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東方狐著聞集  作者: 稜の幻想日記
幻想郷
65/152

閑話 決心

2020 0429

 

白玉楼





「……それにしても、妖忌遅いわね」


 西行妖を封印する準備を終えた私は帰りの遅い妖忌を待っていた。

あの妖忌がこんなにも時間が掛かるとは思っていなかった。


「見つからないのかしら?」


 一人でやるしかないかと封印の議を執り行おうとしたとき門のほうから声が聞こえた。

どうやら妖忌が返ってきたようだ。これで安全に行えると安堵したが妖忌は一人で帰ってきた。



「紫殿! 大変です!」



「どうしたの声を上げて。ラグナは見つからなかったのかしら」



「一大事ですぞ! ラグナ殿が――」



「ラグナがどうしたの」



「暴走しているようです。妖怪の山と太陽の畑がすでに攻撃されたとのことです」



「それは、本当?」



「はい。ラグナ殿の妹、雪夢殿から聞きました」


 

 雪夢が出てくるとは、どうやら本当に一大事のようね。それにしてもラグナの暴走……いったい何があったっていうのよ。


「それと伝言を預かってまいりました」


「伝言?」


「はい。雪夢殿から紫様へ『このままだと幻想郷は消える』とのことです」


 雪夢はなぜ暴走しているのかを知っているのかしら。いや、違う?

もしかすると私が考えてる以上に事態は深刻なのか……


「そしてもう一つ。博麗の巫女が重傷を負っていました」


「それは本当!?」

 

 やはり、私の考えている以上に事態は深刻だった。まさか、霊歌が重傷を負ったとは……これは幻想郷にとって大変な損失だ。しかし、今は目の前の問題を片づけなくてはならない。 


「はぁ―――。これは私も出るしかなさそうね。だけど、今はこいつ(さいぎょうあやかし)を片付けるわよ」


「かしこまりました。あ、それと藍殿が通話に出てほしいと言っておられました」


「わかったわ。ありがとう」


 そうして私は封印の儀式を始めた。まさか私のこの行動が後の分岐点になるとは知らずに


つづく

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