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無関心な私と奇人な奴ら  作者: 亜沙
私と奇人たち
4/7

蕩けた顔と金髪と溜め息

かなり遅れてしまいました…。

しかも、今回は結構短いです…orz

…さて、これから私はどうしたらいいだろうか…?


目の前には金髪イケメン。しかもネガティブまっしぐら。

私の背後には金髪イケメンに見惚れている女性二人。

そんでもって、私たちの周りには気を失って倒れているチンピラ計六名。

この状況を如何にか打破出来ないモノか。と現在私はそう思っている。まぁ、この状況を作ってしまったのは私なんだし、この状況をどうにかするのも私の役目なのは分かっているのだけれど………


…面倒臭い。


そもそも私は本以外には興味がない。にもかかわらずチンピラ共を蹴散らしたのは、彼奴らの方から私に突っかかってきたからだ。

結果的に彼女達を助けた形にはなったが、ぶっちゃけるなら私は彼女達にも興味が無いに等しい。

誰でもいいから私のために突破口を開いてくれ…。


「…あっ‼」


さっきまでネガティブ発言をうだうだ口にしていた金髪(もうイケメンって呼ぶの飽きた)が突然大きな声を出した。

基本無表情の私でもいきなり大きな声出されたら若干驚くのだけれど…。


「すまない。もう少し場所を考えて猛省するべきだった」


そう言った金髪は私の後ろにいる彼女二人に目を向けた。いきなり向けられた二人は驚くそぶりを一瞬するも、すぐに金髪の整った顔に魅了されて頬を赤く染めた。

自分の顔を二人が見て頬を赤く染められているのにもかかわらず、金髪は全くそれに気が付かずに「熱でもあるのか?」と全くもって的外れなことを小声で呟いていた。

そんな金髪は彼女二人の前に着くと、膝をついて


「言うのが遅くなって本当に申し訳ない。怪我はないだろうか…」


そう言って彼女二人に向かって手を差し伸べた。


「は、はい…」


私からは金髪の顔は見えないけど、二人の蕩けたような顔を見れば金髪が今どんな顔をしているのか容易に想像できる。きっと、まんま少女漫画の王子様スマイルなのだろう。

私から意識が外れたのは良いのだが、妙なため息が私の口から吐き出された。

さてと、どうやってここから抜け出そうか…。

読んで下さって有難うございました。

次はもうちょっと頑張ります。

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