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6作戦会議

・ω・少しずつ成長したいです。

 朝、少し寒くて目が覚める、爽やかな朝の香りに混じって、魚介類の焼けたいい香りが脳を覚醒させていく。


 少し目を開き、美しい二人の少女達を眺める。


 純真な乙女の口がこれまた神秘的な白い乙女の耳に食らい付いている。


 うん、駄目だよ?


「な、なに、してるのかなー?」


 それは食べちゃダメ。


「はみゅはみゅ」


 かわいく言っても駄目だからね。「ふみゅっ〜〜」



 さーやたんを救い出し皆でご飯を食べる。


「しかし、気持ちは分かるけど襲っちゃ駄目だよ」


「ち、ちがうの、魚を焼いてたらちょっと火傷しちゃって「大丈夫なのか?」


 しずくたんの手を取り火傷跡を探す。


 綺麗なかわいい手だ、はむはむしたい。


「それが凄いの、さーやちゃんの魔法でぴかーって治っちゃったの!」


「え! 回復魔法? 凄い!」


「い、いぇ、あの、回復魔法しか出来ないので」


「いやいやまじ凄いよ!」


「それで、感謝の気持ちをこめてね」


 はむはむしちゃったかー。


「俺も見たい見たい、何回位出来るの?」


「えーと、怪我用と体力用の小魔法なら10回くらいで中魔法で5回くらいです」


「魔力回復用は大変なので、その半分位です、まぁ大魔法はまだまだ使えないんですけど」


「凄い、いっぱい覚えたんだね」


「えへへ、お兄ちゃんがスパルタで頑張りました」


「さーやちゃん凄い!」


 二人でよしよしなでなでする。


「私は小さい魔法3つだけだから、うらやましいな」


「わぁ〜見たいですぅ〜」


「あ、俺も、後1つ見た事無いよ」


「ほんとだ、忘れてた! 雷なんだけど、ゆーに〜いい?」


「優しくしてね」


 びりっと来るのはかなり怖い。


「さーやたん危ないから離れててね」


「は、はい」


「じゃあ、いっくよー」


『雷!』


 一瞬ピカッと来てなんかバリバリきてる


「アガッアッアババババババ」


「はっ! ゆーに〜!」


「あっ『祈!!』です」



 これは、くっ、やばい、なんて威力だ!


「あああああっ」


 くそっ、こらえきれるか?


「ぬおぁぁああ!」


 駄目か!


「らぁあああめえぇえー」


 びくんびくん


「ゆ、ゆーに〜」


 はぁはぁ、く、癖になってしまう、だが危うくも無事だ堪えきった。


「ふーふー、す、凄かった」


「ごめんなさい、ゆーに〜」


 涙目のしずくたんを抱きしめながらなでなでする。


「いやいや大丈夫だよ」


 もうちょっとであれだったが。


「さーやたん、ありがとうね」


 きっとさーやたんの魔法が無ければ、大惨事だった、彼女に救われたな。



 ふ〜色んな所がしびれてるが、ようやく落ち着いてきた。


「凄いよ、しずくたん、この威力なら一発だよ」


「こ、こわかったよ〜ごめんなさい」


「なんのなんの、俺が強くなったらまた試していいぞ」


「ダメ!」「だ、だめです」


 ……駄目か



「そぅそぅ、俺はこの影を使って触手とか服とかに使うんだ」


 練習がてら影パンツから触手を出す。


「はみゅっ! うねうねしてます//」


「な、なんかいつもよりあれだよね//」


 パ、パンツから出すのはやめて影で上下服を使ってその服から触手を出す。


「慣れたらもっと色々出来るかも」


「ゆーに〜! かっこいい」


「こくこく」


 おぉ、以外に好評価だ!


「この服、結構強度あるんだよ、今度試そう!」

「そうなの?」


「あ、あぶないのはだめです」


 ……くっ




 さぁ、昼ご飯を探しに行こう、魚は飽きてきたけど、さーやたんも食べられるキノコや草は知らないらしい。

 毒は体力回復魔法で治るらしいが、うん魚にしよう。



 川に到着して、手頃な岩を探していたら、あの懐かしいタコっぽいのがいた。


「昼ご飯来た!」


 やった、あれはなかなか美味いのだ、逃がすものか!

 急いで飛び掛かる前にピカッと来た、体がびくんと反応する。


「えいっ『雷!』


 タコに命中した、びくんびくんして一発で終わった。 少し体が反応したよ。


「おぉー1発だー凄い」


「わぁ〜」


 川を見ると、タコだけじゃなく、数々の魚や蟹、なんか海老っぽいのも浮かんでいる。


 大漁やー、と喜びながら集めた、皆で軽く水浴びしてからアジトに戻る。


 ご馳走を食べながら会話を楽しもう。


「こんなに美味い海老、日本でも食った事ないわ」


「はむはむ」


 食べながら頷くしずくたん一生懸命でかわいい。


「日本? 故郷ですか?」


 すっかり忘れてた。


「そうなんだ、俺としずくたんの故郷なんだけど」


「うん、こことは違う世界みたいなの」


 タコと戦いつつ、ぽかーんとしてるさーやたん、これまたかわいいな。


「ち、違うしぇかいでしゅか」


「うん、家で寝ててね、目が覚めたらここにいたんだ」


「こくこく」


 蟹をやっつけてるしずくたんが、皆に木の皮で作った簡易コップに真水を注いでくれる。


 指ごと水を飲みたいがありがたい。


「だから、私達この世界の事全然分からないの、いろいろ教えてね」


「ふみゅ〜わ、わたしで分かる事でしたら」


 異世界から来た他の人は、聞いたことが無いらしい。


 後この世界の事を教えてくれた。

 さーやたんがレベル2でお兄ちゃんがレベル4。

 俺達はレベル1の様だ。

 大体レベル3で一人前、レベル4で達人、レベル5や6は余りいないらしい。

 そしてさーやたんはレベル2になって1年半くらいかー。

 ちなみにさーやたん12歳、しずくたん14歳、そして俺とさーやたん兄が同い年の17歳だ。


 がむしゃらに努力して、レベル1〜2で1ヶ月

レベル2〜3で1年

レベル3〜4で3年

レベル4〜5で10年

は最低かかるとか。


 全然レベル上がらんはずだわ。


「そぅだ、さーやたんのお兄ちゃん、なんて名前なの?」


「ふみゅっ! 忘れてました、私達はラピン族でお兄ちゃんの名前はガイです」


「おぉーかっこいいね」


「こくこく」


 蟹であまり喋らないしずくたんも、しっかり話を聞いている。


「少し怒りんぼですけど凄い優しくて、とっても強い剣士なんです」


 いい兄さんなんだな早く再会さしてあげたい。


「早く再会しような、明日から晴れた日は少しずつ森の探索をしようか」


「あっ、ありがとうございます!」


「こくこく」



 ご飯を食べた後、余った魚を乾燥させて煙りで非常食っぽいのを作ったり、木のつるでカゴを作成してみたり、まったりと寛ぐ。


 明日は頑張って森の探索だ、もふもふしたり、されたりで鋭気を養いながら眠りについた。



《ユウ、マッケンジーLv1》

《装備:草の靴、腰ミノ》

《能力:触手、触手服》

《仲間:しずくLv1》

《仲間:さーやLv2》


・ω・次回!森探索、10日予定です。

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