小さい村
今回は、短い話になります。
魔王ドラミスとの戦いから7日が経過した。
プレシアとステファンは、魔法使いブリンクマンを探し続けて、ある村に到着した。
ここ、ココロネ村には、建物は20件ほどしかない。
「……小さい村だな、ここに彼がいるのか?」
「ブリンクマン先生は、少し変わりもので他人とあまり関わらない生活を送っているの、確かブリンクマン先生の家は……あそこね」
村の中では、大きい部類に入る家のドアを叩く。
「はい、何か御用ですか」
中から年配の女性がでてきた。
「ブリンクマン先生に会いにきたのですが、こちらは先生のお宅ではないでしょうか?」
「ああ、ブリンクマンですか、彼なら首都ゼチニアに引っ越すそうで、私に家を売り払いましたよ」
プレシアは動揺した。
「ブリンクマン先生が人口の多い首都へ?」
「さて、王族の頼みで引っ越すことになったとか……」
「……そうですか、わかりました」
プレシアは、彼女の仕種を注意深く見たが嘘は感じられなかった。一礼して、その場を離れる。
「……プレシア、首都ゼチニアは、この村からでも1週間は掛かるが、どうする?」
「これ以上は、時間を掛けられない。ヂィフェルの街に戻りカル達の状況を確認しましょう」
プレシアは、恩師ブリンクマンの身が気になった。
だが、カルとの約束を守るため、引き返すことにした。




