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私の愛した召喚獣  作者: 樹兎
第一章 召喚
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異変

2018/09/05:誤字&脱字を修正しました。


【異変】


 突然、アメリアは俺を抱きかかえて正面を向けた。


 「シロちゃん、シロちゃんの気持ちは嬉しいけど絶対、無理はしないでね。」


 「あぁ、神に誓って無理はしないと約束するよ」

 「うん、シロ、ありがとう。」


 アメリアはシロを思いっきり抱きしめた・・・

 シロの窒息死までのカウントダウンが始まるのだった・・・

 (うっ、こう言う死に方も幸せなのかも知れない・・・)


 「ふう、死ぬかとおもった。」

 「ゴメンねぇ、つい、抱きしめちゃった。アハッ!!」


 「そう言えば、お父様のワイングラスも高かったんでしょう?」

 「あれ、一個100ルドだよ・五個だから五〇〇ルド」


 「うっそぉ、そんなに安いの、こちらだとあれだけ透明度が高くて厚さも均一だし、滑らかな曲線で上の方は凄く薄いし・・こちらだと数十万ルド、いいえ、もっとたかいわね、そもそもあんなのは国王だって持ってないから相当な値がつくと思うわよ。」


 「でも、何となく納得した、シロがお父様にワイングラスを出した時はびっくりしたもん、お父様にはそんな高価な物は買って来ないって思ってたから・・・ハハハ」


 「ロゴスのお酒も安いの?」

 「お酒はねぇ、単純にお土産って訳じゃ無いんだ、この領地では麦やコーン、それに北側に行けばワインのブドウも結構、豊富に取れるだろう、そしてこの国には強いお酒はないってロゴスさんに聞いてね。

 需要が無いのかとおもったら、潜在的な需要はあるみたいだからこの領地の名産に為れば良いなっておもって参考に為るために買ってきたんだよ。」

 「上手くいけばウィスキーやブランデーといったお酒が造れるかも知れない」


 「シロって凄い事考えてるんだ、領地の事まで考えてるなんてますます獣魔らしくないよね。」

 「だめかぁ?」


 「ううん、とっても有り難い事だよ、シロと巡り会えて本当に良かった。」


 「ちなみに値段は一〇〇〇ルド、五〇〇〇ルド、一万ルドと安いのから高いのまで買ってきた。」


 「普通に飲まれてるのはどれくらいなの?」

 「多分、自分で常用するなら三〇〇〇ルド位が多いと思うし、プレゼントに使うなら一万ルド以上が多いと思うな。」


 「安いのは一〇〇〇ルドぐらいから有るし、高いのになると一〇〇万ルド超えなんてざらにあるし、中には億をこえるのもあるなぁ」


 「実は領地運営に関しては他にも色んな案が一杯有るんだけど、獣魔が口に出す事じゃないしね。辺境伯が今のままでいいって思ってるのならそれはそれでありだとおもうし、ま、俺は主に従うまでだよ。」


「うーん、多分お父様も今のままではいいと思ってないと思う、近くに仲のいい侯爵様が領地に戻る途中に寄られるとの事でその時にご相談されるつもりのようですわ、いつもと同じで具体策は出ないまま、ただの酒盛りだったりするのでメイドにはいい迷惑ですけど」

 

 夕食後にリネーネ様に基礎化粧品の取り扱いを教えておいた、とはいってもマニュアルの受け売りにしか過ぎないのだが…

 

 翌朝、リネーネ様の機嫌はすこぶる良かった。

 

 「シロちゃん、これ凄くいいわぁ、朝起きた時の感じが全然違うの、しっとりとした感じでぷりぷりのお肌になったわ、これずっと使いたいから無くなったらまた、用意して下さいね。もちろん、お金は支払うわよ」

 

 「基礎化粧品これ全部でいくらぐらいかかるのかしら?」

 「そうですねぇ、物に寄りますが安いものだと1000ルド以内で納めることもできます。」


 「リネーネ様にお渡ししたのは30代向けの高級品で10万ルドほどですね。1000ルドはあんまりですが、人によってあうあわないがありますので数万ルドクラスを色々試してみるのをお勧めします。」


 「次回にでも1,2回分のサンプルがありますのでそれを何種類か用意してきますね。」


*+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+*


 それから約1か月半の間は訓練と称して領地街道近辺の魔獣討伐に精を出していた。殆どがゴブリンとスライムでたまにオークが混ざるぐらいでベラックベアなどの強い魔獣とは遭遇しなかった。


 もちろん、森の奥深くには強い存在を感じていたので入り込めば遭遇は出来ただろうけど、訓練だったので街道から2km以上は入らないことを事前に決めていたのが強者に出会わなかった最大の理由だろう。また、町から2日以上係るところへも行かなかったので盗賊に遭遇することもなかった。その間6度ほど召喚を繰り返した。

 

 もちろん、化粧品のサンプルはつてを頼ってかき集めて段ボールいっぱい渡しておいたのでメイドさんも含めてお気に入りが見つかるだろう。

 その間に得たスキルは千里眼、召喚魔法、ジャンプ力5倍、植物操作、転移魔法、交渉術、魅了、農耕術、方位探知だった。


 一番のあたりは転移魔法だった、一度行ったところにはすぐに転移できるので2日の休みを有効に使うことができた。一番のはずれは方位探知だ、方位がわかるものだが、方位磁石を持っていれば意味はない

 

 「今度、召喚した時は王都に護衛で来てもらうから片道10日、滞在も含めると24日の予定なので日程を確保をちゃんとしてきてね、途中、召喚もするけど少し長くなると思うのでよろしくね。」

 

 「わかった、可能な限り長期の休みを確保してくるよ。」

 「じゃ、送還よろしく!!」

 

 ♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪

 

 今回の送還先は自宅にしてもらった。

 自室で送還が終わるとほぼ同時に頭痛がしてきた…

 かなりひどい頭痛だ…く、薬・・俺は引き出しをあさって鎮痛剤をぼりぼりと噛むようにして飲み込んだ…


 効かない…


 その時膨大な量の記憶が流入してきた…

 飛び散る血、宙を舞う首、人、魔物を問わず、血しぶきが上がっているのが見えた。知らない女性、そして仲良く酒を飲んでる男友達らしき人々…


 誰なんだ、いったい何の記憶なんだ…

 うぅっ、頭が割れそうだ…

 痛みは頭から肩へそして体中に回ってきた…俺はベッドに倒れこむのが精いっぱいだった。


 痛みで苦しむ中、形状変化のスキルが形態変化へと上位統合されましたというアナウンスを聞きながら意識を手放した。

 

 目が覚めると夕方になっていた。うーん、10時間近く寝ていたわけか、何だったんだ、無理がたたったかもなぁ‥

 ここんところ休みは異世界で働いてるし、少し考えたほうがいいなぁ…

 

 転移魔法はこっちの世界でも使えるのかなぁ?、そうか、その前に千里眼を発動させてみる、ここから2時間ほどのところにある釣りに行っていた沢なら人気もないだろう。とりあえず、見てみると付近に人影も気配もなかったので転移をしてみる。

 

 すんなりできた。

 実験は成功ということでまた、自宅に帰る。


 次に帰ってきたからの頭痛の時に聞こえた形態変化って何だろう。今までは小型に使えていたけど大型になれるとか?

 いや、形態が変わるのだからもしかしたら人化できるのか?、試しに人化と念じてみる

 

 出来た・・っていうか何だこれ…

 変化した容姿は全く別人だ、髪は銀髪、身長は変わらないが目の色がブルー、歳は10代後半って、元に戻れ…


 えっ変わらない・・・ま、まずいぞ…

 フェンリルに・・・


 小型のフェンリルに変わった…じゃ、もう一度、人化・・・

 さっきの銀髪、碧眼に戻ってしまった。

 

 「なんじゃこりゃー」

 

 「女神様、女神様、大至急来てください、緊急事態です。」

 

 「女神があらわれた。」

 「これ、あ、ああ、元に戻らないんですが…このままでは仕事にも行けないです。」


 「大丈夫、まず落ち着いてください。」

 (こんななって落ち着けるわけないだろ普通?)

 「・・・・・・・・」

 「落ち着かれましたか?、では、生前の篠崎久志って念じてみてください」

 

 「名前は理解できるがなんで生前のって枕詞が付くんだ?」

 何はともあれ、生前の篠崎久志ってイメージしながら念じてみた、できた、元のに戻った。はぁ、死ぬほど慌てるっていうのはこういう事なんだと納得した久志だった。


最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。

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