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設定集  作者: 源 三津樹
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長男の嫁

小説家になろう、さんで三話限定でお送りしました。

一応、最初は全員の名前を伏せてお送りしようと思ったけど流石に主人公以外の会話で伏せるのは難しくて断念したと言う事実があります。

ある一家の話。

両親と長男、次男と長女。「私」が語るある日の家での話。

そんなある日、実家を出ていた「長男」が「嫁」を連れて来た。



■人物


私(花沢文乃/はなざわふみの):17歳、高校3年生。

 受験生だと言う真っただ中なのに、塾にも図書館に行く事も差し止められ自宅に居る事を強制させられた。

 一見するとクールな無表情であるが、特定の人物にだけ僅かに表情が緩む事がある。本人は知らないが、隠れファンが多い。

 顔は整っているので遺伝だろうと踏んでいる。兄二人が色々な意味で有名なので幼い頃は割と滅入っていた。



長兄(花沢克敏/はなざわかつとし):25歳。某商社の営業部でエースとまでは行かないがそこそこの成績の人物。

 三兄妹の長子と言う事もあってお兄ちゃんだが、見た目が鋭利系クールで切れ長の瞳な為に慣れるまでは「触れるな危険」な空気を醸し出している様に見える。実際に集中力は高く、集中している時は人の話が聞こえないので声をかけて来た人は涙目になる事も珍しくないが、慣れると違う事が判る。器用貧乏な所もあって顔が良い為に女性に言い寄られる事も多いが、慣れない間は断るのに必死こいて面倒な目にあい、慣れると女を食っちゃぽい捨てしているとまで言われる様になる。事実無根。

 現在は実家を出て2LDKのマンションに一人暮らし(知り合いから安く借りているとの事。期間限定で貸主が帰ってきたら返す予定)だが、半同棲している彼女が居る。と言うより、一週間に4日は連れ込んでいる鬼(これでも色々我慢しているそうな)



兄嫁(長谷部貴子/はせべたかこ)予定:25歳。長兄と同じ会社で企画部所属のハンサムウーマン。

 見た目が派手で勘違いされる事もあるが、そう見せている部分もある。実際には初恋を拗らせて未だに次の恋に踏み切れない純情乙女。実は物理的乙女。

 長兄は口を割らないが、元は営業部の臨時手伝いで駆り出された際に色々あって大ゲンカ。口で言い負かす上に実績を作り、実力でねじ伏せる。格闘技は本人いわく「護身術」程度で嗜んでいると言うが実際には段を取っていない黒帯レベル。今でも運動不足解消と精神を鍛える為に月に数度は通っている。見た目によらず家庭的で料理の腕なども家庭の事情から一般家庭に毛が生えたレベル(自称)の腕前。でも乙女。

 精神的に弱っている所を付け込まれて酔わされて拉致られて食われたと言う経緯がある。訴えれば勝てたのに、とは周囲の女性陣共通意見。

 超近未来的に籍を入れられるのは想像の付く確実な未来であるし、将来への展望が全くないわけでも無かったが色目で見られていた事もあって男性恐怖症の気があるのは仕方がない。

 化粧が落ちなくても酔っぱらって弱った姿の上に物理的乙女だった事でギャップ萌えメーターが破壊されて長兄に溺愛される事になったが……良い年齢して処女だったから責任感じているんだと言うセルフなマイナス・キャンペーンで結構長い間に焦らしまくった副作用で食われまくった。まさしく食われた。三日間怯えた目をして避けたりすると狼さんが涎たらして食いに来るよーと言う事を、数か月理解にかかりましたとさ。



次兄(花沢有理/はなざわゆうり)22歳。大学浪人と合わせて2年生。両親の心配をどこ吹く風とマイペースマイウェイ。

 軽いと言う意味でチャラい、でも危ない感じではない人生練れていないタイプ。

 隣の家の姉妹とは幼い頃から家族同然で育ち、姉の方に淡い恋心を昔から抱いている。長兄と隣姉が昔付き合っていた事を知った時にはヤケ酒をして酔っぱらったまま二日酔いで明け方に家に帰り父親にブッ飛ばされて「やかましい!」とバケツの水を掛けられて熱を出して寝込んだ。

 今でも惚れた弱みで隣姉に対して心を配りまくるので、隣妹から寄せられている好き好きオーラに気が付かないダメっ子。

 バイトは家庭教師で父親に「教え子の将来が心配」だと言われている。成績は地味に底上げしてくれるが、遊び方も同時に教えるので父親の心配が当たらない事を祈る。



父(花沢努/はなざわつとむ)?歳。定年までは行っていない。某研究所の研究主任で専門は秘密。

 顔だちが可愛いくて綺麗系だったので見た目詐欺の疑いがあるが、中身は古き良き日本の心を忘れない亭主関白と言うより周囲に基本的に興味がない人格。人当たりが悪く人の話を聞かず、されどものすごく仕事が出来て脳内ではどんな理論が展開されているのかどこの研究所に行っても不思議がられる。それでいて不言実行で周囲の人間関係にさり気無く一滴の水を落とすと言う超高度技術で周囲から孤立する事なく信者を増やす天然なジゴロほいほい。

 休暇で自宅だと和服を好む性質があるが、本人は華奢な体格で筋肉がつきにくく、身長も低い上に童顔なので激しく似合わないと言う最大の欠点の持ち主。容姿について噂されると無駄に高性能なレーダーが反応するので要注意。

 男の子達は厳しく育てた筈なのに、次兄がチャラいのは母親に似たからだと思っている。

 娘? 可愛いに決まってるだろうがごるぁっ! 余計な虫は排除だ排除ぉっ! と言う意味で娘さんの将来が果てしなく心配だが身の安全だけは保証されているのを知っているのは長兄のみ。次兄は気にもしていない。

 今回の騒動に関しては完全に兄嫁(予定)派だったりする。


母(花沢友子/はなざわともこ)?歳。主婦。天然で基本は善良だが悪人ではない程度に善良。

 ある意味で完全に典型的な嫁の敵。別に息子の嫁だからいびってやると言うわけではなく、隣姉と長兄が結婚してくれるといいなーと洗脳まがいに長兄に言っており付き合っている事を知って喜んだら別れた後に言われてずんどこに突き落とされた。なので、誰を連れてきても結局は気に入らなかった模様。

 ちなみに、万が一実際に隣姉が嫁に来たら「こんな筈じゃなかったのに…」と一人悲劇のヒロインごっこを行っていた上に突然夫と娘が消え失せて戸籍が抜かれていたと言う未来になっていた。



隣姉(田中友美恵/たなかゆみえ)23歳。花沢家が引っ越してきた時からすでに居たお隣さんの姉妹の姉の方。

 高校から短大にかけて長兄と付き合っていたが、すれ違いの果てに大学で知り合った男の強引さに心を奪われて長兄と別れる。短大卒業時に相手も大学を卒業したので即時結婚をしたが、色々あって先日ようやく離婚。まだ300日たっていないのでどっちにしても再婚は出来ないが長兄とやり直したくて離婚したと言う少々直情径行の我儘娘。これは長兄の甘やかし(無関心)が根底にあるが、うっかり少し可愛いかったのと本人がお姫様気質だった事も原因。



隣妹(田中千香子/たなかちかこ)17歳。隣姉の妹で私とは数か月違いで生まれた。

 活発な少女で努力家、少々不器用なので丁寧に物事を覚えようとするので一度覚えれば忘れない。姉がお姫様として扱われているのを見て羨ましいと言う気持ちもゼロでは無かったが、両親に姉より愛されなかった代わりに次兄(は途中まで)と私が優しくしてくれたし父が何気に気を使ってくれたので実家も実姉も捨てて良いと思っている。でも次兄と結婚して父の娘になりたいが、次兄は姉に夢中なのでぎりぎりと嫉妬心が常にマックス。

 今回も次兄が姉の為に動いたので罰が当たれば良いと思っているが、それは次兄が悪いのです。



書いた当時、嫁に行った姉の娘が大学受験で。

彼女が全入試が終了して結果待ち状態だった為に夢の王国へ誘った所快諾して貰ったのですが。

残念ながら、超春休み(高校生以上と海外)だった為に観光客が多くて持っていたチケットでは入場できなかったと言う苦い経験があります。

そう言えば、夢の王国ではウェディングプランあったなーと言うのが書く気になったきっかけです。

ちなみに、姉と姪と親を代わりに葛西臨海公園に連れてと言うか連れて行かれと言うかしました。

一部水槽が寂しかったけど、楽しかった思い出です。


http://ncode.syosetu.com/n0644cq/

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