見てみる。

 店舗は2階建てで下が店舗プラス、バックヤードになっている、2階は住居として使われていたようだ・・・住居は必要ないので一部を美容の施術用のスペースに改造することにした。

 下の部分は殆ど手を入れる箇所はなく陳列棚などを揃えるぐらいで良いだろう、この辺はアンとキャサリンに任せる事にした。


「任せて下さいご主人様、きっと素敵なお店にして見せます。」

 キャサリンはしっぽをふりふりして喜んでいる。

俺は頷いた・・・ただ、言わせて貰えれば店にした後が大事なんだけどね。


 「奈津、施術用のスペースは奈津がするのだからお前に一任する、出来上がるまでたびたび様子を見てくれ・・」


 「うん、わかったわ、好きにして良いのよね。」

 「あぁ、構わない。」

 「じゃ、向こうから買ってきて貰いたい物があるからなるべく早く買ってきてね。」

 「分かった。明日にでもリネーネ様を連れて行ってついでに買ってくるよ。」

 「お願いね。」

 「あい・・」


 こうして店舗を見た後、アンとキャサリンを残して領地へと転移した。

 アンとキャサリンには歩いて屋敷まで帰って貰う、まあ、たいした距離ではないし大丈夫だろう。ってこれからは毎日通って貰うことになるので良い機会でもあるんだが・・・


 日中は領地にて各自担当の場所を精力的にこなしていた。

 夜になり屋敷へ帰った。


 屋敷に帰ると部屋にアトリアを呼んだ...

 暫く待つとアトリアはやって来た、メイド服を着ている。まあ、良くこんな小さいサイズのメイド服があったもんだと思うが、なかなか似合っている。


 「なかなか似合っているじゃないか、可愛いぞ!」

 ちょっと恥ずかしそうにしているので褒めてみた。..


 「何よ、ロリコン、ただの変態じゃない...」

 アトリアは顔を真っ赤に耳まで染め上げて恥ずかしそうにしながら文句を言ってきた。

 ふーん、まんざらでもないようだ・・・


 「おまえさぁ、主に向かって変態はないだろう?」

 「変態に変態って行って何が悪いのよ、ロリコンは変態じゃない、ふんっ!」


 「ま、そう言ってしまえばこの国は変態だらけだな、15歳で成人だし、12,3歳で嫁ぐことも珍しくはないし10歳で嫁いだ例がない訳じゃないぞ!」

 この国では15歳で成人で貴族ともなれば成人すると遅くても17、8迄には大抵、嫁入りする20過ぎると完全に行き送れと見なされる風潮がある、平民の場合だと生活力の問題から多少遅れることもあるがそれでも25歳を超えると完全行き遅れで嫁ぎ先を探すにはバーゲンしかない。

 

 「そんな話のために呼んだの?、なに?、それとも本当に裸にでもしたい訳?」

 いい加減、脱線した話には不愉快だったようで露骨に嫌な顔をしてきた。..

 母親と牢に捕らわれてる時は大人しい印象だったがどうやら猫をすっかりと被っていたらしい。恐らく今のが本性で間違いないだろう。

 

 「いや、そうじゃない、お前が転生する前の事を聞きたいんだ。話してくれると言ったろ!」

 

 「はぁ・、ま、良いわ、嫌と言って変なことされるよりはましだものね。」

 「その前にどうして私が転生者だって分かったの?、鑑定でも持ってる訳?」

 アトリアは俺が一目で転生者と見破ったのが疑問だったらしい。どうしようかと考えたが、奴隷だから喋るなと命令すれば喋れないから話しても良いだろう。

 

 「今から話すことは人には喋っては駄目だ、これは命令だ。」

 「何故分かったかと言うと、鑑定眼も持ってるし俺自身は日本人だ。」

 

 「えっ、日本人?、日本人から転生したって事?」

 「いや、ちがう、俺は転生者ではなく転移者と言った方が良いだろう、こっちに来てほんの数ヶ月だ」

 

 「えっ、えーーーっ、だって。。だって、銀髪じゃない、目もグリーンだし、そんな日本人なんている訳がないじゃい。」

 アトリアは俺の容姿が日本人とちがってることにかなり驚いている。

 

 「俺は容姿を変えられる、だからこっちにいる時はこの姿にしているんだ・・・黒目黒髪は目立つからな、ちなみに奈津と愛彩も転移者だ・・・俺が連れてきた。」


 「ねぇ、ちょっと聞くけど、こっちにいる時はって、それってもしかすると自由に日本に帰ったりで切る訳?」

 「あぁ、可能だな、基本、向こうの世界の品物をこっちで売って商売してる都合上、しょっちゅう行ったり来たりしてるぞ!」

 

 アトリアは驚いたみたいだが、それより先に言ってきた。

 「お願い、私を日本に連れて行って・・・」

 アトリアはさっきまでのふざけた調子とちがって真剣に頼んできた。何か事情があるのかも知れない。

 

 「駄目だな、どんな事情が有るのかは知らないがもう既に10年は立っているし、それに連れて行き来出来るのは俺の眷属か、眷属候補だけだ・・・」

 

 「・・・・・・・・・・」

 「奈津さんや愛彩さんを連れて来たっていったわよね。つまりあなたの眷属なのよね。」

 「そうなるな・・・」

 

 「私を眷属にして下さい。お願いします。」

 

 「ど、どういう事なんだ?、日本に行ってみたいって事なのか?」

 「うちは母子家庭だったの、やっと高校卒業して少しは楽させてやろうって思ってた矢先にあっけなく死んじゃった、と、思ったらこっちで生まれ変わってたってわけよ。赤ん坊の頃から記憶はあったから物心つくまでには周りの状況が分かったから転生者って事はばれないようにひたすら隠し続けてきたわ。」

 

 「あぁ、転生者は迷い人って事で不遇な扱い受けるらしいからな、ま、俺なんかは全面に出してるけど・・・ま、10歳で放り出されたらまあ先行きは悲しいわな。で、どっちなんだ・・・」


 「えっとね、今更、日本で暮らしたいっとは思ってないんだぁ、日本はこっちの世界とちがって適当に暮らせたりしないのも分かってるし、こっちで生まれて今まで育ってきたから・・・


ただ母さんがどうしてるか心配で陰からでもこっそり見てみたいの、それで困ってるようだったら陰から助けてあげたい。」

 

 「うーん、まあ、良いだろう一度連れて行ってやるよ。」

 「・・・・・」

 「えっ・えっ・えぇーーーっ」

 「ほ、本当ですか?、有り難う御座います。本当に連れて行ってくれるんですね。」

 

 「お前さぁ、自分で頼んでおいて自分が驚く事ないだろう?」


 余程嬉しいのか今まで見せたことがない様な顔をしている、そんな顔をされたら連れて行かない訳には行かないか・・・まあ、今後の為にも役に立つだろう。

 

 「嘘は言わない、連れて行くと言ったら連れて行こう、だがその前は何時、どこからどの様にして転生したのか話してくれ」


 「うん、分かったわ、私が死んだのは18歳の時、死因は事故だと思うわ・・・はっきりとは覚えてないの。多分、上から何か落ちてきて下敷きになって死んだのだと思う。


 歩道に倒れて自分の血の中で意識が無くなっていって次に目が覚めた時には赤ちゃんになってたから・・・」

 

 「それはまた、不幸だったな、まあ、俺も似たようなもんだったし・・・そんなもんかも知れないな。」

 転生や転移者の条件って何だろう、人生満足して全う組は案外少ないのかもいや、そもそも転生や転移自体少ないだろうし・・・考えても答えは出ないだろう、考えるのは止めよう。

 

 「所で18歳の時は分かったが、何年だったか分かるか?」

 必ずしも時系列に合わせて飛ぶとは限っていないみたいだし、もう、こっちの世界でもっと過ぎてるかも知れない、しかし、スマフォの存在を知っているとなると少し妙な気もする、スマフォが発売されて10年程、余程のマニアでもないかぎり持っていないと思うんだが・・・

 

 「えっとぉ、高校を卒業して直ぐだったから多分、20XX年の四月ぐらいだと思うわ・・・三月の中旬から四月の初旬ってとこかしら」

 「おい、それは確かか?」

 「えぇ、一ヶ月前後の違いはあるかも知れないけど・・・年単位では間違ってないはずよ。」

 

 「うーん、そうかぁ・・・・」

 「なに、如何したの?、何か不味いことがあった?」

 

 「いや、別に不味くはないけど、現在の日本は20XX年の8月だ、って事はお前が死んでから4,5ヶ月って事になる、つまり死んで過去のこの世界に転生したことになるな」

 「えっ、ど、どういう事なの?、日本では私が死んでからまだ、3ヶ月しか立ってないって事?」

 「ま、そう言う事になるな・・・」

 

 「「「・・・・う・そ・・・」」」

 アトリアは相当驚いたのか、口を開けたまま、ショックで固まっている・・・

 どうやら別世界に旅立ったようだ・・・

 

 「ま、信じるも信じないも言ってみれば分かるだろう、明日連れて行ってやるよ。」

 「「「「「ほんと!」」」」」

 

 「あぁ、本当だ、明日はもう一人連れて行くのがいるのでついでだしな?」

 「へぇ、そうなんだぁ、どんな人」

 「30代の人がいただろう、リネーネさんって言うんだ、彼女はこれからあっちで暮らす。」

 「へぇ...そうなんだぁ・・・」

 

 「もしかするとその人も眷属?」

 「あぁ、そう言う事になるな、今は眷属候補だけど・・・」

 

 「私も眷属になるのね・・・」

 「いや、1回、短時間なら眷属にならなくても構わないが・・・」

 「・・・・・・・」

 アトリアは何か考え込んでいるようだった。

 (眷属になるってどういう事だろう、眷属って言うからには親密な関係、当然男女の関係も含まれるのよね、お父様を告発した人だけど特に恨みはない、かと行って特に好きでもないけど、嫌いでもないわ。私は現状、奴隷だから自力で明るい未来は望めそうにもないわね、それを考えると眷属になった方がいい気がするわ。」

 

 「うん、私、眷属になるわ、お願いします。あなたの眷属にして下さい。」

 「眷属になる意味分かってるか?」

 「分かってるわよ、これでも精神年齢は28歳だから・・・夜も含むって意味なんでしょ。」

 (分かってるわよ、それぐらい、男の眷属になるんだもん、当然そうなるのよね。前は処女のまま死んだけど、今度はそうならないみたいね。)

 

 「心配しなくて良いわ、今の体は処女だけど、これでも前は経験済みだから何の心配も要らないわ・あっ、今の体で出来るかどうかはちょっと自信ないな、出来れば壊さないで欲しいわ」

 (顔を真っ赤にして照れながらうそぶいているが・・・はぁ、まあ良いだろう)

 

 「いや、今すぐ、お前をどうこうするつもりはないが、何かあっても回復術は使えるから心配は要らないぞ?」

 「いや、いや、それはちょっとちがう気がするわ。」

 (おい、それは不味いですよ、直せるから壊して良いってもんじゃないでしょ、直せるからって裂けたりしたトラウマになりそうだし・・・そもそもそんなの繰り返されたら拷問だわ)

 

 「それで完全に眷属になると不老不死になるのでよろしくね。」

 「えっーーーっ、不老不死って、それって歳を取らず死なないって事ね、はぁーーっ、やめてよ。」

 (じょ、冗談じゃないわ、こんな格好のままずっと過ごせって事?、永遠の10歳?それはあんまりだわ。)

 

 「一部誤解があるかも知れないが、17歳から22歳ぐらい迄は成長する、その辺は個人差がある大体そのぐらいで成長が止まり後は不老となる」

 17以上には成長すると聞いて多少は安心したのかアトリアはため息を付いた。

 

 「ねぇ、あなた転移者って言ったけど、本当に人間なの?」

 「あっ、そうそう、言うの忘れてたけど俺、人間半分止めちゃってるから・・・亜神だ」

 「ひぇーーーっ、そ、そうなの?、私、ひれ伏さなきゃ駄目?」

 アトリアもこの世界で生まれ育ったせいかちゃんと信仰心が備わっているようである、半分神と聞いて恐れおののいている。.

 ちょっと悪戯で神気を少しばかり出してみる・・・

 

 「あ、あぁ、あっ、ひぇーーーっ」

 アトリアは壮絶な勢いでひれ伏した。

 

 神気を治めた・・・・

 

 「おい、何やってんだよ、顔をあげろ!」

 ひれ伏したままのアトリアは神気を治めても以前そのままの姿勢で固まっている。

 

 「とにかく楽にして良いよ。」

 そう言うと、やっと落ち着いたのか、恐る恐るながら顔をあげた・・・

 

 「「ほ、本物だったんだ・・・」」

 アトリアは感動と驚きが混在となりながらも俺を見つめている。

 「おい、恥ずかしいからやめろ」

 

 「でも、不敬に当たるんじゃ・・・」

 「何を今更、言うかぁ、その口で・・・散々言ったくせに、まあ、気にしなくて良いよ。」

 「神と言ってもまあ、なんだ、亜神だから半分は人間だしね。そんなにしゃちこばられるとやりにくいしね。」

 

 「取り敢えず明日連れて行くから今日は早めに寝ておけ、幾ら精神年齢は28と言っても体はお子様だからな。」

 「もう、バカッ!!」

 そう、捨て台詞を吐くとアトリアは部屋を出て行った。

 

最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。

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