95/152
七十一尾 永夜異変 ~ 月の兎は二度ピチュル~
二度もピチュリマセン
『残念だったわね! あんた達妖怪を通らせないために扉には結界を張らせてもらったわ!』
「おい。 あれは、月の兎じゃないか」
《あら、あいつのこと知ってるの?》
「知っているというか……昔大切な者の為に月の民 、あいつらは玉兎だったか、まぁ殺り合った仲だな」
《ふーん。よくわかんないけどあいつはその月から逃げてきたらしいわよ。それに悪い奴じゃないわ》
「わかるよ、あの兎の眼を視ればあの目は悪い奴の眼じゃない」
それに、あの目は狂気の瞳と言ったとこか。
『まちなさいよ! 私は妖怪じゃないわよ!』
『そうよ! 霊夢は鬼巫女よ!
なにやってるんだあの二人は……
《どうしたのよ?》
「いや、ただの独り言さ」
そんなことを話していると……ピチューンという愉快な音が聴こえた
「一瞬だったな。……な?! あいつは!」
私の瞳に写ったのは赤と青の服で身を包んだ私の名前を付けてくれた
「 」だった。
つづく
長々とお待たせしました。
待たせたわりには察せっない文章ですがでは次回




