2レベルアップ
・ω・短くてすいません。
目覚めたら、ぬくぬくしずくたんが、ちょっとだけくっついていた、幸せを感じながら、無性に違和感を覚えた。
「くんかくんか」
しずくたんの匂いを昨日より遥かに全身で感じる。
「はぁーはぁー」
「は、はぅ! な、なんで、くんくんするの! 泣くよ!」
「あぁ! 起きてたの? ゴメン、これでも我慢したんだよ」
「もっと、我慢強くなって! もぅ、おはょう!」
あぁ〜ぴょんが無い。
「おはぴょん、しずくたん」
俺は言い続ける、きっと来る明日の為に。
「ぷぃ」
「違うんだ」
「違わないもん」
「イヤイヤ俺の体? というか感覚が鋭敏てゆーのかな?」
あぁ! 離れるなしずくたん!
「体もめちゃ元気なんです」
「む〜?」
ちょっと外に出て軽くジャンプ。
「ぶふ」
「見た?」
「隠して跳んで!」
「おぅ! ゴメン」
「でもすごぃ!」
「でしょ!」
軽いジャンプで140センチ位あるしずくたんを越えそうだった。
「うわぁ〜あの光ったのってレベルアップかなぁ!」
「それだ!」
「じゃ魔法とか使えるかも! わくわく」
この期待感溢れる思いが、くっそ重いな、だが。
「行くぜ、危ないから下がってて」
ふ〜、精神集中、やればできる、俺はできる
「はぁああああンメーラァ!」
「……うん、私もレベルアップしたいょ」
「だな、スライム探そう」
「でも、やっつけれるかなぁ〜」
「ははは、お兄ちゃんに任せとけ!」
「うん!」
あれから1時間近くさ迷いやっと見つけた!
ふ〜、途中で尻尾が2本の猿や、どでかい蜘蛛などもいたが、隠れては逃げる、隠れては逃げるの危険な冒険だった!
「いいか、作戦はこうだ俺が捕まえる、しずくたんがあの石でがっつん、OK?」
「OK!」
とはいいつつも、ちょっぴり不安顔だ。
そーっと近づいて、まだだ、タイミングが重要だぞ!? ぐぁ、ヤバい、二匹いるだと!
少しスライムから離れる。 計算外だ、まだ未知に近い敵なのに、敵の攻撃は怖い。
「ユウ兄、二匹は危険だよ、焦らず行こ?」
くっ、何かないのか、ここでやらなきゃ、ユウ兄が遠ざかってしまう気がします。
「いい作戦がある、まぁ見てて」
ガスンと一匹を仕留める!
しかしもう一匹のタックルが腹に決まる。
「ぐふっ」
くそうっレベルアップした俺を舐めるなぁああ!
スライム2を殴り付けた、が噛まれた!
「痛ぁあ〜くない、今だ!」
「え? あっ! えい!」
ガツン!
俺の拳にカブりついたまま、煙りとなって消えた。
そしてしずくたんが光り輝いた。
「ふっ狙い通りだな」
結果オーライである!
「う、うん? いやいや、無茶しすぎだよ! 作戦どこにあったの!?」 完全勝利でアジトに向かう二人、色々レベルアップ来ました!
《ユウ、マッケンジーLv1》
《装備:草の靴、腰ミノ》
《仲間:しずくLv1》
・ω・また明日頑張ります。