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設定集  作者: 源 三津樹
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カミノイシ

ピクシブ様で掲載して、完結しています。

本来はここまで書く予定でしたが、切った方が切が良いかと思い終わらせました。

カミノイシ設定


国と言うより土地によって異なる。

神と呼ばれる世界に存在する人々の上位種存在と言うのが正しく精神生命体ではないかと言われている。

ただし、その能力は純粋にして残酷。愛情を持つ「神の寵児」を中心に言動を行う事が多い。

選定基準は不明で、潜在型もあれば後天型も存在するので余計に選定基準が不明。

居心地が良いからとそこを中心に存在したら後から生き物とか人類とかが這い寄って来た為に実は基本的に人嫌い。でもと言うより、だからこそ寵児は好き。

主に神殿で「神」として崇め奉られているのは漬物石大の大きさだが、人類は宝石を献上したりしているけどお気に召さないのか気にしない。なので、神殿が腐って行くのは仕方ないのかも知れない。

実際の所を言えば、世の中のどんな石も須らくつながっているので形はどうでも良い。もし神を滅ぼすなら特定の手順を踏んだ上で全ての大地を海に沈めるくらいしか手が出ないけど水が干上がれば蘇る。惑星破壊をしても塵として残留するので別の惑星に降り立つ事も可能。らしい。

主人公は常に服の下に神から授かったと言われたり見張りの意味も兼ねて分身体やら魔道具やらを身に着けている。

でも漬物石の外見が基本と思われているので、崇めない奴もよくいる。

ティーメの祖国で有名なのは山と岩に囲まれた国の為に農業には適さないが鉱山とか火山とかの関係で温泉とか畜産とか工芸には向いている。隣の国との国境が険しい山の中ではあるが山林があったり雪解け水でできた湖があったりと、暮らす方法さえ気を付ければ割と住みやすいらしい。



神の寵児

各種存在していると言われている神に愛された人類と言うより生物。実を言えば人類が気にしないだけで獣人やら妖精やら精霊にも神の寵児は存在する。基本的に見目が良くなり特定の実力が跳ね上がる。

ただし、神の愛情の偏りによって能力の種類も力の強さも個人差がある為にほとんどの人は己が神の寵児である事を大っぴらにはしたくない。強くても弱くても人が偏見の目で見るから。たまにバレるのは顔の綺麗さとうっかりで能力を暴露する為。

精神系の所持がばれると力の強弱に関わらず問答無用でお偉いさんにしょっ引かれて管理される運命が待っている。たまに、口減らしの為に神殿に神の寵児だと言って捨て置かれる子供が発生する場合もあるが、たまに本物が混じっているので強ち見捨てるわけにもいかないのは稀に後天性が存在するから。



山に囲まれたとある国

主人公のいた国。神の恩恵は家族を中心に国中に広がっていたのだが、その元となる寵児本人がいなくなれば神も移動することになるので…あとは推して知るべし。



ティーメ(ゲルダ=雪の女王の主人公と同じ名前の英語読みらしい)

この物語の主人公。

国を丸ごと恩恵を与える事が出来るほど神に愛された神の寵児。

ただし、その願いは本人が含まれていなかったりする事や願った事が大きすぎた関係で本人は「寵児の割に地味じゃね?」と言う平凡評価。本人は気にしていない。

「普通に生きる」事を前提としていた事もあり、妹に美しさを。父に商才を、母に包容力を、他にも色々な人に色々与えていた。

本作には出てこないが他に実兄とかもいたりする。

神殿の最高責任者である教皇を義父、司祭を義兄、部屋付きの女神官(に擬態している)を義姉に持っており、生まれた直後に彼らに保護されなければろくな人生にならなかったらしい。それが理由かはともかく、祖国より神殿の方が余程情けを持っているのは至極当然。局所的にはなるが。

国からの命令で仕組まれた婚約だと言うのに、さくっと妹の色香に惑わされてしまった男の駄目さ加減に呆れつつも「まあいいか」で済ませたあたり大物なんだか情が無かったのか。



カインハルト

ティーメの(元)婚約者。

神の寵児を国に留める為だけの婚約だと言うのに、その王命を無視した上に神の寵児を国外へ出す事になった原因。

ただし、どうやら本人は何か薬物や魔術の気配があったのも事実だがティーメに言わせると「自己防衛が出来ない上に、その言葉は日頃より当の本人が胸の奥にしまい込んでいた思いそのもの。その様なお方に嫁げと?」と言う言葉を後で言われてふったはずなのにふられる。

カインハルトもティーメの恩恵を受けていた筈なのに「こう」なのは己を後回しにしたティーメが地味な癖に能力の高さを評価されている為。後は「神の石」を信じていない程度に神の祝福を受けていなかった為。

2歳の年齢差はあるが、婚約者姉妹を入れ替えると言う訳の分からない策略を己が行ったと思っている。実際にはアイナに誘導された。

婚約破棄が了承された後は責任を取って国に賠償金を支払う為にアイナと強引に婚姻させられ離婚を許されず鉱山で借金が払い終わるまで子々孫々まで働かされる。ただし神の恩恵を失った国で借金をどれだけの期間を設ければ返せるのかは不明。

甘やかされて育ったお坊ちゃまだっただけに最初はろくに動く事も出来なかったが、状況に慣れて働く事が(強制的に)出来る様になる頃には山からはろくな鉱山が出ない状態になっていくのだった。

周囲から強制的に子供を作る事を命じられて何人かを孕ませたが、浮気はしなかった。

作中ではすっ飛ばしたが、最終的には酒におぼれて路上死し神を呪ったままだった。



アイナ

ティーメの「美しい顔」を持つ妹。

生まれた時から「顔の美しさ」により両親を初めとして甘やかされて育ったために平凡な顔をした実姉であるティーメを内心で見下している。

幼い頃は姉妹揃って体の弱かったが、姉を放って自分を看病してくれた親は自分のモノだし。顔に釣られて貢物三昧の男達も自分のもの。同性からの評価は気にしない。姉の繋がりから王子に会う事もあって平凡顔な姉に婚約をさせられてた相手は可哀想、顔が平凡の癖に評価されてる姉は酷いと言う思いに憑りつかれる。

自分と幸せになろうと唆す事で自分と姉を入れ替えさせる様に誘導したあたり頭が良いのか悪いのかよく判らない。ただし、魔術やら薬ではなく己の実力で行ったと思いこんでいるし、生涯そんな事実を知る事はない……ので、生まれてくる子供がどんな影響を持つかを知らない。

神の恩恵を失った事で「美しい顔」を失い、両親の愛情も男達からの貢物も失い、カインハルトの愛情も失い鉱山で子々孫々まで国への賠償金を支払い続ける事に最後まで不満を愚痴っていた。

夫とさせられたカインハルトが鉱山に連れて行かれた事で別居状態。実家で暮らすも家は収入がほぼゼロ。父は帰らず母は引きこもりとなり使用人の様に扱われる上に母と自分の子供達を育てなくてはならなくなる。

実際、顔形は変わっていない筈なのに男達からは神の恩恵を失った事や神から呪われたと言う事で体を使って誑し込める事も出来ず、産んだ子供達に自分の哀れな境遇を吹き込むも周囲の心ある人々からの言葉を聞いて正しい判断を下された。

作中では己が妊娠している事さえ知らない状態で終わっている。



クリス=ティルフィング

由来は実在するクリスと言う短剣と架空の知識ある剣(とも言われている)から。通常はクリスと呼ばれている。

とある神官と表向きは名乗っているが実際には司祭(神官より上でエリート)であり、正体が隠していないのにバレ無かったのは誰も聞かなかったから。探りも入れられなかったので国の終焉まで笑顔の裏で画策していたが、ティーメが望まなかったので余計な手間を惜しんだと言う背景が実はある。

前半のナレーター(実は三人称の振りした一人称実況中継だった)

ティーメに仕える神殿から300倍の倍率で派遣された神官の一人で義理の兄。表立って仕えている人もいるし世話役もいる。当然、ティーメが何を行っていたのか、その為に何を犠牲にしてきたのかすべて知っている腹黒で性格が悪いと言うよりティーメ至上主義。

婚約を破棄した為に国ごと家を捨てたのを見てほくそ微笑んでいた。

ティーメの両親は神官達を自分達の使用人だと思い込んでいたが、引継ぎを一切しなかったのは婚約を破棄されたティーメ様の傷心を慮った為。我々はティーメ様の為だけの派遣されているので、引継ぎ期間が無かったのは心苦しいですが仕方ありませんね。神官相手に使用人扱いをされていたのですから本職にやらせればよいのです。

ええ、本当に心苦しく思いますよ……我々には通常支払われるべき給金が支払われていなかった分。これからは使用人の給料も支払わなければなりませんものね。屋敷のほとんどの使用人と思っていたのは我々神官でしたから無給でもティーメ様さえ主と仰ぐことが出来ていれば問題ありませんでしたけれど。



ショーテル

由来は実在するどっかの武器。曲がった剣で切れ味抜群。

ティーメの部屋付き女神官にして教皇の義娘にして、とある神官の義妹。

教皇が放浪の旅をしている頃に拾われた。

本来ならば御子や巫女にも司祭も目指せる能力者だが、可愛い義妹のティーメの身の安全を守れるのは同じ女同士である自分しかいないと暗躍。神からも「面白いからOK」と言う変わった理由で一瞬戸惑った過去を持つ。かなり計算高く、ティーメが幸せになる為には神殿に残って大掃除をしなければと言う使命感と他人にティーメの部屋を触らせるのは絶対お断りと言う観点から。

義兄や義父と同じでティーメ至上主義。

神殿での地位としては無冠に近いが、その能力は「神様からのお墨付き」である……暗躍するだけあって、知っている人は知っているレベル。



子爵ジューダ

賞賛と言う意味でありユダ。

ティーメとアイナの父親。ある意味で普通の貴族だが3回前の戦争の時に先祖が武勲を建てて子爵位を得た、ある意味での元凶の一人で別の意味では被害者の一人と言えなくもない。

あくまでも武勲を建てた先祖のおかげで得た爵位の為に領地などは小さい。その為、祖父が始めた商売により一時期実家が持ち直したが父親が散財した為に洒落にならないくらい財政っが圧迫する敬意を見ていた為に財布のひもが割と固い。

そう言う意味では結婚した妻とは政略結婚で女しか生まれなかったが、上の娘が「神の寵児」だった為に「本人の尺度では少しだけ」その名前を利用したが、その後では持ち直したので己の才覚だと思っている。

娘の婚姻予定だった男の馬鹿さ加減を知っていたが上の娘だろうが下の娘だろうが、王家と繋がりが出来て「理解できない娘」を放逐できるなら、それでも良いかと思う。上の娘を蔑ろにしていたのも、その罪悪感を持っていなかったのも妻が一度おかしくなった事も含めてソレが理由。

家に己に恩恵を齎していた娘を蔑ろにしていた事で捨てられ、それまであったと思っていた才覚を無くし収入を得る事が出来なくなり、上流階級からも市民からも冷たい目で見られる小物と化す。



子爵夫人デボラ

ヘブライ語が語源。ミツバチが元ネタ。

子爵の妻。ティーメとアイナの産みの親。政略結婚ではあったが、本人的には愛情を持てる夫婦になりたいと思っていた商家の娘。

下級とは言え貴族としての仕込みはされていなかった関係で「神の寵児」なんて都市伝説もかくや程度の知識しか無かったし、ましてや己の胎の中から生まれるなど想像もしていなかった。出産直後に判明した事実に心を壊しかけ、ティーメの願いにより大容量の寛容さを与えらえる。

しかし、夫と共に上の娘への違和感と言うか恐怖心に近い感情が消え失せる事はなく。自動的に下の娘への執着へと移行して行く。それ以外には、とても「心の広いご婦人」として有名。

家に「お金のかからない使用人」がいつの間にか増えていた事は気づいていたが、夫が何もしないなら構わないかと寛容と言うより無関心となる。

魔力だの神殿だのと言ったものに全く知識が無かった事や、心構えが欠片も無かった為に突然もたらされた大きな「力」を受け入れる事も抗う事も出来ずに受け入れる羽目になり。通常ならば「感じない」筈のそれを「母体」であるが故に感じ取ってしまった事が原因。それさえも神の遊戯。

上の娘に捨てられた後は、己の所業を客観的に見る事が出来る様になり周囲からの笑いものにされて白い目で見られる事に耐えられず引き籠るようになるも三番目を妊娠。子爵とは夜の営みが10年以上無かった事から俺の子じゃないと言われて寛容さを失った事でヒステリーを起こし、夫とは喧嘩が絶えないわ愛人には捨てられるわと色々。



国王

事態を大体知っていたが、ぎりぎりまで信じると言う名目で動かなかった具王。じゃない愚王。別に王位継承権は遠いけどあるけど王子じゃないし、他所の家の事に突っ込むと面倒だし、ついでに言えば侯爵家の子供が駄目なら他の家の子でも宛がっておけばよい。王妃がばっちり教育したとは言っても実家の爵位が低くて王子妃にするわけにもいかないしな、あと器が小さかった。

世の中が安定していた為に、この手の衝撃に免疫が無かったと言うのがネック。



王妃

細かい事態は知らなかったが、こんな事もあろうかとティーメに優しく厳しく教育を施してくれた人物。「神の寵児」なんだからうちの子にしたっていいじゃない!と言っていたのだが、ティーメが生まれた当時は最年少でも成人済だった為に息子がロリコンになる上に妻も子もいたので側妃にするわけにもいかない為に泣く泣く諦めたと言う背景がある。王族にしたら子供を作らせる義務が生じるし。

侯爵夫人とは竹馬の友的に親しくしており、娘が欲しかったときゃっきゃうふふと楽しく過ごしていたおかげで夫婦生活も円満だった。しかし、この事態に裏切られた気がしてならなかった。

文字通り、ティーメの育ての母その1.



侯爵

困っている事は何一つなかったし、王からの要請と言う事もあるし、別に子爵家はどうでも良いが血の因子は関係ないけど「神の寵児」がいたら領地潤うかなー程度の軽い気持ちで引き受けた。息子(とは言っても父親の庶子の為年の離れた弟を侯爵夫人が養子として引き取った)の教育は妻の務めとばかりに仕事と愛人でひゃっほーしていたが、妻の不満をティーメのおかげで解消されていた事に気が付かなかった。

当然、後にその事が判明した為に家では立場もなく個人資産のほとんどを息子のせいで起きた国への賠償金へと充てる事になる。その為、数々の浮世を流した愛人達ともお別れかと思ったが侯爵夫人が己の手駒として取り上げられて居場所も癒しも無くなってゆく。まあ、自業自得。



侯爵夫人

侯爵の妻でカインハルトの義母(カインハルトは先代の庶子で認知と同時に亡くなった為に養子として引き取った)だが産んだのも男の子ばかりだった為に結果的に興味が未来的嫁となる素直で呑み込みも早く応用力もあるティーメへと移る事になる。美人じゃない?地味顔?そんなものは幾らでも作れるのよ!男は掌の上で転がしてなんぼでしょう!

男女の差があるから侯爵夫人に教えられる事は少ないとは言え、カインハルトがひねくれ坊主になった原因の一人。

ティーメの育ての母その2.



リーリート

夜の魔女、リリスやライラーの別称。古代中東の女の悪霊。

子爵夫人と愛人の子供でティーメの二番目の父親違いの妹。

アイナが生まれた時は神殿の人達が、ティーメが生まれた時は何とか自力と一人だけいた家政婦と家の古木のおかげで生き残ったが、名前さえ付けられる事もなかった赤ん坊は何度も死にかけて第三者に発見され、漸く名前を付けて貰えた。

本来ならば子供を育てられないなら恥を忍んで神殿へ出す事になるのだが、神殿から派遣されてきた人達が全員不在になった為に閉じられ。王宮に行こうとしても元の身分では出入りをする事も出来ず、元知り合いのご婦人方に相談するにはプライドが邪魔された哀れな娘。

裏ルートで人買いに売ろうとも考えたが、「神の寵児」を追い出した家の娘と言う事で買い取っても貰えない。

一番の被害者とも言える。ただし、作中では妊娠初期段階の為生まれていない。

掲載URLは以下のとおりです。

ピクシブ様

http://www.pixiv.net/member.php?id=14836129

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