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おばちゃん宝くじ当選~全部の夢を叶えてみたい~  作者: ほぼばあちゃん


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白猫とお婆さん

お墓近くの駅から電車に乗り、最寄りの駅まで帰ってきた。

商店街でも寄って帰ろうかなと駅のエスカレーターを降りて

考えていた私の足元に、一匹の白猫。

お座りして水色の目でじっと私を見上げてる。

知り合いの猫じゃない。

私はどっちかと言うと犬派である(以前は実家で雑種とビーグルを飼っていた)

なので猫に好かれる体質でもなく頭にはハテナが浮かんでいた。


白猫はお座りをやめ、ゆっくりと歩き始めた。

少し離れたその猫を見ると、何か光ってる?

私には猫の全体がじんわり光を放ってるように見えた。

駅前でそこそこいる周りの人達の中で、その猫に注目している人は居ないようだ。

あ、ベビーカーの赤ちゃんは横を通りすぎる白猫に手を振ってる。


光る白猫なんてどうにも気になる

ゆっくりと移動していく猫についていく事にした。


メインの商店街から細い道に入り、線路を左に見ながらしばらく歩いた。

コンビニの横にプレハブ作りの小さな宝くじ売場が出来ていた。

宝くじ売場横の極細い砂利道(おそらく売場の出入り口が有るんだろう)に

白猫は入っていき姿が見えなくなった。

小走りでその細い道を見たが、白猫は居ない。

行き止まりで奥には塀がありその奥は一戸建てが建っている。

ちょっとガッカリしてもと来た道に戻ろうすると、

宝くじ売場内のお婆さんと目があった。

私の母位の歳だろうか、さっきの白猫のような真っ白な髪、

ふっくらした顔はニコニコしている。


ちょいちょいと手招きしてる。まるで招き猫みたい。

手招きされるまま売場に入り、お婆さんの前に立った。

歳に似合わない凛とした声でお婆さんはひと言

「今日は一粒万倍日の大安吉日ですよ」と言った。

その声は魅力的で

「10枚下さい、あ、ジャンボ宝くじで」

と私は返事をしながら素早くお札を渡していた。





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