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東方狐著聞集  作者: 稜の幻想日記
古代幻想入り編 ~旅~
22/152

十二尾 狐姉妹旅に出る

2016 0810 修正

 家族と紫と食事をしてから二日たったある日の夜、ラグナが二人を集めて話を始めた。



「お母様、雪夢、明日の朝に旅に戻ることにした」

「ほぅ、いきなりじゃのう」

「え……それじゃあ、お姉ちゃんとあんなことやこんなことが出来ないじゃない!」

「いや、ないから」

 この子は何を言っているんだ……まったく。理由を話していないから混乱しているだけだとは思うが……



 ~狐説明中~




「そういうことか、まぁ気をつけていくんじゃぞ。わらわは寝る」

「お姉ちゃん! 私も連れっていってよ!」

「え……でも、お母さん一人じゃ危ないし」


「わらわは大丈夫じゃよ。そろそろ、雪夢も独り立ち刺せようかと思っていたしのぅ」

「じゃあ、お姉ちゃんと一緒に旅に出てもいいの!?」

「行ってくるがよい」

「はぁ……わかった。一緒に行くか」

「やった! じゃあじゃあ、私、準備してくるね!」


「二人ともはよう寝るんじゃぞ」


「「はーい」」


 

~次の日~


チュン チュンと小鳥の鳴く声が山から聞こえる。そしてもう一つ部屋の中から聞こえる足音……


「お姉ちゃん! 朝だよ!」

「ん……もう、朝?」

「そうだよ、お母様がご飯作って待ってるよ」

「ふぁあ……行こうか」



 ~姉妹移動中~


 ラグナ達が食堂につくと白ご飯を食べる天狐が居た。

天狐は二人に気づいたようで

「今日は遅かったのう、ラグナ」

 と言いながらご飯をおいてお茶を啜った。


「おはよう、お母様」

「お姉ちゃん! 私たちも食べようよ」

「そうだな。よし食べるか」


「「いただきます」」


 数分後……


「ご馳走様、美味しかった!」

「ご馳走様でした」

「二人はいつ出るのじゃ?」

 うーんいつ出ようか……


「お姉さまいつ出るの? 私はいつでもいいよ」

「ならそろそろ出ようか」

「わかった!」

 ん? 食堂から飛び出してどこに行ったんだ? あぁ、荷物を取りにか


「ただいま! お姉ちゃん、準備できたよ!

「私は何もないけどね。よし、行くか」

「二人とも気をつけていくのじゃぞ」

「うん!お母さんも病気にならないようにね!」

「行ってきます」


「あぁ、行ってらっしゃい」


つづく

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