領地へ行こう2
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2018/09/24:誤字、脱字、誤用の修正をしました。
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【領地へ行こう2】
野営地に着いてみると先客がいた。
ATVとバイクで乗り付けた俺たちを見てかなり驚いたようで当然のごとく騎士達が前面に出てくる
「そなた達は何者だ?」
一応、俺たちはそれなりの格好をしているので警戒はしているものの表面上は紳士的の様だ。
「私はアメリア・フォン・ロッシーニ・アルデンヌ子爵です、彼はルーカス男爵で残りの二人はその従者です。アルデンヌ領に向かっています。」
「そうでしたか、それはうちの騎士達が失礼しました。」
「私はフィリッツ・フォン・シーボルト・ノースリバー伯爵だ、領地に戻る途中だが、馬も疲れているのでちょっと早いですが早めに野営しよう思って立ち寄っている.」
身元が分かったせいか騎士達は下がった。
「ところでその不思議な乗り物は何だ?」
凄い音を出しながら走ってきたけど、見た事も聞いた事もないしろものだった。
伯爵は今まで生きてきて見た事が無く初めて見た、馬が轢いていないと言うよりは馬と馬車が一体化した奇妙な物に乗っている者、馬が機械になった様な物に乗っているものといた。
「えぇ、これは魔動車です。魔動車については私の従者が詳しいので良ければ説明させますが・・・」
「・・・是非、お願い出来出来るか」
「ルーカス、説明してあげて・・・」
「はい、アメリア様」
「こちらは便宜上、魔動車と言っておりますが、通称ATVと言って全地形対応車で馬車などでは走れない不整地でも走行が可能な物で馬を必要としませんが代わりにガソリンという物を消費して走る物です、基本的な操作を覚えれば誰でも乗る事が可能です。」
「向こう側の彼女が乗っているのがバイクと言う乗り物で、馬と一緒で必要な技術を取得しないと乗る事は出来ません。」
「両方とも馬以上の速度で走る事が出来ます。」
「それらの乗り物は何処で入手されたのですか?」
フィリッツ卿は興味丸出しで近寄ってきた・・・正直、汗臭そうなおっさんにあまり近寄っては欲しくないが、ぐっと我慢する。うっ・・・・
「えぇ、私は実は時空神様とお付き合いがありまして特別に異世界の商品を扱わせて頂いております。」
(自分自身が異世界と行ったり来たり出来ると言えるはずも無く、ましてや亜神などと言えばかなり面倒くさい事になるので取り敢えず時空神と伝がある事を言うに留めて置いた方が良いな・・)
「えーーーっ、そのような事が本当にあるの?、しかし、この様な物を実際に見せられては信じるしかござらんな。」
時空神様と付き合いがあるなんて本当なんだろうか、しかし、この様な得体の知れない物は見た事も聞いた事もないから本当なんだろう、ここは印象を良くしておいてそんはないな・・・と伯爵は考えていた。
「信じるも信じないもないんですけどね、良かったら乗ってみますか?」
もう、30代ぐらいのおっさんが、もう目をキラキラさせてやんちゃな子供のような目をしているので、 軽くフィリッツ卿に聞いて見た。
「おっ、良いのか?、本当に良いのか?」
「はい、構いませんよ」
「では、是非、お願いする。」
ATVは4輪なので倒れる事も無く(実際は無茶すれば倒れる)操作は簡単なので一通り、各部の操作方法を説明した。
「軽く見本を見せますので、まず後に乗ってみて下さい。」
先にATVに乗り込み後のシートへとフィリッツ卿を誘導する。
「最初は軽く、ほんとに軽くレバーをゆっくりと押して下さい。」
そう言ってほんの少しだけ動かすとATVは走り出す。
「おっ、オオオオオオオーーッ、これはすごい。」
20km程度まで速度を上げた。
「右に曲がりますね、曲がる時は曲がる方向に体重を掛けてあげます、」
そう言って体重移動を少し大げさ気味にしながら右に転回する
「今度は左ですね。・・・」
同様に体重移動の練習をして感覚を掴んで貰う。
「大体、判ったと思いますので今度は一人で乗ってみて下さい。」
「・・・ん、やってみる・・・」
興味、9割、おっかなさ1割と行った処か?、特に戸惑う様子も無くATVにフィリッツ卿はまたがって深呼吸をしている・・・
「念の為にこちらを被って下さい」
そう言って、ヘルメットを手渡して被って貰う。
フィリッツ卿は恐る恐るスロットルを開けた・・・
走り出す時にガクッツと首が揺れたのはお愛嬌だ・・
若干腰が引けてはいるが順調に加速している・・・減速してUターン、こちらに向かってきている・・・
止まるかと思ったらまた、Uターンして走って行く・・・
おもちゃを与えられた子供と同じで暫くは止めそうもないので仕方なく見ているしかない・・・
暫くすると戻ってきた・・・
やはり陛下と同様だった。..下りてくるなり。
「これを売ってくれんか?」
「これと同じ物だと1億ルドします、他に燃料も消費しますので維持費も結構掛かりますよ。」
「お、おう、構わんぞ、維持とはどれくらい掛かる物なのか?」
「燃料が20リッターほど入ります、価格は1リッター辺り2000ルド掛かります、20リッターで300km前後しか走れません。他に定期的においるが必要です。こちらは2万ルド掛かります。」
「うーん、それくらいなら許容の範囲内だ、買おう、売ってくれ・・」
「分かりました、このATVの所有には王家の許可が必要なので認可を申請して下さい、認められると認識票が届きますのでそれをお持ち頂けるとお渡し出来ます。」
「許認可と言っても基本は届け出だけなので通常であれば問題なく発行されると思います、ただ、現在、許可する部署が新設中なので少しばかり時間が掛かるかも知れませんね。」
「わかった、直ぐに王家に届けを出すとしよう。」
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ATV騒ぎが収まったので野営の準備を始める事にする。
今日はフィリッツ卿がいるのでテントを張るか?、それともシェルターをだすか、アメリアに聞いて見ると・・・
「今更でしょう、良いからシェルターを出して頂戴。」
(うーん、アメリアはもう、自重する事を諦めたみたいだ・・・ATV何か出しておいて今更って感は確かにあるな...)
「わかった、じゃ、シェルターを出して夕食はバーベキューでもするか?」
「うん、いいわね、宜しくお願い。」
(私はこんな調子で良いのかしら、最近ルーカスが従者らしく振る舞ってくれるから逆に戸惑ってしまう時があるわぁ・・・ま、いいのよねl)
アイテムボックスからシェルターを取り出して設置した・・・設置と言っても置くだけなんだけど・・・
それとみたフィリッツ卿は驚いて口が開いたまま惚けている。..フィリッツ卿の護衛の騎士達も同様にびっくりしている。
「いやーアイテムボックス持ちとは驚きました・・・でも、野営の荷物をお持ちで無かったのでそうかなとは思っていましたけど、一体これは何ですか?」
フィリッツ卿の目の前には円筒形の大きな物体がそびえていた。..
異世界の核シェルターで対爆性にも優れている代物でまず、この世界の武器や魔法では破壊不能な代物だった。
「いや~、ちょっと丈夫な簡易住宅と思って貰えると良いと思います。中を見てみますか?」
「ぜ、是非に、是非拝見させてくれ・・・」
フィリッツ卿を中に案内した。
ドアを開け入るとキッチン&ダイニング、その隣にリビングのスペースがある。後は浴室とトイレ、それに武器庫などもある、寝室は全て2階にあった。5部屋×5部屋の10室が確保されている。当然、自家発電により室内の照明はもちろんエアコン完備のオール電化だ。
「凄い、ちょっとした屋敷ですな、何より涼しいのはどうした物なのか?、それにこの部屋の明るさと言ったら昼間のようじゃの・・・」
「えぇ、ちょっとした魔道により部屋の温度も一定に保たれてますし、照明や調理も薪などは必要ありません。」
「うーむぅ、うらやましい限りじゃのぅ・・・」
(なんと、野営でさえ、普通の屋敷より快適な環境で野営出来るとは驚くのを通り過ぎて呆れるばかりじゃ、この者の屋敷は一体どうなっておるのだろう・・・一度、訪ねてみたいものじゃ。)
フィリッツ卿は今まで見たこともないものに触れアメリカ子爵に非常に興味も持ったのだった。
(今まで聞いたことがないから新興貴族のはず、そう言えば先だって、新興貴族の叙爵の発表があったの、儂は行っておらんかったから分からなかったが、恐らくその時に叙爵されたのであろう・・・)
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