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東方狐著聞集  作者: 稜の幻想日記
古代幻想入り編 陰陽師はじめました
27/152

十六尾 狐姉妹とかぐや姫

旧 狐姉妹とかぐや姫上

幽香の家で食事した翌日私達はかぐや姫の屋敷に来ていた。そしてそのかぐや姫は私たちの前でごろ寝をしている。


「姫様……せめて普通に座ってもらえませんか?」

「もう! ラグナってば輝夜って呼ぶ約束でしょ!」

 彼女が今平安京で噂の美女、かぐや姫こと蓬莱山輝夜。正体は元月の姫だ。何でも永琳の作り出した不死の薬蓬莱の薬を飲んで不老不死になり、月から追放され地球に流されたらしい。だが、彼女は『地上のほうが面白いわ』と笑っていた。


「ねえ、昔の永琳はどんな感じだったの?」

「それはそれは、とても美しかったですよ。あと、普通に座ってください姫様」

「もうっ! 輝夜って呼ばないなら永琳に色々ホラを吹くわよ」

 仕方のない姫だ……そういえばさっきから雪夢がおとなしい気が……あ、不機嫌だ。



「……調子のんな(ボソ」

「なんですって!? 雪夢、表に出なさい!」

「あ゛あ゛ん゛?!!」

 はぁ……なんでこの二人はすぐに喧嘩をするんだ? まったく。


「こら、二人ともケンカしない!

「は、はい!」

「ごめんなさい!」



「雪夢! 貴女は依頼で来てるんだか喧嘩をするようなことをを言わない! それに他の貴族達から聞かれたら打ち首になるかもしれないのよ?」

「は、はい! もうしません!」

「プークスクス」





「次に輝夜!」

「えっ」


「貴女はすぐに挑発に乗らない!そのいらないプライドで命にかかわることもあるのよ!」

「別に死ななわよ、不老不死だし」

「言い訳なんかしない! 」

「ごめんなさい!」


「くふっ!」


「あんた何笑ってんのよ!?」

「はぁ? 先に笑ったのはどっちですか?」


「だから! 喧嘩するな!!」



「「ひゃい!」」


 

 少女、休憩中……


「しっかし、暇だなー」

「ねえ、お姉ちゃん。」何しに来たんだっけ?」

「あ……」

 すっかり忘れてた。かぐや姫の護衛できてたのに私だけだらけていた。やばい雪夢の目が……


「お姉さま?」

「ワスレテタワケジャナイヨ?」

「おい、少し頭冷やそうか?」


「忘れてました!「問答無用! 霊符『吹雪の天気』」 ごめんなさいぃ?!!」


「  」


「あらら」

「お姉様は少し頭を冷やさないとね」


 だからって凍りつけにするのはどうかと思うんですけど!?

中につづく

20161111修正

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